杉枝葉の蒸留成分で野菜や花木の生育を促進する「杉山水」、100%植物由来のバイオスティミュラント資材をリニューアル新発売

プレスリリース要約

飛騨産業は、木材を有効活用し、杉枝葉から抽出した杉山水を商品化。これは植物細胞内の「原形質流動」を活性化させ、作物の発根促進、食味向上、収量アップに貢献するバイオスティミュラント資材。商品は環境に配慮し、家庭用からプロ向けまで幅広いサイズを展開。また、杉枝葉100%の有機JAS適合資材で、高圧水蒸気蒸留法を特許取得。さらに、環境に配慮した包装も導入。

  自然を慈しむ全ての人へ、人と環境にやさしい暮らしを

  • 開発の背景

家具製造の過程において、1本の丸太から家具として使用されるのは25%から35%です。当社では、大切な資源である木材を扱う家具メーカーとして、1本の木を余すことなく活かしたいという想いから研究をおこなっています。その研究は家具にとどまらず、木材や枝葉などから成分抽出をおこない、エッセンシャルオイルの蒸留にまで発展しました。さらに杉の枝葉から抽出した蒸留水の成分が、農作物にとって良い影響を与えることを突き止めました。そこでこの杉枝葉蒸留水を「いくまい水」と名付け、お米や野菜・果物、花にいたるまで、これまでさまざまな農家の方に実証実験に協力いただき、その効果を報告してきました。

この度、農業従事者のみならず、ご家庭でもより使いやすく、より多くのお客様に植物自身のちからを実感していただくため、いくまい水(旧名称)を改め、新たに「杉山水」として商品名とパッケージをリニューアルいたしました。家具メーカーだからこそ辿り着いた、日本固有種の杉から生まれた杉山水は、自然を慈しむ全ての方へ、人と環境にやさしい野菜づくりをお届けします。

商品名

杉山水は杉枝葉から抽出したバイオスティミュラント資材です。当社の研究所では、杉山水により植物細胞内の輸送現象である「原形質流動」が長時間にわたって活性化することを確認いたしました。「原形質流動」は、植物の大きさを規定する重要因子です。杉山水を植物に使用することで、細胞が養分を効率よく吸収・蓄積し、根張りの促進や、色・味・収量の向上が期待できるようになります。数々の農家様からも、作物の収量と品質が向上したとのご報告をいただいています。植物へ100倍から200倍に希釈して散布する使用方法がおすすめで、経済的な資材となっています。

  • 商品の特長

1. 原材料は杉枝葉100%

有機JAS規格別表1適合資材です。農林水産省による有機食品のJAS規格に適合した「有機野菜」の栽培に使用できます。

2. 高圧水蒸気蒸留法

製法・製品に関する特許(特許第6332350号)を取得しています。原材料を高圧水蒸気下で処理することで、通常の水蒸気蒸留法で得ることのできない貴重な成分を抽出しています。

3. 室内でも安心

保存料などの添加物や肥料成分、有害成分(残留農薬・有害金属等)を一切含みません。また、不快なにおいがしないため、室内でも安心してご使用いただけます。

  • 期待できる効果

発根促進・食味向上・収量アップ

みずみずしい大根に

葉も本体も太くなりました。味も良く、空洞が入るなどの障害もありませんでした。

写真上)杉山水使用品

屑米の少ない良質なお米に

根の太さに大きな違いが出ました。稲がしっかり立っている様子が伺えました。

杉山水を使用したお米が、「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」で金賞連続受賞、八代目儀兵衛主催の「お米番付」等のお米のコンクールで多数入賞しています。

写真左)杉山水使用品

丈夫なカーネーションに

花の発色が鮮やかになり、出荷後の日持ちも良くなりました。

写真左)杉山水使用品

  • 商品ラインナップ

お手軽に使える150mlの家庭用から、農業従事者の方にもご使用いただきやすい20Lのプロ向けまで、様々なシチュエーションで使いやすいサイズで商品展開しています。また、150mlから2Lまでの容器は、従来のプラボトルよりプラスチック使用量を大幅に削減した、環境にやさしいスパウトパウチへ切り替えました。

〈左から〉

150ml IM150 ¥660(税込)

500ml IM500 ¥1,100(税込)

2L   IM002 ¥2,200(税込)

10L   IM010 ¥6,600(税込)

20L   IM020 ¥13,200(税込)

原材料:杉枝葉(岐阜県飛騨産)

適用作物:植物全般(野菜、水稲、花卉等)

URL:https://hidasangyo.com/products/series/sugisansui/

*バイオスティミュラントとは

 “Biostimulant”はヨーロッパで作られた造語です。Bioは生物、Stimulantは刺激、日本語に直訳すると「生物刺激剤」を意味し、植物に与えることで生育を促します。肥料や農薬とは異なり、植物自身の能力を向上させ、農作物の価値を高めます。作物はタネの時点で最大収量が遺伝的に決まります。しかし、成長過程でさまざまなストレスを受けると収量が減少します。バイオスティミュラントは非生物的(気候、物理的被害など環境由来のもの)ストレスへの抵抗力を高め、本来備わっている最大収量に近づけます。

※飛騨産業は日本バイオスティミュラント協議会法人賛助会員です。

飛驒産業について

1920年に飛騨高山で創業した木工家具メーカー。2020年に創業100周年を迎え、「匠の心と技をもって飛騨を木工の聖地にする」という志(企業ビジョン)を掲げ、「人を想う」「時を継ぐ」「技を磨く」「森と歩む」の4つの価値観に基づく事業を展開しています。

飛驒産業が展開する木工家具ブランドHIDAでは、4つの価値観のもと、未来へと繋がる持続可能なものづくりを目指しています。

引用元:PR TIMES

関連記事一覧