キャンプから問いが生まれるアート展『アトリエキャビン成果展』を北軽井沢「ルオムの森」で開催

プレスリリース要約

2023年から始まった「アトリエキャビン」は、キャンプ場「北軽井沢スウィートグラス」で行われる新しいアーティスト・イン・レジデンスのプロジェクトで、3組の現代美術作家が滞在中に制作した作品を展示発表します。展覧会は2024年4月5日から5月13日までルオムの森で開催され、入場料は無料です。また、アート作品の一部は購入可能で、同時期にはアトリエキャビンに参加したクラフト系作家の作品も展示・販売されます。

アトリエキャビン成果展

キャンプ場は創作の場になる。

キャンプ場という場所は人から活力を引き出し、場の力と静けさから創造力や前向きさが生まれやすいと感じます。誰にでも開かれた場であり、自然を感じながら滞在ができ、ある程度の荷物も持っていくことができる。新しいアーティスト・イン・レジデンス(クリエイター・イン・レジデンス)のかたちとして活かせるのではないか?「アトリエキャビン」という企画をキャンプ場「北軽井沢スウィートグラス」で2023年から始めました。

本展は、3組の現代美術作家が2023年冬にスウィートグラスに滞在し、滞在中に制作した作品や、持ち帰ったインスピレーションから展開した作品の展示発表です。

長く厳しい北軽井沢の冬空の下、自然の持つ力強さを肌に感じ、そこから生まれた作品をぜひお楽しみください。多様性のある森と築百年を超す洋館から感じる安心感に包まれながらアートをみることで、新たな問いや気付きが生まれることを期待します。

一部の作品は購入可能です。お気に入りの作品を見つけて、ぜひアートを日々の暮らしに取り入れてみて下さい。アートはその時の自分の気持ちをそっと教えてくれたり、落ち着きや勇気づけをくれる、あなたにとって大切な存在になると思います。(作品の引き渡しは成果展終了後となります)

展示アーティスト

船井美佐 Misa Funai

「楽園」と「境界」をテーマに絵画によるインスタレーションを制作している。線描や鏡による作品シリーズがあり、見るものがイメージの境界に入り込むような空間を作り出す。二次元と三次元、想像と現実、を交差させることで、イマジネーションの力で新しい未来を形作る。今回は、北軽井沢の山と人の暮らしの循環の中で浮かび上がったイメージから、北軽井沢の木や焚き火の灰や炭を使って描いたドローイングを展示する。

1974年 京都府生まれ、東京都在住

2001年 筑波大学 大学院 芸術研究科修了

2010・09年「VOCA展現代絵画の展望ー新しい平面の作家たち」上野の森美術館(東京)

2014年 「ワンダフルワールド」東京都現代美術館(東京)

2017年個展「楽園/境界〜いつかいた場所〜」国際芸術センター青森(青森)

2021年「2020年度第4期コレクション展」愛知県美術館(愛知)

2019・21・23年 中之条ビエンナーレ国際現代芸術祭 (群馬)

https://misafunai.com/

山形敦子 Atsuko Yamagata

群馬県に移住して以来、山から受け取るものをテーマの一つとして制作をしている。北軽井沢での滞在中は、浅間山がどんな山なのか、そしてその麓で生きる人間も含めた生物の営みについて考えた。滞在中に書いた日記、小さく手を動かしたこと、人と話したこと、毎日山を見に歩いたこと。それらを形にする。

1982年北海道生まれ、2012年から21年までフィリピンで活動、同年群馬県吾妻郡に移住。現在は中之条町在住。

2017年 「made roots hereーこの地に根をおろすー」 JRタワーホテル日航札幌(北海道)

2019年 「トランスセンデンタル」フィリピン文化センター(フィリピン)

2021年 個展「かわいい かわいい 細胞たち」ビエントアーツギャラリー(群馬)

2022年 「チェンマイx中之条 国際交流展2022」(タイ)

