Linux Foundation「グリーンソフトウェア 実践」無料オンラインコースを開始

プレスリリース要約

2024年3月18日、Linux Foundationは、環境に配慮したソフトウェア開発に関する無料オンラインコース「グリーンソフトウェア 実践」を日本語で提供開始したことを発表しました。このコースは、環境に優しいアプリケーションの構築や保守に関する基本的な知識を提供し、ソフトウェア開発者やリーダーシップのグリーンソフトウェアの理解を深めることを目指しています。また、企業にとっては、グリーンソフトウェアの優秀な人材を雇用する際の評価方法を提供します。本コースは2時間の自己学習型のオンラインコースで、修了者にはデジタルバッジが送られます。この取り組みは、Green Software Foundationとの提携のもと行われており、NTTデータグループが日本語への翻訳を担当しています。

ソフトウェア開発に環境意識をもたらす新しいトレーニング

2024年3月18日 横浜発 ― オープンソースを通じて大規模イノベーションを推進する非営利団体 Linux Foundation ( https://www.linuxfoundation.jp/ ) は、ソフトウェア実践者が環境に優しいアプリケーションの構築・保守・実行に関する基本的な知識を学習できる無料オンラインコース「グリーンソフトウェア 実践 (LFC131-JP https://training.linuxfoundation.org/ja/training/green-software-for-practitioners-lfc131-jp/ )」を発表しました。これまで英語で提供されてきた「Green Software for Practitioners (LFC131 https://training.linuxfoundation.org/ja/training/green-software-for-practitioners-lfc131/ )」を日本語で受講できるようになりました。

今日、気候変動への対応は急務であり、省エネルギー推進への社会的責任があらゆる業界で高まる中、ソフトウェア開発においても例外ではなく、より環境に優しいグリーンソフトウェアへの関心が高まっています。しかし、ソフトウェア開発者がグリーンなアプリケーションを構築・保守・実行するためには、従来のカリキュラムではカバーできない、追加の専門的な知識を補う必要があります。さらに、共通言語や標準化された用語が十分でないことからプロセスが複雑化しています。このため、グリーンソフトウェアの開発における業界全体が連携した取り組みの進歩は遅く、扱いにくいものになっています。

また、企業として取り組む際に、グリーンソフトウェアの優秀な人材を雇用するためには、開発チームがグリーンソフトウェアの原則をしっかりと理解していることを確認する方法が必要です。加えて、ソフトウェアアプリケーションを設計・開発する際の環境に配慮した原則について、最低限かつ一貫した理解度に達しているかどうかを確認するための評価方法も必要です。

このような目的から、Linux Foundation Training and Certification ( https://training.linuxfoundation.org/ja/ ) は、Green Software Foundation ( https://greensoftware.foundation/ ) と提携し、ソフトウェア実践者やリーダーシップがグリーンソフトウェアの原則を理解するためのオンラインコース「グリーンソフトウェア 実践」を開発しました。グリーンソフトウェア 実践は、スキルレベルや経歴に関係なく、あらゆるソフトウェア実践者に、環境に優しいアプリケーションの構築・保守・実行に関する基本的な知識を提供します。ベンダーニュートラルなカリキュラムには、ソフトウェア開発の文化をよりグリーンな方向に進化させるために役立つ内容が含まれています。

本コースは、セルフペースで学習できる2時間のオンラインコースで、無料で受講できます。コースを無事に修了した人には、履歴書やソーシャル メディア プロフィールに追加できるデジタル バッジが送られます。

今回、日本語で提供が開始されたグリーンソフトウェア 実践は、株式会社NTTデータグループにより翻訳されました。同社はGreen Software Foundationが設立された2021年からステアリングメンバーとして参画する早期メンバーです。

株式会社NTTデータグループ サステナビリティ経営推進部 グリーンイノベーション推進室 室長 下垣徹氏は、次のように述べています。

「よりグリーンなソフトウェア業界の実現には関係者すべての知識の底上げが必要で、無料で受講できる本コースが日本語でも公開されたことで日本でもその歩みが加速するはずです。NTT DATAは引き続きGreen Software Foundationと共にIT業界の脱炭素に貢献していきます。」

参考資料

グリーンソフトウェアとは https://greensoftware.foundation/articles/what-is-green-software-japanese

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Media Contact

Linux Foundation 大竹 [email protected]

Linux Foundationについて

Linux Foundationは、オープンソースソフトウェア、オープンハードウェア、オープンスタンダード、オープンデータに関するコラボレーションのための世界有数の拠点です。Linux Foundationのプロジェクトは、Linux、Kubernetes、Node.js、ONAP、PyTorch、RISC-V、SPDX、OpenChainなど、世界のインフラストラクチャにとって重要なものです。Linux Foundationは、ベストプラクティスを活用し、貢献者、ユーザー、ソリューション プロバイダーのニーズに対応し、オープン コラボレーションの持続可能なモデルを構築することに重点を置いています。詳細については https://www.linuxfoundation.org/ をご覧ください。

Linux Foundationはさまざまな登録商標および商標を使用しています。 Linux Foundationの商標の一覧についてはこちらをご覧ください : https://www.linuxfoundation.jp/trademark-usage/

Linuxは、Linus Torvaldsの登録商標です。

Green Software Foundationについて

Green Software Foundation (GSF https://greensoftware.foundation/ ) は、Linux Foundation傘下の非営利団体です。グリーンソフトウェアを構築するための人材、標準、ツール、ベストプラクティスからなる信頼できるエコシステムを作り出すことを目指しています。GSFメンバーは、世界中の営利団体、非営利団体、学術機関からバランスよく構成されており、Fortune Global 500企業も数社含まれています。ファウンデーションは合意に基づいて運営されています。標準、ポリシー、オープンソース、コミュニティの4つのワーキンググループが、現在のファウンデーションで行っているプロジェクトを監督しています。

本アナウンスは、Linux Foundation Training and Certificationより同時に発表されました : Linux Foundation “グリーンソフトウェア 実践” Free Online Course Launched : https://training.linuxfoundation.org/blog/lfc131-jp-launch/

引用元:PR TIMES

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