クオリカ、ナブテスコへ工場業務の効率化プログラムを自動生成する生産性改善システム「KOM-MICS」を導入
<KOM-MICSの特長>
■背景
ナブテスコ垂井工場では、建設機械向け油圧機器の加工・組立・検査・塗装を実施しています。工場業務においては、各種部品の加工時間短縮による生産性の改善が課題であり、各設備の稼働状況や、作業中に切削工具の刃先に加わる加工負荷の値の可視化など、細部を掘り下げて解析、生産効率改善につながるシステムの導入を検討していました。
そこでナブテスコでは、効率化プログラムを自動生成する機能を搭載し、取得したデータを元に業務改善に向けた細部の解析が可能なクオリカの「KOM-MICS」の導入を決め、現在は垂井工場の加工設備のうち、約半分の設備に導入しています。
■導入成果
1.データの可視化
目視や音、振動、経験や勘などの人の感覚だけではなく、「KOM-MICS」で収集したデータによって改善点を可視化。客観的な数値データにより現場担当者も納得感を持って積極的に改善する機運が生まれ、目標加工時間を達成できました。
2.工具寿命の見える化
工具管理では、「KOM-MICS」により交換タイミングを事前に把握できます。加工設備の突然の停止と作業者の確認の手間がなくなり、生産性が向上しました。
3.稼働状況の見える化
加工設備の異常停止時には、「KOM-MICS」に記録された稼働状況のログで原因を特定、速やかに修理を行うことが可能になりました。
■今後の展開
ナブテスコ垂井工場は、「KOM-MICS」の電力監視機能を活用し、加工時間の短縮や加工設備の稼働状況による電力消費への影響を分析することで、生産性の改善にとどまらず工場全体の省エネ化を図っていきます。
またクオリカは、生産現場のみならずサプライチェーン全体の生産性向上とカーボンニュートラルの実現を支援していきます。
本導入事例の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.qualica.co.jp/case/202309_32.html
■「KOM-MICS」について
「KOM-MICS」は、工場に設置されている工作機械などの生産設備からデータを収集し工場の現状を見える化することで、生産現場の問題点の洗い出しや改善、品質および生産性の向上を支援するシステムです。
「KOM-MICS」の詳細については、以下を参照ください。
https://www.qualica.co.jp/service/manufact/kommics/index.html
■株式会社ナブテスコについて(https://www.nabtesco.com/)
2003 年に帝人製機株式会社と株式会社ナブコの統合により誕生。独創的なモーションコントロール技術で、生産現場の自動化や陸海空の安全・安心・快適な移動を支える機械コンポーネントメーカー。
油圧機器事業では、建設機械の油圧システムに用いられる「走行ユニット」、「旋回ユニット」、「コントロールバルブ」、「ポンプ」等を提供している。過酷な環境下での使用にも対応できる耐久性と信頼性の高さが特徴であり、油圧ショベル向けの「走行ユニット」では世界シェア約25%を有する。生産拠点は岐阜県不破郡、兵庫県神戸市、中国:上海市、タイ:チョンブリ県。
クオリカ株式会社について(https://www.qualica.co.jp)
1982年、世界的建設機械メーカーのコマツから情報システム会社として独立、創業。以来、製造業、流通サービス業(外食業・小売業)の企業様を中心に、現場の課題解決に向け幅広いITサービスを提供してきました。クオリカは、これまで培ってきた技術力と業務知識で、国内外のお客様のビジネスの成長とより良い社会・環境の実現を目指します。
TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
【本サービスに関するお問い合わせ先】
クオリカ株式会社 ビジネスイノベーション事業部 ビジネスソリューション部
TEL:03-5937-0777 E-mail:[email protected]
引用元:PR TIMES