ベトナムのチン首相と山梨県の長崎知事が東京で会談

プレスリリース要約

日越会談では、グリーン水素製造システム、外国人対象の相談・サポート、県産ブドウの輸出などを議題に、チン首相は温暖化対策や技術者の交流を提案。長崎知事はベトナムとの姉妹友好県省締結を強調し、将来を見据えた交流を進める考えを示した。会談には両国政府の要人や山梨県関係者が参加した。

○会談参加者  後段のリストのとおり

○会談テーマ

 ①甲府市・米倉山で進めるグリーン水素製造システム(P2Gシステム)

 ②外国人対象の相談・サポート活動などベトナムの人材の受入環境づくり

 ③「シャインマスカット」など高品質の県産ブドウの輸出

○チン首相コメント

 ①COP(国連気候変動枠組条約締約国会議)28でも議論されているとおり、温暖化対策は避けては通れない。グリーン水素製造技術は大変興味がある。クアンビン省との協議を進めているとのことだが、今後の進展に期待したい。国としても技術者の交流を進めていきたい。ハノイ市およびダナン市の工科大学の学生の長期研修を提案したい。

 ②ベトナム人が地域のコミュニティに馴染むよう施策を展開していることに感謝。暖かく迎え入れていただきたい。

 ③日本からのブドウ輸入とベトナムのザボンの輸出について政府間で協議を進めており、それを加速させたい。実現は近いと思っている。

 本年は日越外交関係樹立50周年を迎えたが、今後交流は地方間交流が重要になると考えている。クアンビン省との姉妹締結に感謝。クアンビン省との交流の拡大・深化に期待したい。

〇長崎知事のコメント

 日越外交関係樹立50周年という節目の年に、ファム・ミン・チン首相閣下をはじめ、ベトナム政府の皆様と直接面談できることを誠に嬉しく思う。  

 本県では、本年9月にベトナムのクアンビン省と姉妹友好県省を締結し、現在は、将来を見据え、「再生可能エネルギー」と「人材」の観点から、ウィンウィンの関係を構築すべく歩みを進めているが、本日の面談を踏まえ、ベトナム全土、幅広い地域との交流にも力を入れていく。

〇山梨県とベトナムの交流の経緯(年表) 

<※> 会談参加者 7名

【ベトナム政府】

・ファム・ミン・チン(PHAM MINH CHINH)政府首相

・ダオ・ゴック・ズン(DAO NGOC DUNG)労働大臣

・グエン・チー・ズン(NGUYEN CHI DUNG)計画投資大臣

・ファム・クアン・ヒエウ(PHAM QUANG HIEU)駐日ベトナム大使

・ドー・フン・ビエット(DO HUNG VIET)外務副大臣

・グエン・スアン・タイン(NGUYEN XUAN THANH)政府官房副長官

・チャン・クオック・バン(TRAN QUOC VAN)

・フン・イエン(HUNG YEN)省人民委員会委員長

【山梨県】 7名

・長崎 幸太郎 知事

・村松 稔 公営企業管理者

・中澤 一郎 知事政策局理事

・古澤 善彦 男女共同参画・共生社会推進統括官

・大久保 雅直 農政部長 

・羽田 勝也 国際戦略グループ国際戦略監

・ファン チ 国際交流員

<※>参考資料

山梨インデプス https://yamanashi.media/?p=2230 

引用元:PR TIMES

関連記事一覧