朗読バラエティ番組「速水奨&野津山幸宏の今日、何読む?」、ゲストに伊東健人を交えた10月配信回で3人は、唖然とする創作朗読を披露?!
声優の速水奨さんと野津山幸宏さんがメインパーソナリティを担う、朗読バラエティ番組「速水奨&野津山幸宏の今日、何読む?」。RakutenTV声優チャンネル内で、毎月最終金曜日のお昼に新作を更新中。
この番組の肝になっているのが「朗読」のあらゆる可能性を広げること。そのうえで「バラエティ」の言葉もつくように、パーソナリティの2人とゲストを交えた漫才のような会話も毎回楽しめるのが嬉しい見どころになっている。
10月31日(金)配信回レポート
「何でも朗読」
この番組では、毎回いろんな朗読の楽しみ方を伝えてゆく。最初のコーナーが、「何でも朗読」。タイトル通り、日常にあるさまざまな文字要素を朗読してしまおうという内容。ここで好んで取り上げているのが、「取り扱い説明書」や「仕様書」なのがポイント。文字で説明をしていれば、何でも朗読化してしまおうというわけだ。第四回目の配信回では、ゲストの伊東健人さんも最初から加わり、「とろけるミックスチーズ」の説明文を朗読。3人の説明を聞いていると、「とろけるミックスチーズ」が美味で万能な食材に思えてきた。3人それぞれの微妙に表情の異なる語りにも、耳を傾けていただきたい。
「オープニングトーク」
前回の放送に引き続き、ゲストに伊東健人さんが登場。今回は、オープニングトークの時点から伊東健人さんも参加。ここでは「何でも朗読」を語った感想…を語るはずが、それぞれが「何チーズが好きか」の話へ。誰がゴーダチーズを、誰がモッツァレラチーズを、誰がパルミジャンチーズを好きと口にしたのか、それは番組で確かめてください。
「即興あたかも朗読!」
このコーナーは、白紙の本を片手に、読む順番を決めた3人が、一番手の人が妄想で読み(語り)始めた物語を、二番手、三番手と受け継ぎながら、ぶじ結末まで話を綺麗に繋げられるか…という内容。くじ引きで今回引き当てた題材が「専業主夫、織田信長」。順番は、伊東健人さん、速水奨さん、野津山幸宏さんの順番で行われた。
最初に伊東健人さんが妄想で語った粗筋が、本能寺の変で亡くなったはずの織田信長が、不思議な現象に巻き込まれ、現代の東京で暮らし始めたという設定。そこから物語は始まった。
二番手の速水奨さんが、織田信長をセンベロ酒場好きな酔っぱらいに仕立て上げれば、謎のOLとの出会いも設定。
まとめを担った野津山幸宏さんが、謎のOLも絡めたうえで、どんな結末に持っていくのか。なぜ、織田信長は専業主夫なのか。辿りついた結末までの流れを、ぜひご覧になっていただきたい。
「ちょい朗読!」
前回の配信より新たに生まれたのが、「気になる作品をちょっと朗読してみよう」という「ちょい朗読!」のコーナー。先月に引き続き「群馬サファリパークの公認キャラクター」であり、この番組の制作に携わっている「ダンデライオンアニメーションスタジオ」のキャラクター「ライオンキッズ」が描かれた4コマ漫画を紹介。物語には、「マンション サファリ」の管理人であるライオンのクリスピーとネズミのレックスが登場。2匹(人?)が、ひと癖もふた癖もあるアニマルな住人たちや訪問者たちとの騒動を繰り広げる様を描いている。その4コマ漫画「ライオンキッズ」を、ちょこっと朗読。
今回は、クリスピーを速水奨さんが、レックスを野津山幸宏さんが、キリンのアイコを伊東健人さんが担当。それぞれがどんな風にキャラクターの声をデフォルメ化して芝居のやり取りをしているのかを、ぜひ楽しんで観て欲しい。とくにキリンのアイコ役を女性?として演じている伊東健人さんの愛らしいしゃべり方は、見どころだ。
「ガチ朗読!」
出演者たちが本気で朗読し、その実力を遺憾なく発揮するのが、「ガチ朗読!」のコーナー。10月配信回では、個性的な天使と妖精キャラクターが登場する、ちょっとファンタジックなオリジナル朗読劇「赤い糸エンジェル」を3人が朗読。登場するエンジェルを伊東健人さん、フェアリーを速水奨さん、10歳の一郎少年を野津山幸宏さんが担当。
