AIを活用した手荷物管理高度化のための実証実験を開始

プレスリリース要約

成田国際空港株式会社は、AIによる画像解析技術を有するAutomagi株式会社と手荷物管理高度化の実証実験を開始。手荷物のバーコード読み取り不具合や紛失を防ぐため、第3ターミナルで手荷物画像での特定実証実験を開始。成田空港はオープンイノベーションを通じて最新技術を導入し、サービス向上を目指す。また、成田空港はオープンイノベーションプラットフォームAUBAを通じて、従業員の生産性向上を目指したプログラム『Narita Airport OPEN INNOVATION PROGRAM 2023』を開催。そして、Automagi株式会社は、AIやDXのソリューションの開発・提供を行う会社で、通信キャリア向けの大規模ユーザシステムや人工知能技術を活用したサービスを提供している。
 成田国際空港株式会社は、AIによる画像解析技術を有するAutomagi株式会社と、手荷物管理高度化のための実証実験を開始します。

 お客様からお預かりした手荷物は、バーコード情報の読み取りを通じて航空機への搭載が行なわれますが、読み取り不具合が発生した場合、人力での読み取り作業が必要となります。また、世界ではお客様の手荷物が誤った航空機に搭載されたり、紛失してしまう事例※があります。

 今回の実証実験では、手荷物の仕分けに要する業務負荷の低減と、手荷物の紛失・遅延に対する抑止力強化を目的として、手荷物画像で手荷物を特定する実証実験を第3ターミナルで開始します。(詳細のイメージは下図をご参照ください)

 成田空港は、今後も多くのお客様が行き交う拠点として、オープンイノベーションの仕組みを積極的に活用して最新の技術を導入し、サービスの向上を図ってまいります。

※「SITA Baggage IT Insights 2023」によると、2022年には、手荷物がお客様に正しく届かない事例(紛

    失、遅延等)が合計で約2600万個(手荷物1,000個あたり7.6個)発生していると報告されております。

 https://www.sita.aero/resources/surveys-reports/baggage-it-insights-2023/

  • 成田空港におけるオープンイノベーションの取り組みについて

 生産年齢人口の減少や女性が活躍できる職場環境整備など、社会課題が問われる中、成田空港では様々な職種の従業員が活躍しております。

 空港の業務に新たな技術やアイデアを取り入れ、生産性を向上する事で、働く従業員の健康増進を図り、さらにアクティブに活躍できる体制の創造を目指すために、 2023年6月にオープンイノベーションプラットフォームAUBAにて『Narita Airport OPEN INNOVATION PROGRAM 2023』※を開催いたしました。その中のテーマの一つとして従業員の生産性向上を目指した事業について募集を行いました。本実証実験はその採択事業の第1号案件として、企業の様々な課題を解決するためのAIを開発・提供するAutomagi株式会社と共に実証実験を進めてまいります。

https://eiicon.net/about/narita-airport2023/

  (注) 現在募集は終了しております。

 Automagi株式会社は、通信キャリア向けの大規模ユーザシステムや、人工知能技術を活用した電力企業・通信インフラ企業・物流企業・製造企業などへのサービスの提供などを担当し実績としています。これら自社開発ノウハウを活かし、AI(人工知能)やDXのソリューションの開発・提供をしています。

会      社      名:Automagi 株式会社

設       立:2010年6月4日

本               社:〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-10-01 日土地西新宿ビル7階

代表取締役社長:野呂 堅太郎

従  業  員  数:64名

事  業  内  容:・人工知能/データ解析分野でのソリューション提供/システム開発

             ・通信キャリア/大企業向けの大規模/高信頼性システムの開発・運用

               ・企業の新規事業/サービスの開発支援コンサルティングサービス

             ・IoT/位置情報関連サービスのソリューション提供/システム開発

引用元:PR TIMES

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