加速するコンテンツマーケティングの最新動向レポート~全体の約8割が成果を実感、6割以上が2024年の予算増額へ~

プレスリリース要約

コンテンツマーケティング調査の結果によると、SNSが最も人気で、動画やメールマガジンも人気がある。BtoC企業は多様な施策に取り組んでおり、予算も高い。外部パートナーに求める要素は専門性、柔軟性、実績で、安さより信頼性や柔軟性が求められている。2023年と比較して予算を増額している企業が多い。また、KPIのトップ3はWebアクセス数、顧客獲得単価、獲得リード数であり、成果は認知獲得、社内評価、仕組みづくりが上位。課題は人材不足、成果の可視化、コンテンツ評価が挙げられる。また、生成AIの活用は高く、課題は明確なルールがないこと、機密情報の漏洩リスク、誤情報の発信が挙げられる。
調査結果サマリー

50.4%が「SNS」と回答しトップに。「動画」「メールマガジン」が続く

現在取り組んでいるコンテンツマーケティング施策について聞きました。最多は「SNS」の50.4%で、売上規模にかかわらず4割以上が取り組んでいるという結果に(次ページに売上規模別の集計表を掲載)。「動画」44.6%、「メールマガジン」39.2%が続き、低コストで比較的手軽にはじめられる施策が上位にランクインしました

BtoCでは、「調査レポート」を除く全ての選択肢でBtoBの回答率を上回っており、多様な施策に取り組んでいることがわかりました。セミナーやイベントといったリアルタイムの手法にも注力している様子がうかがえます。

10万円未満が最多。一方で、100万円以上かける企業は4割以上

勤め先におけるコンテンツマーケティングの月額予算について聞いたところ、最も多い回答は「~10万円未満」で20.8%となりました。

一方で、100万円以上の予算をかけている企業の割合を合計すると、4割以上にも上ります。

売上規模別に見ると、売上規模が高くなるにつれてコンテンツマーケティングに割いている予算も高額になる傾向にあります。

特に、売上規模が「1,000億円以上」の企業では、「1,000万円以上」の予算を割いていると回答した割合は44.6%でした。

トップ3は、「専門性」「柔軟性」「実績」。「低コスト」を上回る

コンテンツマーケティングの外部パートナーに求める要素について聞きました。回答のトップ3は「高い専門性」32.8%、「柔軟な対応」30.8%、「豊富な実績」28.2%となり、「低いコスト」27.2%を上回る結果に。必ずしも安さが重視されるわけではなく、信頼性や柔軟性が求められていることがわかりました。

また、BtoBとBtoCではわずかながら違いが見られました。BtoBではBtoCに比べ、「低いコスト」が8.1ポイント、「納品スピード」が5.5ポイント高く、コスト効率やスピードが重視されています。

一方、BtoCの回答率では、BtoBよりも「自社への理解度」が11.6ポイント、「豊富な実績」が9.1ポイント、「高い専門性」が6.4ポイント高く、ブランド構築や顧客ロイヤルティ向上への意識が高い様子がうかがえます。

コンマケにかける予算、全体で「2023年と同等」が最多。一方で、6割以上が増額と回答

勤め先における、2024年のコンテンツマーケティングにかける月額予算について聞きました。全体の最多回答は「2023年と同等に設定した」で29.6%でした。2023年よりも予算を増額したと回答した企業を合わせると、全体で64.7%、BtoBで63.3%、BtoCで69.6%と、6割以上が前年度より予算を増額することがわかりました。特にBtoCでは最多回答が「2023年比で+1%~29%に設定した」で35.3%という結果に。

その他の調査結果

  • BtoCはツール導入率が高い傾向に。注目を集める生成AIは、5社に1社が活用
  • KPIのトップ3は、「Webアクセス数」「顧客獲得単価」「獲得リード数」
  • 2023年の取り組みに対して、8割弱が成果を実感
  • 成果のトップ3は、「認知獲得」「社内評価」「仕組みづくり」。BtoCでは売上増も
  • コンマケの課題、約2割が「人材不足」と回答しトップに。「成果の可視化」「コンテンツ評価」が続く
  • 生成AIの活用、トップ3は、「データ分析」「文章の要約」「動画作成・編集」。BtoCで活発利用
  • 生成AIの課題トップ3は、「明確なルールがない」「機密情報の漏洩リスク」「誤情報の発信」
  • コンマケにかける予算、全体で「2023年と同等」が最多。一方で、6割以上が増額と回答

今回調査した設問項目

  1. コンテンツマーケティングの取り組み
  2. 月額予算
  3. 体制
  4. 外部パートナーに求めるもの
  5. 使用しているツール
  6. KPI
  7. 成果が得られたか
  8. 取り組みの成果
  9. 課題
  10. 生成AIの活用状況
  11. 生成AI活用における課題
  12. 今後の生成AI活用の意向
  13. 2024年の月額予算

調査概要

調査対象:事前のスクリーニング調査で、コンテンツマーケティングの取り組みを行っていると回答した経営者・役員・会社員

回答者数:240名

調査期間:2024年1月5日(金)~1月16日(火)

調査方法:インターネット調査・ファストマーケティングにて実施

ファストマーケティング株式会社は“顧客理解”を大切に コンテンツマーケティングの伴走支援を行います。

コンテンツマーケティングの戦略設計

コンテンツマーケティングをしたいけれど、何からはじめてよいかわからない、どんなコンテンツを制作すればよいかわからない、といったご相談をよく受けます。ペルソナや顧客の意思決定プロセス、貴社の強みの整理を行い、独自の「ブースターモデル」の構築を支援します。

コンテンツマーケティングの内製支援・各種研修の実施

ホワイトペーパー制作の基本的な考え方から、構成案の作成方法、KPIや効果測定方法など、コンテンツマーケティングを内製またはハイブリッドで推進したい企業向けに各種研修を実施いたします。ホワイトペーパー以外にも、調査レポート、SEOなどご担当者の方が独り立ちできるよう、支援いたします。

各種コンテンツ制作および活用支援

調査レポートはもちろん、ホワイトペーパーやマンガ、事例インタビュー、事例動画、SEOコンテンツなど各種コンテンツの企画から制作、活用方法のご提案まで、幅広く対応いたします。

どのようなコンテンツを作成したらよいかわからない企業さまもお気軽にご相談ください。

ファストマーケティング株式会社

https://fastmarketing-pro.com/

調査レポートのダウンロードURL

https://fastmarketing-pro-7374649.hs-sites.com/contentsmarketing-research-2024-1

引用元:PR TIMES

関連記事一覧