smartround、VCファンドの公正価値評価に対応。

プレスリリース要約

smartroundは、VCファンドの公正価値評価に対応した機能を紹介している。この機能は、投資先のデータを集約し、公正価値評価に適したビューで参照できる。また、複数の評価手法による評価結果を比較し、透明性を確保できる機能も備えている。さらに、マルチプルの自動計算にも対応している。この機能は、日本のベンチャーキャピタル業界における公正価値評価の導入が求められている背景に対応している。smartroundは、投資家とスタートアップの間のデータ作成・共有プラットフォームとして、効率化を図るサービスを提供している。

smartround、VCファンドの公正価値評価に対応smartround、VCファンドの公正価値評価に対応

■smartroundの公正価値評価機能のご紹介

  • 特徴1:投資先のデータを集約し、公正価値評価に適したビューで参照できる

投資先のランウェイや財務情報、ファンドの持分比率やこれまでの評価額の推移など、評価の判断において重要な投資先のデータを一目で把握できます。

「KPIやマイルストーンの達成状況」といった定性的な評価項目についても、ファンドごとに個別に項目をカスタマイズして設定でき、各評価のタイミングで入力し、評価に注意を要する場合はアラートを表示することもできます。

  • 特徴2:複数の評価手法による評価結果を比較することで、評価の透明性を確保できる

直近ファイナンスやマルチプル、純資産といった主要な評価手法につき、評価額などを自動計算したうえで横並びで比較し、投資先に最適な評価手法を選択できます。直近ファイナンスからの経過日数や財務情報の状態をもとに評価手法を推奨したり、アラートを表示して評価手法の選択に活かせます。

評価手法を選択した理由は評価コメント欄に記入でき、他のメンバーや監査法人に共有することもできます。

  • 特徴3:マルチプルの自動計算に対応

類似会社(Comps企業)の時価総額や財務データを管理し、PSRなどの倍率指標を算出できます。smartroundに格納されている投資先の財務データを参照し、投資先の企業価値および保有証券の評価額を自動計算します。

一度入力した評価の条件は次の評価タイミングでも引き継がれるため、評価業務にかかる工数が削減できます。

なお、今回のリリースにはオプションプライシング等に基づく優先株式の株価算定は含まれておりませんが、今後対応する予定です。

開発の背景

日本のベンチャーキャピタル業界における公正価値評価は、これまで必要性が叫ばれつつも、一部ファンドの導入のみに留まっておりました。

しかし、2022年11月に公表されたスタートアップ育成5カ年計画( https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/bunkakai/suikusei_dai3/siryou1.pdf )において「我が国における公正価値評価の導入を促進する」ことが明記されたことを皮切りに、2023年5月に日本公認会計士協会が公正価値評価を導入するベンチャーキャピタルファンドの監査実務に則する形で「投資事業有限責任組合における会計上及び監査上の取扱い」( https://jicpa.or.jp/specialized_field/20230524eig.html )を改定し、金融審議会においても公正価値評価の促進が議論されるなど、この1年間で日本のベンチャーキャピタル業界において公正価値評価を導入する機運が急速に高まっております。

スマートラウンドでは、多くのベンチャーキャピタルや監査法人から公正価値評価の業務について聞き取り調査をしてまいりました。その結果、投資先からの資料やデータの収集の負担の増加や、透明性を担保した形での各評価手法の評価額の算出が困難であることなど、数多くの実務上の課題があることが判明しました。

また、グローバルでは公正価値評価に対応するツールが存在するものの、日本の評価実務とはかけ離れたものであり、採用することは難しいというお声も数多くいただきました。

smartroundは、ソーシングや投資先管理、パフォーマンス分析、レポーティングなど投資家のファンド関連業務を効率化するサービスを提供しております。

特に、2022年1月にリリースした有責法・金商法に基づく投資先評価機能は数多くの投資家の皆さまにご利用いただいており、ファンド管理業務の効率化に貢献してきました。

こうしたなか、数多くの投資家から「smartroundの投資先評価機能で公正価値評価に対応してほしい」というご要望を頂いておりました。以上の背景を踏まえ、この度、smartroundの公正価値評価機能を提供することにしました。

■本件に関するお問い合わせ

・投資家向けプロフェッショナルプランのデモ依頼フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScF5hHgzg1xrf22w-bkPTpTce0H-c_I41V9m0KFmRRPKsK9yA/viewform

・smartroundについてのお問合せ
https://jp.smartround.com/corporate/contact

■smartroundとは

smartroundは、スタートアップと投資家間のやり取りを効率化するためのデータ作成・共有プラットフォームです。スタートアップ向けには株主総会、資本政策、ストックオプション管理など、投資家向けにはソーシングや投資先管理、パフォーマンス分析、レポーティングなどのファンド関連業務を効率化するサービスを提供しています。現在4,900社以上のスタートアップに利用され、投資家やアドバイザー向け有料サービスも60以上の組織に利用されています。

smartroundサービスサイト:https://jp.smartround.com

ご利用者様の声:https://jp.smartround.com/voc

■ スマートラウンドについて

「スタートアップが可能性を最大限に発揮できる世界をつくる」

会社名:株式会社スマートラウンド

所在地:東京都渋谷区道玄坂1-16-6 二葉ビル3F

設立日:2018年5月30日

代表者:砂川大

コーポレートサイト:https://jp.smartround.com/corporate

採用情報:https://jobs.smartround.com

■ 本件もしくはスマートラウンドに関する取材・お問合せ先

スマートラウンド 広報担当宛

[email protected]

引用元:PR TIMES

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