ものづくり産業に拍車を。作業手順最適化プラットフォーム「NakaTaku」ベータ版の事前登録開始。

プレスリリース要約

日本の製造業はGDPの約20%を占め、人手不足や技術継承、DX化が課題。技術継承調査で重要性を認識するがうまくいっている企業は少数。ベテラン従業員への属人化、負担、コミュニケーション不足、短期利益重視が課題。NakaTakuは作業手順最適化プラットフォームで、デジタル化、教育時間削減、生産性向上、AR作業手順、知識蓄積で提供価値。製造業やエネルギー業界向けに展開。AIチャットボットの搭載や機能拡張予定。2024年6月上旬を目途に登録受付中。

■ 事業背景

製造業は、日本全体のGDP(国内総生産)において2割程度を占める業種です。依然として日本国内の経済を支える中心的な産業として役割を果たしています。

しかし、日本の中核を担う製造業では近年「人手不足」、「技術継承」、「DX化」が大きな課題となっています。これまでの技術継承は、実際に仕事を見せて教えるといった方法が一般的でした。しかし、高度な技術を持つ技術者が転職する場合や、後継者不在のため技術が継承されない場合には、技術は失われてしまいます。

実際、技術継承をどの程度重要だと考えるかを尋ねた調査では、「重要」が66.4%、「やや重要」が28.4%となっているにも関わらず、技術継承が会社として「うまくいっている」と答えたのは5.2%、「ややうまくいっている」と答えたのは39.8%となっています。大多数の企業が技術継承を重要と認識しているものの、うまくいっている企業は半数弱にとどまっています。(※注1)

技術継承が十分に行われていない状況ではベテラン従業員の離職問題だけではなく、事業の継続困難、離職率の上昇、対外的な競争力の低下、生産性の低下などが大きく問題視されています。

■ 課題

企業で技術継承に問題を感じている一方で、対策が進んでいないのが実態です。

弊社によるヒアリングの結果、多くの企業において以下のような課題が判明しました。

  • ベテラン従業員への属人化

作業員ごとに品質にばらつきがあったり、ベテラン従業員しか作業できない工程があり生産率の低下が見受けられます。

  • ベテラン従業員への負担

ベテラン従業員にとって、本来の業務と並行して技術継承を担うことは大きな負担となります。したがって、業務をベテラン従業員に依存してしまっている状況では技術継承、生産性の向上は期待できません。

  • 従業員のコミュニケーション不足

ベテラン従業員と若手従業員は世代や年代の違いから、業務におけるコミュニケーションが不足しがちです。従来の「ノウハウは経験を積んでから身につけるもの/人を見て吸収するもの」と考える傾向がある一方で、若手従業員は「ノウハウは会社やベテラン従業員から教えてもらうもの」と考える傾向があります。

  • 短期的/直接的な利益の重視

技術継承を含む長期的な人材育成より、短期的でダイレクトに業績を改善するための施策を重視する企業もあります。対外的な信用や財務面で考えると、短期的な業績は確かに重要です。しかしベテラン従業員の高齢化が進んでいる以上、技術継承を後回しにすることは長期的なリスクを増加させることに他なりません。

■ サービス概要

「NakaTaku」は、ものづくり産業における作業手順の最適化を行うプラットフォームです。

従来の教育は対面での1対1構造、紙ベースのマニュアルを用いて行われていましたが、「NakaTaku」ではプラットフォーム上に知識を蓄積し、教育に割く時間の削減を実現いたします。また作業工程を動画で撮影し自動でAR化することにより標準作業手順(SOP)を革新いたします。

「NakaTaku」は自己指導型教育フォーマットであるため、手順の各ステップで一時停止し、参考写真、チュートリアルビデオ、指示書など、好みのマニュアルを通して手順を理解することも可能です。

■ 提供価値

  • 紙ベースからデジタルへ

紙のバインダーや付箋、説明書などを一新し工場内での作業手順の最適化を実現いたします。

  • 教育時間の削減

精度の高い作業手順をいつでも・どこでも閲覧可能なため、対面での教育時間の削減を実現いたします。

  • 作業員の生産性向上

自立学習形式を利用し、指示のステップで一時停止したり、各自の好みに合わせた手順を通じて内容を理解することが可能です。また電子作業手順書は常に手元にあるため、ミスを最小限に抑え、生産性を高めることができます。

  • ARでの作業手順を作成

ARを用いて現実世界に作業手順を表示することで、紙の手順書よりも理解しやすい作業手順が作成されます。

  • 社内で知識が蓄積されていく

一度作成した電子作業手順書はプラットフォーム上に保管されるため社内の知識が蓄積されていきます。

■ 対応業界

「NakaTaku」は製造業だけに関わらずエネルギー業界など様々な業界での課題を解決いたします。

■ 搭載機能

・デジタル作業手順作成

・AR作業手順作成

・デジタル作業手順書へのPDF、動画、画像の添付

・自動翻訳(現在は英語のみ)

・メンテナンス通知及び管理

・タスク管理

■ 今後の展開

・AIチャットボットの搭載

その他お客様のニーズに合わせ、搭載機能を増やしていく予定です。

■ 基本情報

「NakaTaku」事前登録について

以下のURLから事前登録を行なっていただけます。2024年6月上旬を目途に、ご登録いただいた企業様に順次ご案内いたします。

https://www.nakataku-inc.co.jp/

技術継承・作業手順のDX化に課題を感じている企業様はぜひご登録ください。また、本サービスに限らず、人材不足・技術継承に漠然とした不安のある企業様からのカジュアルなご相談も事前登録フォームより受け付けております。

NakaTaku株式会社について

・社名:NakaTaku株式会社

・所在地:東京都港区六本木4-2-45 高會堂ビル 2階

・代表者名:代表取締役 中川原 拓実

・事業内容:作業手順最適化プラットフォーム「NakaTaku」の企画・開発・運営

・設立:2024年1月15日

・企業URL:https://www.nakataku-inc.co.jp/

本リリースに関するお問合せ先

NakaTaku株式会社 中川原宛

E-mail:[email protected]

注1:独立行政法人労働政策研究・研修機構より引用。

引用元:PR TIMES

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