環境大臣賞を受賞した「鈴の宿 登府屋旅館」、SDGsの取組内容を動画で公開!

プレスリリース要約

山形県米沢市の鈴の宿登府屋旅館が環境省主催の第11回グッドライフアワードで環境大臣賞優秀賞を受賞。同宿では、石油不使用の温泉熱を利用した取り組みや規格外作物の有効活用、地域連携による温泉玉子製造など独自の取り組みを行っており、その成果を動画化し公開予定。また、米沢市政策企画課主催の米沢SDGsアカデミーに参画してSDGsプロジェクトを広く発信している。

 

▼鈴の宿 登府屋旅館からのメッセージ

山形県米沢市の「鈴の宿 登府屋旅館」は、環境省が主催する第11回グッドライフアワードにて、環境大臣賞 優秀賞を受賞しました。

本アワードは、環境と社会によい活動を応援するプロジェクトで、社会をよくするSDGsを体現する取組を「環境大臣賞」として幅広く表彰しています。

2023年12月2日、東京都渋谷区のスクランブルホールで受賞プレゼンテーションと表彰式が行われ、「鈴の宿 登府屋旅館」には環境大臣賞の賞状と盾が贈呈されました。

なお、環境大臣賞には最優秀賞、優秀賞、各種部門賞があり、優秀賞は全体の中で2番目にあたります。

鈴の宿 登府屋旅館では取組内容を動画化し、順次公開していきます。

第1作目は、「石油ゼロ!温泉熱で冷暖房と給湯」です。

以下、ご覧ください。

https://www.youtube.com/shorts/gqd2MCkfmxE

▼鈴の宿 登府屋旅館の取り組み

1.脱石油!温泉熱で冷暖房と給湯

以前は、ボイラーで灯油を燃やし、水道水を加温してシャワー用のお湯を作っていた。一方、大浴場では源泉100%掛け流しで24時間、温泉があふれていた。
熱を作りながら、熱を捨てているのは、もったいない。
2010年にあふれるお湯(排湯)を熱源にするヒートポンプを導入し、冷暖房と給湯を行い、石油の使用がゼロになった。
導入前の石油の使用量が年間29トン。二酸化炭素に換算すると53トン。
それが、どちらもゼロになり、環境負荷を大きく減らした。
また、当時の灯油価格が、65円/ℓ。今では50円以上値上がりしており、温泉熱活用は経費的に最適の設備投資となった。

2.新活用!規格外作物でウィスキング

ウィスキングとは、木の枝を使ってサウナ内で行うリラクゼーション。登府屋旅館では、寒河江産のユーカリを使っている。生花用のユーカリは80センチ以上の長さがないと商品として売れないが、ウィスキングで必要なのは60センチの短いユーカリ。これまでは収穫されなかった長さのユーカリに新たな活用法を作った。

3.チーム紅花!温泉熱で地域内連携

米沢は、織物の産地であり、紅花染に使われる紅花の畑も広がる。山田鶏卵の紅花玉子は、紅花を混ぜたエサで育てられた鶏が産んだ卵。通常より赤みがかった黄身は栄養価も高い。登府屋旅館では、この卵を使って温泉玉子を作っている。紅花がつなぐ地域内連携。
ちなみに、売られている温泉玉子のほとんどは温泉ではなく赤外線で作られており、本物の温泉で作る温泉玉子は実は貴重である。

4.バリアフリー!車いすでもサウナ

車いすでもラクラクの宿としてバリアフリー化に取り組んできたが、サウナだけは、バリアフリーが難しかった。新たにできたスチームサウナは設定温度が50℃と低いため、パイプが熱くならず、車いすに座ったままでも利用できる。
そのほか、登府屋旅館では、車いすでもラクラクの宿として、様々なバリアフリーの工夫をしている。

5.省エネ!温泉熱で床暖房サウナ

2023年4月にオープンしたサウナは、サウナ室の床下に温泉のパイプが流れており、24時間、床暖房になっている。電源を切っても室内は50℃を保つため、設定温度である80℃までの30℃分の電気のみで使用できる。
また、一般的には電気を使って冷やす水風呂の代わりに、低温の源泉を用いるなど温泉をサウナでフル活用している。

 

 
▼本プレスリリースについて

本プレスリリースは、米沢市政策企画課が主催した米沢SDGsアカデミー(SDGs研修)に参画された企業・団体が実践するSDGsプロジェクトに着目し、その取組を広く発信するために米沢市政策企画課のイニシアチブで推進しています。

 

 

 

▼お問い合わせ

【受賞や取組に関するお問い合わせ】

鈴の宿 登府屋旅館

山形県米沢市小野川町2493

電話:0238-32-2611(担当:遠藤)

WEB:https://tofuya.jp/

【プレスリリースに関するお問い合わせ】

米沢市企画調整部政策企画課

メール:[email protected]

電話:0238-22-5111(内線2702)

FAX:0238-22-0498

引用元:PR TIMES

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