2022年 ソヴリン・アジアン・アート・アワード2022 Finalist Exhibition(香港)

2017・2019・2023年 中之条ビエンナーレ国際現代芸術祭(群馬)

https://atsukoyamagata.com/

CLEMOMO クレモモ

使用する素材や表現方法はさまざま。人々や環境と関わり、差異と変化に対して心を開き、好奇心を刺激し合いながら制作を行うことに重点を置く。予想外なこと、自分ではコントロールできないことへ柔軟に対応し面白がることがコンセプト。今回の滞在制作ではスケッチや写真を撮りながらアイデアを集めると共に、実験的な映像を作るワークショップを行った。本来、誰もが持っているはずの好奇心を刺激したい。

2015年 クレム(カナダ)と桃子(群馬)により結成

2016年 「After」Ministry of Casual Living(カナダ)

2016年 「Sapporo Hospital」さっぽろ天神山アートスタジオ(北海道)

2020年 六甲ミーツ・アート(兵庫)

2021年 個展「実験」Viento Arts Gallery(群馬)

2020・22年 「実験ワークショップ」旅ルミネ(オンライン、東京)

2019・21・23年 中之条ビエンナーレ国際芸術祭(群馬)

https://www.instagram.com/clemomo_/

展示概要

アトリエキャビン成果展

会期:2024年4月5日(金)~5月13日(月)火定休※GWは毎日営業 10時~17時

会場:ルオムの森 2階ギャラリー

〒377-1412 群⾺県吾妻郡⻑野原町北軽井沢1984-239 

MAIL:[email protected]

TEL:0279-84-1733

https://luomu.jp/

入場料無料

キュレーション 船井美佐

同期間、ルオムの森1階ではアトリエキャビンに参加したクラフト系作家4組の作品の一部も展示、販売いたします。

アトリエ灯

造形作家で家具デザイナーの貝山伊文紀氏と、木版画家の沙羅氏の2人で活動。地産材(北軽井沢)のスプーン、ペンダントライトなど販売予定。

https://www.atelier-hi.com/

teshigoto

食空間プロデューサー。群馬県六合村にてスパイス料理を媒介として、文化と人をデザインする山間部のラボ「yamanofoodlabo」を活動中。

https://tinykitchenandcounter.amebaownd.com/

荻村しおり

ヒンメリ作家。北軽井沢スウィートグラス内に作品を展示。本期間はルオムの森でも作品を展示予定。

比嘉康夫

地元香取の杉、国産の山桜、栗などの無垢の木を素材に、暮らしの道具を製作。地産材(北軽井沢)のカッティングボードを販売予定。

https://nitiyouhin.com/

有限会社きたもっく

https://kitamoc.com/

きたもっくは活火山浅間山の麓「北軽井沢」で、広葉樹を中心に自伐型林業を展開しています。遊休山林や耕作放棄地では植生循環を促す養蜂にも取り組み、木は薪や建築素材に、蜂蜜は食材や加工品として、年間10万人が訪れるキャンプ場「北軽井沢スウィートグラス」や宿泊型ミーティング施設「TAKIVIVA」で主に活用。地域資源の多面的な価値化と、自然と人がつながる場づくりで、地域の未来を持続可能なかたちで創造していく事業展開をおこなっています。
 
浅間北麓の地域資源の価値化とキャンプ場をはじめとする場づくりを軸にした循環型地域未来創造事業で、2021年度のグッドデザイン賞において『グッドデザイン金賞』を受賞しました。今後は同じ質の志をもつ他地域の方々との緩やかな連帯を果たすことで、日本の中山間地域における産業モデルの構築を目指していきたいと考えています。
 
 <会社概要>
 社 名:有限会社きたもっく
 本 社:群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1924-1360
 代表者:代表取締役 福嶋 誠
 設 立:2000年4月
 資本金:1,000万円

引用元:PR TIMES

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