JWLI創設者・会長の厚子・東光・フィッシュが、自民党の麻生太郎副総裁に、女性軽視発言に対する陳謝要求書を提出

プレスリリース要約

フィッシュファミリー財団は、2003年にJapanese Women’s Leadership Initiativeを立ち上げ、女性リーダーの育成や表彰を行ってきました。JWLIは日本における社会起業家精神とイノベーション・プログラムの先駆的存在であり、女性と女性主導の社会変革に焦点を当てた唯一のプログラムです。創設者である厚子・東光・フィッシュは、2018年に天皇陛下より旭日小綬章を授与されました。今回、フィッシュは麻生太郎副総裁の女性軽視発言に対し、陳謝要求書を提出しました。発言の内容は、外相に対する女性蔑視であり、麻生氏には陳謝し、今後このような女性蔑視発言を一切行わないことを要求しています。

フィッシュファミリー財団(本部: 米国ボストン、創設者:厚子・東光・フィッシュ、ラリー・フィッシュ)は、2003年にJapanese Women’s Leadership Initiativeを立ち上げ、主にソーシャルセクターで活躍する女性リーダーの育成や表彰を行ってきました。JWLI Fellowship、Champion of Change Japan Award (チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞)、JWLI Bootcamp、JWLI Scholarshipの4つのプログラムを有し、日本における社会起業家精神とイノベーション・プログラムの先駆的存在であり、女性と女性主導の社会変革に焦点を当てた唯一のプログラムです。

 

ボストンと日本各地でのプログラムに参加した修了生の中にはダボス会議参加者、著名なジャーナリスト、TED Talksプレゼンター、非営利団体や社会的企業のリーダーなどが含まれます。このエコシステムは日本国内だけでなく、1960年米国議会により創設されたイースト・ウェスト・センター(ハワイ州)や、33か国600名以上のメンバーからなるネットワークであるAsian Venture Philanthropy Network (AVPN)とパートナーシップを結び、日本の女性リーダーが世界へ発信する機会を提供しています。JWLIの創設者であり会長である厚子・東光・フィッシュは、特にソーシャルセクターにおける女性のエンパワーメントを奨励する取り組みが評価され、2018年に天皇陛下より旭日小綬章を授与されました。

 

フィッシュは、この度の麻生太郎副総裁の女性軽視発言を受け、下記の陳謝要求書を自民党のウェブサイト、及び麻生氏の事務所宛てに提出しました。

 

 

麻生副総裁の女性軽視発言に対する陳謝要求書

2024年2月2日

 

自民党の麻生太郎副総裁による、2024年1月28日開催の福岡県での講演において、上川陽子外相に対する女性蔑視の発言がありました。陳謝、及び今後このような女性蔑視発言を一切行わないと公約することを要求します。

 

28日の講演中、麻生氏は上川陽子外相を、外務大臣と呼ばず「おばさん」と言う女性に対する最も失礼な、年齢を示唆する蔑視 (gender discrimination) な呼び方をした上で、活動は評価をしたものの、女性の容姿を指摘する「そんなに美しい方とは言わない」という不適切な言及を付け加ました。

その上,講演中に上川外相の名前を数回間違えるのみならず,上川外相は女性で3人目の外務大臣であるにもかかわらず,上川外相が日本初の女性外務大臣だと記録を間違える発言もありました。これらは副総裁の発言としては恥ずべきことです。自由平等であるべき政治家が、女性蔑視と不適当な発言を公衆の面前でしたことに対し、日本社会の女性の地位を恥ずかしめたことは大変遺憾です。

2月2日に麻生氏は発言を撤回したとのことですが、麻生氏には事態を深刻に受け止め、上川外相及び、日本の女性に対して、陳謝、及び今後このような女性蔑視発言を一切行わないと公約することを要求します。

厚子東光フィッシュ

JWLI創設者・会長

 

賛同者名:


八幡 真弓

片桐 葉子

原 繭子

品川 優

財津 三千代

吉岡 マコ

八木 純子

長尾 晴香

増田 裕子

森川 美希

谷岡 理香

鳴滝 美咲

牧原 ゆりえ

杉山 絵理

伊藤 枝里子

橘 ジュン

菊川 あずさ

野口 登志子

田中 志保

村木 真紀

土肥 いつき

河田 淳鼓

野間 麻子

大嶋 栄子

片山 由紀

門間 尚子

安藤 真由美

大橋 知子

矢上 清乃

石山 亜紀子

藤原 久美子

光畑 由佳

吉井 亜矢

正治 真紀

桂木 さちこ

東上 菜々子

櫻井 啓子

大和 陽子

加藤 美奈子

赤松 梨江子

小杉 真澄

崎村 奏子

津田 順子

沢登 理永

西川 有理子

澤目 梢

上池 亜也加

 

 

 

February 2, 2024

 

Liberal Democratic Party Vice President Taro Aso’s recent remarks, delivered during a speech in Fukuoka Prefecture on January 28, 2024, were an offensive display of sexism and gender insensitivity, directed at Foreign Minister Yoko Kamikawa. I demand he apologize and commit to refraining from making any further derogatory sentiments directed at women.

 

During his speech, Mr. Aso addressed Ms. Kamikawa as “obasan” which translates as old lady with a negative connotation, rather than by her official title, exhibiting ageist and sexist undertones. While praising her skills and performance, his commentary on her physical appearance, “I wouldn’t say she is that beautiful,” was inappropriate and unwarranted.

 

Additionally, Mr. Aso’s speech contained factual inaccuracies. He not only misspoke Ms. Kamikawa’s name a few times, but also misstated on the record that she was Japan’s first female Foreign Minister, even though she was the third. It is disconcerting that an individual of such significance, who should symbolize freedom and equality in society, made these remarks instead. They undermine the advancement of women within Japanese society.

 

Although Mr. Aso has since retracted his remarks on February 2, he must earnestly address this issue. I demand he apologize to Foreign Minister Kamikawa and women of Japan, while pledging never to make and disseminate such derogatory remarks about women ever again.

 

Atsuko Toko Fish

Chair and founder

Japanese Women’s Leadership Initiative

https://jwli.org/

引用元:PR TIMES

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