農園主はヘッドハンティング!?「農家の跡取りが”農学部”ではなく”経営学部”で学ぶ国イタリア」仕込みのオリーブ栽培を通して、日本の農業作業者を経営者へチェンジ!
プレスリリース要約
▲仲間の農家の皆さんと
株式会社地域をつなぐは「人・文化・場所をつなぐことで地域は好転する。そのための活動をしたい。」という想いをもとに、日本とイタリアで耕作放棄地解消に向けたオリーブ関連事業に取り組んでいます。
具体的には、イタリアのトスカーナで自社のオリーブ農園を営み、日本人向け農業インターンシップを開催。日本では自治体等と連携してオリーブ栽培の普及に努めるほか、オリーブオイルの魅力を広めるための講演などを行っています。
- イタリアで気づいた、日本の農家との違い
実は、イタリアは特殊出生率1.25で世界ワースト14位(日本は同15位)。日本と同様、イタリアでも担い手不足により農園が荒廃するという問題が起こっています(イタリアは特殊出生率1.25で世界ワースト14位。日本は同15位)。
しかし、同じ農家でも、日本では育てた農作物を”卸す”までの一次産業がメインな一方、イタリアでは、農園の観光プランを販売したり、自社ブランドの加工品を製造・販売するなど積極的に六次化に取り組んでいます。農業経営を専門に学ぶ学校も多く、農家本人が農業をビジネスとしてとらえて活動の幅を広げているのです。
人手不足という状況は共通でも、日本とイタリアの農家では活動の幅や収益が大きく違う・・・「農作業者」ではなく、イタリアのような「農業経営者」を日本にも増やしたい。そんな想いから、イタリアの有志に協力してもらって、自社農園をフィールドワークの場としたインターンシップを始めました。
- 進化を続ける、農業人材育成のインターンシップ
リアルなイタリア式の農業経営を学ぶインターンシップでは、自社農園でのフィールドワークに留まらず、実践的に学べるさまざまなプログラムを用意しています。
今では、活動に賛同してくれるイタリアの方々の協力を受けて、服飾や建築、観光といった幅広い分野で、生産・製造・販売・商品開発・PRまで多岐に渡る内容を学ぶことができるようになりました。
- 育てる・卸すだけでなく、ビジネスとして活動を広げる。
日本では地方自治体と連携してオリーブの栽培や六次化を進めたり、オリーブオイルの特徴や使い方を伝える講演など、オリーブに関連する様々な活動をしています。
今年度は、自社農園のオリーブを100%使ったD2Cブランドを立ち上げ、日本の家庭へも本場のオリーブオイルを届ける活動を始めました。食品ロスを生まない受注生産方式や、シンプルな梱包、リサイクル素材の多い瓶の採用など、できる限り環境に配慮した工夫も取り入れました。
- 1,718自治体に農業経営者を!
(福井県での栽培指導の様子)
インターンシップは、第4期まで続いたのちコロナ禍で中断していましたが、2024年に再開し、第5期は募集後すぐに満員となり、第6期の開催が決定するなど、ニーズの高さを改めて実感しています。今後も、イタリアのオリーブ農家のような農業経営者を日本に増やすための場として続けていき、1,718自治体に1人ずつ、農業経営者がいる状態を目指します。
また、2023年に立ち上げたD2Cブランドの「OliOlive」は、まだ世間に知られいませんが、「美味しく栄養たっぷりでSDGsなオリーブオイル」として広く知っていただけるよう取り組んでいきます。
弊社は、日伊でオリーブ栽培による耕作放棄地解消に取り組むオンリーワン企業として、イタリアでの経験やノウハウを活かしながら、より一層地域の豊かなまちづくりに貢献していく所存です。
<関連情報>
■株式会社地域をつなぐ
私たちは場所をつなぐことで社会の発展に貢献し、文化をつなぐことで歴史や誇りを伝え、人をつなぐことで、喜びを得、そして地域をつなぐことで、企業として新たな価値の創造を目指します。
・会社ホームページ https://www.chiiki-tsunagu.com/business/internship/
・創業ストーリー https://prtimes.jp/story/detail/xzmzKNfd7VB
■オリーブオイルの農家直送「OliOlive」
イタリア自社農園産オリーブ100%を使用。本場ならではのピリッとした苦み・辛みを日本人向けにマイルドに独自ブレンドしたオリーブオイル。一般的なオリーブオイルと比べて栄養たっぷり(オリーブポリフェノール約3倍)。
*1カ月に1本(12本/年)のご購入でオリーブ1本の樹の維持につながります。
・オンラインサイト https://www.oliolive.jp/
「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。
引用元:PR TIMES