農業と新たな価値創造を目指す【瀬戸内ReFarming株式会社】が、香川県三豊市に設立。

プレスリリース要約

香川県三豊市に瀬戸内ReFarming株式会社が設立された背景は、地域の農地が放棄される課題があることにあります。同社は放棄地を再生し、農業を再活性化することを目指し、民間企業18社の出資によって誕生しました。地域課題に対処するため、新しい農業の在り方を提案し、半農半Xとしての人材育成とサポートを行っています。また、瀬戸内Seedというファーミングハウスを運営し、農業へのハードルを下げるためのベーシックインフラを提供しています。同社は、地域の事業者と連携し、農業のみならず地域全体の関係人口を増やし、地域の一員となることを目指しています。代表取締役の横山裕一氏は、新たな農業を推進するために、地域外の業界の方々と協力し、同社を設立しました。

瀬戸内ReFarming株式会社 設立の背景

香川県三豊市にて、新しい農業の在り方を地域で広げていく【瀬戸内ReFarming株式会社】を、地域の事業者の出資を受け設立しました。

現在、各地域の地域課題として耕作放棄地(過去に耕作されていたが、この数年間に再び耕作される事の無くなった田畑)が増えていっております。

香川県三豊市にも、約4,600haの大きな耕作面積がある中で、約2,000haが耕作放棄地になってきているという現状。

このエリアを拠点として、事業を展開していく瀬戸内ReFarming株式会社は、今まで地域の負債となってしまった耕作放棄地を地域の新しい価値へと再生させ、また農業(Farming)自体を再生していく(Regenerate)をビジョンに設立にいたりました。

■民間による新しいプロジェクトが生まれ続けるまち、三豊市

ここ香川県三豊市は人口約6万人の閑静な街で、6年前までは観光客も多くない場所でした。それが6年程前、SNS上で幻想的な写真が撮れると「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」が一躍有名になり、日本のみならず世界各国から年間約50万人の観光客が訪れるようになりました。

夕日の沈む父母ヶ浜

人口減少に高齢化、現在の行政だけではカバーできない、多くの課題がある中、教育、交通、農業などを地元企業含む民間企業が協力しあい、新たな地域の選択肢を生む方法として様々なプロジェクトが生まれています。

耕作放棄地を半農半Xという人材を増やし活用していく。

まず最初に耕作放棄地の活用にあたって、その土地に新しい情報・価値を見える化していく事が1歩目になります。

地域の負債となっている空き家を不動産事業者がリフォームをして、新しい価値を付けるように耕作放棄地を【Refarm】し、土壌の再生を行い、いくらの収益が見込めるのかを土地に合わせて、判断していきます。

また耕作放棄地を活用していくに辺り、そこには農業を行う人材が必要になります。自社での生産事業も行っていますが、同時に地域での農業人材【半農半X】の育成・サポートを行なっていきます。


「半農半x」は、いま注目されているライフスタイルの一つである。読み方は「はんのうはんエックス」であり、農業とそれ以外の別の何かである「x」を両立していこうとする考え方。


三豊市での農業への入口 地域での新しい農業との関わり方・半農半Xクラス

半農半Xとしての人材を育成し、サポートしてく中で【瀬戸内暮らしの大学】にてクラスを開講いたします。

地元企業含む18社が共同で出資し誕生した、〜地元がキャンパス・みんなが先生〜がコンセプトの市民大学「瀬戸内 暮らしの大学」

このクラスでは、地域だからできる新しい農業の在り方によって、農業収入を作りながら自身が今やっている仕事・地域の興味のある分野の仕事を両立できるライフスタイルをレクチャーしていきます。

– 家庭菜園の延長で、農業で収入を作る方法
– 農業って、いくら儲かるの?
– 半農半Xって何?
– 半農半Xを三豊市で行うとどんなライフスタイルができる?

といった幅広いレクチャーを、フィールドワークを合わせて実際に農業に取り組みながら体験していただけます。

座学はオンラインで受けていただき、フィールドワークの日のみきていただく形も可能ですので、気になる方はぜひ詳細・日程をご確認ください。

クラスの詳細はこちら

◼︎地域での新しい農業との関わり方・半農半Xクラス 〜耕作放棄地が、スモールビジネスのGATEとなる〜

農業を始めるにあたってのハードルをサポート ベーシックインフラを提供するファーミングハウス【瀬戸内Seed】

クラスやワークショップを受けていただきライフスタイルの中への農業の組み込み方の理解が深めていただく。

ただ新しい土地での生活と農業に必要なインフラコストは、農業への移住や研修の大きなハードルとなります。

つまりは、家はどこにしようか?畑はどこにしようか?車はどうしようか?といった生活に必要な部分のコストです。

瀬戸内ReFarming株式会社では、そのハードルを下げるべく【ベーシックインフラ】を提供するシェアハウスの運営を行っております。ベーシックインフラとは、生活において必要な家賃・光熱費・食材などを、週10-15時間(作業別)農作業を手伝っていただく事で提供するという形。

この仕組みによって、農業を始めようとする人のハードルを下げ、挑戦し自分のライフステージや、スタイルに合わせながら農業の仕事を作っていくことができます。

半農半Xは、ライフスタイルの一つとして捉えられますが、私たちが目指す在り方はもライフスタイルと共にスモールビジネスとしてしっかりと農業収入を作っていく事が重要だと考えております。

耕作放棄地が目の前に広がるファーミングハウス【瀬戸内Seed】
瀬戸内Seed 運用イメージ

瀬戸内ReFarming株式会社が地域で実現しようとする農業の在り方

耕作放棄地という課題への再生アプローチから、そこに半農半Xとしての人材を増やす仕組み作りを地域の事業者と共に行い、農業関係人口を増やしていく、またそれが農業のみならず、地域の関係人口となり、まちの一員へとなれる形を描いています。

代表プロフィール

瀬戸内ReFarming株式会社
代表取締役 横山裕一

1998年生まれ、岐阜県各務原市出身。珈琲業界に携わる中で農業に興味を持ち、徳島県にて就農後に香川県三豊市で農業を行い、2023年11月に瀬戸内ReFarming 株式会社を設立。

◾︎代表就任経緯

徳島県阿波市にある「阿波ツクヨミファーム」にて農業研修を行い、徳島県で自然栽培から有機農法・慣行農法の様々な分野で農業に取り組む。瀬戸内ReFarmingを発足するにあたり農家だけでは、地域が抱えている農業の課題に取り掛かれませんでした。

三豊市での発足にあたって、地域のショッピングストア、不動産事業者、映像制作会社という農業外の業界の方と共に、このプロジェクトに取り掛かれるという事がこれからの地域においての新しい農業を行なっていく上で大きなポイントでした。

◾︎会社概要

香川県三豊市仁尾町仁尾己1033番地1

[email protected]

設立日 2023月11日

資本金 100万円

◾︎瀬戸内ReFarming 株式会社 出資・構成メンバー 一覧 ※50音順

■株式会社イマガワ(本社・香川県三豊市仁尾町)
スーパーマーケット
■株式会社umari(本社・香川県三豊市仁尾町)
プロデュース業

■株式会社八百万(本社・香川県三豊市詫間町)

不動産業
■合同会社Fizm(本社・香川県三豊市仁尾町)
撮影・編集業

引用元:PR TIMES

関連記事一覧