経済的困難を抱える高校生に企業のリユースPCを届ける「PC寄贈プロジェクト」寄贈PC台数が1000台を突破
プレスリリース要約
(※) Pass the Baton とは(https://passthebaton.clack.ne.jp/)
経済的事情によりPCを買うことが出来ない高校生に対し、彼らがプログラミング学習を行うことができるよう、企業から無償で譲り受けた「使用済みPC」に、情報漏えいを防ぐデータ消去を実施し、クリーニングやOSの再インストールを行った上で「リユースPC」として届けるプロジェクト
様々な企業から寄贈されたPCは、Pass the Batonパートナー企業である当社により、データ消去および再セットアップを行った後に、経済的困難を抱える高校生に届けられています。2021年の本プロジェクト開始以来、多くの企業のご協力を得て、この取り組みを進めてまいりました。
これまでに、株式会社グッドパッチ、BHPジャパン、サイボウズ株式会社、古河エレコム株式会社、
ジョーンズ ラング ラサール株式会社、セガサミーホールディングス株式会社、株式会社村田製作所など、計24社から寄贈をいただきました。(敬称略)
寄贈されたPCは、CLACKが運営する無料プログラミング・キャリア支援教室「Tech Runway」にて、経済的困難を抱える高校生に支給されます。
【Tech Runwayとは】
Tech Runwayは、経済的・社会的困難を抱える高校生を対象に、プログラミング学習とキャリア支援を完全無料で提供する教室です。PCを無償で提供するだけでなく、交通費の支給や授業料・教材費も無料とし、経済的な理由で学びを諦めることがないよう支援しています。
IT人材の不足が社会的に問題視されている中、プログラミング学習は、職業選択の幅を広げるだけでなく、問題解決力や自己肯定感を向上させ、経済的・精神的な自立へ導きます。
また、IT企業のオフィスを訪問する職場見学や、多様な分野で活躍する講師を招いたワークショップを通して、キャリア設計やお金に関する学びの機会も提供しています。
Tech Runwayは、大阪市、堺市、東京都五反田、愛媛県松山市の4拠点で運営しており、これまでに351名の生徒が参加しました。
【CLACKの今後の展開】
Tech Runwayには毎年約150人が参加しており、今後はより多くの困難を抱える高校生に支援を提供するため、他地域での展開も予定しています。支援対象者の増加に伴い、必要なPC台数も増えていくことから、Pass the Batonの取り組みを拡大してまいります。
また、Pass the Batonに賛同していただいた企業は、CSRやSDGs等に積極的に取り組んでいることが多く、PCの寄贈をきっかけに社内勉強会の実施やインターンシップの受け入れ等、さまざまな形での関わりが生まれています。こうしたNPO×企業の取り組みの強化も図ってまいります。
両社は今後とも「Pass the Baton」を通じて、より多くの高校生達の支援をしていくとともに、寄贈元企業の SDGs の推進に貢献してまいります。
【CLACK理事長 平井大輝氏より】
これまで多くの企業様よりPCをご寄贈いただいたこと、あらためて御礼申し上げます。
プロジェクト開始から僅か2年半で1000台という節目を迎えたこと、驚きや感謝とともに、バトンを託していただいた側として身が引き締まる思いです。
1台1台が子どもの人生を変えるきっかけとなることを思うと、1000台というのは単なる台数の数字ではなく、1000人の子どもに関わるという重要な意味のある数字だと思っています。
CLACKで関わる高校生は経済的事情からPCを保有できないことも多く、そうした高校生にとって、
本プロジェクトを通じて自分のPCを手にできることは非常に大きなチャンスとなります。
いただいたPCを用いてCLACKでプログラミングを学び、自分の将来を切り拓いていく機会になることを願っています。
【当社代表取締役社長 上田 雄太より】
この度、寄贈PCが1000台を突破したことを受けまして、本プロジェクトに賛同してくださった多くの企業様に、心から感謝申し上げます。
1000台という数字は1つの通過点に過ぎませんが、今後もプロジェクトの目的に向かって、一歩一歩進んでいきたいと考えています。
本プロジェクトを通じて、貧困の連鎖を断ち切り、自立を支援する取り組みが社会に広がっていくことを大変嬉しく思います。
経済的困難に直面している子どもたちがこの制度を通してチャンスを掴み、新たな未来を切り開いていくことを切に願っています。
【CLACKのその他の取り組み】
CLACKは2023年11月より、「家でも学校でもない子どもの居場所」として、地域の中高生を対象としたデジタル居場所「よどがわベース」を開所しました。
「よどがわベース」とは
「よどがわベース」は、CLACKが運営する、地域の中高生が自由に過ごせるスペースです。日本財団より助成を受け、大阪市淀川区役所との協働で実施しています。
3Dプリンター、レーザーカッター、ゲーミングPC、eスポーツ等の設備をはじめ、動画編集、Webデザイン、プログラミング、3Dモデリング等を自由に学べる環境を整えています。
漫画・ボードゲーム等も用意されており、デジタルに限らず、中高生が自由に過ごせる空間を提供しています。また、ふとしたときに身近な大人に悩みを吐き出せる空間であることも大きな特徴です。
以上
【会社概要・団体概要】
会社名:株式会社パシフィックネット
代表取締役:上田 雄太
所在地:東京都港区芝5-34-7 田町センタービル6階
設立年月:1988年7月8日
主な事業内容:ITサブスクリプション事業、ITAD事業、コミュニケーション・デバイス事業
SDGsへの取組み:IT機器のサブスク事業やITAD事業による100%国内でのリユース・リサイクル等、事業内容が直接SDGsの取組みへと繋がっています。事業の推進・拡大を社会的使命と位置づけ、これからもSDGsの推進に寄り添い続けます。
サステナビリティURL:https://www.prins.co.jp/company/sustainability/sdgs/
WEBサイト:https://www.prins.co.jp/company/
団体名認定:NPO法人CLACK
理事長:平井 大輝
所在地:大阪府大阪市淀川区十三東4丁目1−5 よどがわベース2階
設立年月:2019年3月29日
活動内容:代表の平井が高校時代に、親の離婚や自営業廃業によって「金銭が理由で様々なことを諦める」「ひとり親家庭の辛い悩みを相談できる人がいない」という経験をしており、「自分と同じような境遇の子どもに対しできることはないか」という想いでたどりついたのが「経済的・環境的な困難を抱える高校生への無料のプログラミング学習支援」でした。CLACK は、自信とスキルを得てもらうための「プログラミング学習支援」、人生のロールモデルに出会い自分の進みたい道を模索するきっかけを作る「キャリア教育」を通して、高校生が自分の人生を自分で切り拓いていくために伴走しています。
主な受賞歴:2021年 シチズン・オブ・ザ・イヤー、2023年 「FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2023 日本発 世界を変える30歳未満」
WEBサイト:https://clack.ne.jp/
Pass the Baton:https://passthebaton.clack.ne.jp/
引用元:PR TIMES