北海道十勝・公立芽室病院に、リアルタイム遠隔医療システム「Doctor Cart」と「Teladoc HEALTH Viewpoint」を道内初導入

プレスリリース要約

北海道の公立芽室病院が、リアルタイム遠隔医療システム「Doctor Cart」「Teladoc HEALTH Viewpoint」を導入し、地域医療体制の改善に取り組んでいます。このシステム導入は、医師の移動負担を軽減し、訪問診療に活用されます。また、遠隔医療相談会も開催され、地域医療の持続可能な体制構築に貢献することが期待されています。また、導入に合わせて医師全員がオンライン診療の資格を取得し、高齢者医療の推進に取り組むことが明らかにされています。

※リアルタイム遠隔医療システム「Doctor Cart」「Teladoc HEALTH Viewpoint」を道内の医療機関で初めて導入する公立芽室病院(北海道河西郡芽室町)※リアルタイム遠隔医療システム「Doctor Cart」「Teladoc HEALTH Viewpoint」を道内の医療機関で初めて導入する公立芽室病院(北海道河西郡芽室町)

 芽室病院は、北海道十勝医療圏に位置し、芽室町内では唯一、救急指定病院として24時間体制での救急患者の受入対応をしています。十勝地区の医療圏は、二次医療圏、三次医療圏とも「十勝医療圏」(*3)として設定されていますが、十勝圏では、慢性的な医療人材の不足や、2024年4月から始まる「医師の働き方改革」を受けた労働時間の削減や医師への負担削減など、医療現場体制の再構築が必要とされています。また、芽室病院のある芽室町では、高齢者世帯数が年々増加しており、介護保険認定者になりやすい年齢層の人口が増加(*4)しています。実際、芽室病院が過去に高齢の患者さんに行ったアンケートでは、約7割の方が在宅での生活を望まれており(*5)、限られたリソースの中で、地域医療をどう支えていくかが課題となっています。

 このたびの芽室病院での導入は、当分の間、訪問診療にて「Teladoc HEALTH」を活用した「D to P with N」(*6)での診療を行います。訪問看護師が持ち運び可能な「Teladoc HEALTH Viewpoint」を活用することで、芽室病院の医師の移動にかかる負担が軽減され、「医師の働き方改革」に寄与します。医師は病院内から画面越しに遠隔で支援するため、訪問看護師の心理的負荷を軽減しつつ、早期の医療介入・診療実現に繋がります。また、「Doctor Cart」の救急外来への導入により、現場の総合診療科医の先生と院内の他科の先生を繋げることで、複数科の先生同士での相談しやすい環境整備が可能となり、より安定した医療体制の構築にも貢献します。

 なお、2024年2月5日(月)には、芽室病院と上美生農村環境改善センター(芽室町)を「Doctor Cart」で繋いだ「遠隔医療相談会(主催:芽室病院)」が開催されます。この遠隔医療相談会では、「Doctor Cart」を使った遠隔医療の模擬体験が行われる予定です。

 今後もウィーメックスは、リアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」の提供を通して、地域医療の持続可能な体制構築に貢献してまいります。

(*1) https://www.phchd.com/jp/bx/telehealth/services/doctorcart
(*2) https://www.phchd.com/jp/bx/telehealth/services/teladoc-health-viewpoint
(*3) https://memuro.com/wp-content/uploads/2023/04/genan.pdf
「二次医療圏」は、入院に係る医療を完結的に提供する単位として、「三次医療圏」は、高度で専門的な医療サービスを提供する地域単位として設定されています。
(*4) https://memuro.com/wp-content/uploads/2023/04/genan.pdf
(*5) https://memuro.com/medical_care/internal/
(*6) Doctor to Patient with Nurseの略。遠隔地の医師が患者さんのそばにいる看護師を介して実施するオンライン診療。

※本製品は医療製品に該当する機能は含まれていません。※本製品は医療製品に該当する機能は含まれていません。

<公立芽室病院について>
 公立芽室病院は、芽室町内で唯一の入院機能を持つとともに、救急指定病院として24時間体制で地域住民が安心して暮らすための医療体制を構築しています。現在の外来診療は、総合診療科、小児科、整形外科、眼科を中心に、出張医対応として耳鼻咽喉科、循環器内科を実施しています。また、人工透析患者についても対応を行っています。地域包括ケアの中心医療施設として、町内の高齢者施設との連携や、訪問診療、訪問看護、訪問リハビリ等の在宅患者への対応など高齢者医療の推進に力を入れております。対象となる診療圏は、芽室町全域と周辺の十勝西部地区(清水町、新得町、鹿追町)及び帯広市の西部地区などです。芽室病院では、本導入に合わせて、所属の医師全員がオンライン診療の資格を取得しております。
https://memuro.com/
□所在地 :北海道河西郡芽室町東4条3丁目5番地
□院長 :研谷 智

<ウィーメックス株式会社について>
 ウィーメックス株式会社は、グローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングス株式会社(証券コード6523 東証プライム)の日本における事業子会社です。企画・開発から販売までワンストップでサービスを提供する新体制として、2023年4月より新会社として事業を開始しました。「メディコム」ブランドの医事コンピューターや電子カルテシステムの他に、薬局経営のサポートや特定保健指導の支援、遠隔医療システムなどを提供しています。また、2023年10月に富士フイルムヘルスケアシステムズ株式会社より電子カルテ・レセプト関連事業を取得しました。国内の「医療DX」を推進するヘルスケア IT製品・サービスを通じて、患者さんへの医療サービス向上と医療従事者の業務効率化に取り組んでいます。
https://www.wemex.com/
□所在地 :東京都渋谷区渋谷3-25-18 NBF 渋谷ガーデンフロント14F
□代表者名 :代表取締役社長 大塚 孝之

<PHCホールディングス株式会社(PHCグループ)について>
 PHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)は、健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念とするグローバルヘルスケア企業です。傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス、エプレディアホールディングス、株式会社LSIメディエンス、ウィーメックス株式会社、メディフォード株式会社などを置き、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2022年度のグループ連結売上収益は3,564億円、世界125以上の国と地域のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。PHCグループはPHCホールディングス株式会社とその事業子会社の総称です。

https://www.phchd.com/jp

<本件に関するお問合せ先>
ウィーメックス株式会社 

デジタルヘルス事業部 遠隔医療ソリューション部

E-mail:[email protected]

引用元:PR TIMES

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