KIIが3Dプリンタによる建築用樹脂製コンクリート型枠を製造するDigitalArchiに出資

プレスリリース要約

慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)は、慶應義塾大学発のスタートアップであるDigitalArchiにJ-KISS型新株予約権による出資を行いました。DigitalArchiは、再生プラスチックを活用した大型3Dプリンタを使用し、建築用樹脂製コンクリート型枠や内外装パネルなどの建材を低コストで製造する新工法を開発しています。この資金調達により、生産力を強化し、建設現場での実証実験を加速させる計画です。KIIは、慶應義塾大学と連携した新しいインキュベーションプログラム「Keio Startup Incubation Program(KSIP)」の採択案件であり、社会的インパクトの創出を目指しています。また、KIIは大学発技術系ベンチャー企業の育成やベンチャーキャピタルファンドの運営を行う会社であり、2023年10月にはインパクトファンドを設立し、社会的・環境的インパクトの創出を目指しています。
慶應イノベーション・イニシアティブ(本社:東京都港区、代表取締役社長 山岸広太郎、以下 KII)は、弊社が運営するファンドより、慶應義塾大学発スタートアップである株式会社DigitalArchi(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役社長 松岡 康友、以下 DigitalArchi)に対してJ-KISS型新株予約権による出資をいたしました。

◆建築における労働生産性の向上と資源循環を促進、社会経済システムの変革や地球環境保護に貢献

DigitalArchiは、再生プラスチックを用いた独自の大型3Dプリンタを活用することで、コンクリート型枠を超える機能を持つ建築用樹脂製コンクリート型枠や、内外装パネルなどの超多機能モジュール建材を低コストで製造し、デジタル技術で現場作業を効率化する新工法を開発しています。

今回の資金調達により、拠点開設や大型3Dプリンタの増設を通じて型枠の生産力を強化し、建設現場での実証実験を加速させます。建築における労働力不足、高齢化、廃棄プラスチック問題といった深刻な社会課題に対し、デジタル技術による革新と資源の循環を通じて、社会経済及び環境保護に貢献し、社会的インパクトの創出を目指します。

本件は、2023年10月より開始した慶應義塾大学とKIIが連携した新しいインキュベーションプログラム「Keio Startup Incubation Program(KSIP)」の採択案件です。

■会社概要

会社名 :株式会社DigitalArchi

所在地 :神奈川県鎌倉市

代表者 :代表取締役CEO 松岡康友

設立  :2023年6月1日

事業内容:建築用コンクリート型枠、内装部材、什器の設計、製造、販売 、廃プラスチックの回収、再生・処理、リサイクル商品の販売 など

U R L  :https://www.digital-archi.com/

◆慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)について

KIIは、2015年12月に、主に慶應義塾大学の研究成果を活用したスタートアップを支援するため創設されました。また、2020年1月からは、「その研究が、その発明が、そのイノベーションが、社会を変えるまで。」をミッションに、シード・アーリーステージからのリード投資を中心とした、デジタル・テクノロジーによる社会の革新や、医療・健康などの課題解決に取組むすべてのアカデミア発スタートアップに対して、研究の社会実装と社会課題の解決を支援してきました。

2023年10月には、大学VC初のインパクトファンド「KII3号インパクトファンド」を設立し、「すべての人が、健康で、幸福な人生を達成出来る社会(生涯現役社会)の実現」を目指すと同時に、アカデミア発スタートアップにインパクト投資を行うことにより、金銭的なリターンと並行して、ポジティブで測定可能な社会的・環境的インパクトの創出を目指します。

<KIIの概要>

商号  :株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(Keio Innovation Initiative, Inc.)

事業内容:大学発技術系ベンチャー企業の育成、ベンチャーキャピタルファンドの運営

資本金等:1億円(資本準備金5000万円を含む)

代表者 :代表取締役社長 山岸広太郎

URL  :https://www.keio-innovation.co.jp

本リリースに掲載された内容は発表日現在の情報です。

引用元:PR TIMES

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