医師おおたわ史絵の壮絶体験がついに文庫化! 母の依存症の実態をつづったエッセイ『母を捨てるということ』発売/本人からのコメントも

プレスリリース要約

医師・コメンテーターのおおたわ史絵氏のエッセイ『母を捨てるということ』が2024年4月5日に文庫版として発売されました。本書では、幼少期からの母との過酷な体験や薬物依存症について克明に描かれており、医師としての経験も踏まえた内容となっています。また、薬物依存症と家族の実態が描かれており、著者自身の知られざる告白も含まれています。本書は朝日文庫より発売され、定価は990円で、288ページの文庫判となっています。
医師・コメンテーターとして活躍するおおたわ史絵さんのエッセイ『母を捨てるということ』の文庫版が、2024年4月5日(金)に発売されました。おおたわさんは、幼い頃から母の機嫌に振り回され、常に顔色をうかがいながら育ってきました。そんな母が薬物依存症の末に孤独死したことをテレビで公表し、大変な話題を呼びました。本書では、幼少期からの過酷な体験、親との別れ、そして母の呪縛からどうやって逃れたのかを克明につづります。依存症がいかに人を狂わせ、周囲の人を巻き込んでいくのか、当事者家族でしか書けない壮絶な実態が明らかになります。

異常なほど娘に執着した母親。やがて彼女は薬物依存症に陥った。

「いっそ死んでくれ」と願う娘と「産むんじゃなかった」と悔やむ母。母に隠されたコンプレックス、そして依存症家族の未来とは。

医師として活躍する著者の知られざる告白。

解説・松本俊彦(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部 部長)

【おおたわ史絵さんからのコメント】

毒親と呼ばないで。彼女はただ依存症に勝てなかっただけなの

【本書の内容】

●第一章

わたしが医者になった理由

顔色をうかがう子

タバコの火

代理ミュンヒハウゼン症候群

自傷行為と優しい手

悪夢の始まり

オピオイド

注射器の転がる食卓

誤解

発覚

壊れていく母

逃げ場所を求めて

美しい母と醜い娘

父からのSOS

●第二章

ダルク

六つの特徴

依存症外来

入院? わたしが?

ミーティングという治療

つらいのはわたしだけじゃない

イネイブラーはもうやめる

父娘の死刑宣告

命がけの大勝負

娘は悪魔

戦友・父の死

良い娘をもって幸せでした

喪主のいない告別式

狼少年と母

母を殺してしまおう

透明人間

カウントダウン

密やかな最期

消えたノイズ

●第三章

タブー解禁

言えなかった秘密

生きるためのドーピング

溺れる人と浮き輪の話

寂しいネズミ

PIUSテクニック

たった一度の涙

贖罪

終わりのない旅

【著者プロフィール】

おおたわ史絵(おおたわ・ふみえ)

総合内科専門医。法務省矯正局医師。東京女子医科大学卒業。大学病院、救命救急センター、地域開業医を経て現職。刑務所受刑者の診療に携わる、数少ない日本のプリズンドクターである。ラジオ、テレビ、雑誌など各メディアでも活躍中。

【書誌情報】

『母を捨てるということ』(朝日文庫)
著者:おおたわ史絵

 発売日:2024年4月5日(金曜日)
定価 :990円(本体900円+税10%)
仕様:文庫判・288ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4022620951

引用元:PR TIMES

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