運命の赤い糸の相手を見つける手助けをしているフェアリーとエンジェル。2人は、神社の絵馬に記された一郎少年の、離ればなれになった初恋の相手との再会という願いを叶えようとする。2人の天使たちと少年との心動かす、温かくも??素敵な。でも、ちょっぴりコミカルな物語にニヤけて…心癒されてもらいたい。
声色がどんどん変わる、子供のようなフェアリーを演じた速水奨さんのクスッとしてしまう表情豊かでオーバーアクションの語りは、聞き応え満載。伊東健人さん演じるエンジェルの優しい声。一郎を演じる野津山幸宏さんのテンション高い無邪気な様と、みなさんキャラクターを巧みに誇張しながら演じるやり取りに、視線がずっと惹かれていた。
「衣装朗読」
今回3人が身につけた衣装は、「原宿POP」さん協力のもと、「Hiroko Tokumineロリータ ウエディング」よりお借りした最新モードの洋服。前回の配信では、それぞれが身につけた衣装の説明書を朗読していたが、今回は、野津山幸宏さんの衣装を伊東健人さんが、伊東健人さんの衣装を速水奨さんが、速水奨さんの衣装を野津山幸宏さんが、各々の衣装の説明書を読む形で進行。
速水奨さんは、「落ち着きのある上品でシックな装い」がテーマ。
野津山幸宏さんは、「シンデレラに出てくる王子様」をイメージ。
伊東健人さんは、「ロリータウェディングブランドして一番最初に作った新郎の衣装」姿。
それぞれの衣装の特色を、野津山幸宏さん、伊東健人さん、速水奨さんの順番で朗読。
野津山幸宏さんの衣装を伊東健人さんが朗読してゆく際、快活な伊東健人さんの説明を聞きながら、野津山幸宏さんは舞台劇の王子様に成りきり、オーバーアクションで衣装のポイントの数々を強調。ひたすら動きまわる姿は、お茶目な野津山幸宏さんらしさ。
伊東健人さんの衣装を、速水奨さんが紹介。ゆったりとした口調に合わせ、伊東健人さんもゆったりとした動きを示しながら優美に衣装を披露。「もう一回まわりましょうか」などアドリブを交え伊東健人さんをいじってゆくところや、衣装の魅力をアドリブ混じりで強調していく様も、機転の利く速水奨さんらしさ。
帽子も手にした速水奨さんの衣装を紹介したのが、野津山幸宏さん。コミカルに前振りをしながら、さっそく朗読をスタート。ここでは、凛々しく高貴に読み上げていた。野津山幸宏さんの語りに合わせ、速水奨さんもゆったり貴賓あふれる姿を見せてゆく…のだが、ときおりお茶目な様も覗かせるところが、親しみ覚える速水奨さんらしさ。
「エンディング」
エンディングコーナーでは、ゲストの伊東健人さんへの想いを語ったうえで、本編は終了。
その後、RakutenTV声優チャンネルの会員になった方だけが観れる「会員限定のおまけ動画」コーナー「今日、何読む? カーテンコール!」へ。
「今日、何読む? カーテンコール!」
今回は、「チキンコックのからあげ専門店 どたばたロシアンルーレット」ゲームを実施。さっそくゲームを…と思ったところで、野津山幸宏さん、王子様の魔法が解けたことから(次の収録仕事の時間がせまったため)…ここで撤退。ここからは、速水奨さんと伊東健人さんでゲームに興じてゆく…が、2人とも、ボタンを押すたびに響くチキンの悲痛な叫び声に惹かれ、その声を響かせようと遊んでいた。
ここから2人は、ふたたび朗読にまつわる体験について語りだす。2人とも朗読は経験豊富なことから、ここでも「即興あたかも朗読!」の感想話なども含め、熱く朗読の魅力について語っていた。まさか、一人司会者が減ることで、こんなにも番組のカラーが変わるとは…。これも、この番組の特色??まさかまさか、4回目にして真面目な番組の感想話になるとは…。いや、本来はそれが目的だったように、4回目にしてようやく求めていた形になったというべきか…。
収録した当時の内容が、どう綺麗にまとめあげられているかも含め、ぜひ番組をご覧になっていただきたい。
次回の配信は、11月27日(金)。こちらも楽しみだ。
TEXT:長澤智典
★インフォメーション★
全ては朗読!?声優の速水奨と野津山幸宏が、”朗読”をテーマにその魅力や楽しさを伝えていく朗読バラエティショー開演!
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MC:速水奨、野津山幸宏
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