KIIが3Dプリンタによる建築用樹脂製コンクリート型枠を製造するDigitalArchiに出資
プレスリリース要約
◆建築における労働生産性の向上と資源循環を促進、社会経済システムの変革や地球環境保護に貢献
DigitalArchiは、再生プラスチックを用いた独自の大型3Dプリンタを活用することで、コンクリート型枠を超える機能を持つ建築用樹脂製コンクリート型枠や、内外装パネルなどの超多機能モジュール建材を低コストで製造し、デジタル技術で現場作業を効率化する新工法を開発しています。
今回の資金調達により、拠点開設や大型3Dプリンタの増設を通じて型枠の生産力を強化し、建設現場での実証実験を加速させます。建築における労働力不足、高齢化、廃棄プラスチック問題といった深刻な社会課題に対し、デジタル技術による革新と資源の循環を通じて、社会経済及び環境保護に貢献し、社会的インパクトの創出を目指します。
本件は、2023年10月より開始した慶應義塾大学とKIIが連携した新しいインキュベーションプログラム「Keio Startup Incubation Program(KSIP)」の採択案件です。
■会社概要
会社名 :株式会社DigitalArchi
所在地 :神奈川県鎌倉市
代表者 :代表取締役CEO 松岡康友
設立 :2023年6月1日
事業内容:建築用コンクリート型枠、内装部材、什器の設計、製造、販売 、廃プラスチックの回収、再生・処理、リサイクル商品の販売 など
U R L :https://www.digital-archi.com/
◆慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)について
KIIは、2015年12月に、主に慶應義塾大学の研究成果を活用したスタートアップを支援するため創設されました。また、2020年1月からは、「その研究が、その発明が、そのイノベーションが、社会を変えるまで。」をミッションに、シード・アーリーステージからのリード投資を中心とした、デジタル・テクノロジーによる社会の革新や、医療・健康などの課題解決に取組むすべてのアカデミア発スタートアップに対して、研究の社会実装と社会課題の解決を支援してきました。
2023年10月には、大学VC初のインパクトファンド「KII3号インパクトファンド」を設立し、「すべての人が、健康で、幸福な人生を達成出来る社会(生涯現役社会)の実現」を目指すと同時に、アカデミア発スタートアップにインパクト投資を行うことにより、金銭的なリターンと並行して、ポジティブで測定可能な社会的・環境的インパクトの創出を目指します。
<KIIの概要>
商号 :株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(Keio Innovation Initiative, Inc.)
事業内容:大学発技術系ベンチャー企業の育成、ベンチャーキャピタルファンドの運営
資本金等:1億円(資本準備金5000万円を含む)
代表者 :代表取締役社長 山岸広太郎
URL :https://www.keio-innovation.co.jp
本リリースに掲載された内容は発表日現在の情報です。
引用元:PR TIMES