【国際女性デー】主要コンサルファームの女性役員・管理職比率と女性活躍推進への取り組みランキング|日系ファームは取り組みの余地あり
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プレスリリース要約
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https://www.consul.global/post10541/コダワリ・ビジネス・コンサルティングは、戦略やDXなど幅広いテーマを手掛ける総合系鋭コンサルティングファームです。コンサルティング事業のほかにも、コンサル特化の人材紹介・フリーランス支援事業・インキュベーション事業など多岐にわたるコンサル関連事業を展開しており、コンサルティング業界への造詣と俯瞰的な理解を有しております。
また、コンサルティング業界の実用書「図解即戦力 コンサルティング業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書」の発刊や、コンサル業界特化のwebメディア「コンサルのあんなこと、こんなこと」の運営などをとおして、積極的な情報発信も行っております。
◆「大手コンサルファームの女性役員・管理職比率」調査の背景
女性活躍推進の積極化にともない、女性コンサルタントが増加中
厚労省の基礎調査によると、子育て世帯におけるワーキングマザーの割合は既に7割を超えており、現在、ダイバーシティの取り組みの中でも女性活躍推進は重要度が高いとされています。
コンサルティング業界においても大手ファームを中心に取り組みが積極化しており、近年、女性コンサルタントの数は非常に増えてきています。そこで、「コンサルのあんなこと、こんなこと」では、役員や管理職レベルでの女性比率や女性のキャリアや働き方に関する取り組みを調査することで、各社の女性活躍推進の現状を明らかにしました。本ランキングは、昨年に続き2回目の発表となります。
本ランキングの公開により、各コンサルティングファームの女性活躍推進を後押しするほか、コンサルティング業界が女性にとっても働きやすい業界に変わりつつあることを発信することで、これからコンサルティングに従事する女性がさらに増えることの一助となればと考えております。
◆「大手コンサルファームの女性役員・管理職比率と女性活躍推進への取り組み」調査概要
コンサルティング業界でも、女性比率は外資系と比較して低い水準に
主要な大手コンサルティングファーム18社が公表している情報をもとに、役員や管理職における女性社員の人数を調査し、女性比率を算出。その上で、女性活躍推進に対する現在の取り組み内容や将来の目標値・前回調査時からの増減値、当社ネットワークによるヒアリングをもとに当社コンサルタントが評価を行い、ランキングを決定いたしました。また、日系・外資系ファームに分けてまとめることで、グローバルと比較した日系企業の取り組み状況を可視化しました。
【女性役員・管理職の比率と女性活躍推進の取り組みに関するランキング】
日系大手コンサルティングファーム8社
2.野村総合研究所(NRI)
3.三菱総合研究所(MRI)
4.ドリームインキュベータ(DI)
5.アビームコンサルティング(Abeam)
6.日立コンサルティング
6. クニエ(QUNIE)
8.ベイカレントコンサルティング
外資系大手コンサルファーム10社
2.ベインアンドカンパニー(Bain & Company)
3.マッキンゼー・アンド・カンパニー(McKinsey & Company)
4.デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)
5.KPMGコンサルティング(KPMG Consulting)
6.ボストン コンサルティング グループ(BCG)
7.EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EY Strategy and Consulting )
8.PwCコンサルティング(PwC Consulting)
9.ローランド・ベルガー(Roland Berger)
10.アーサー・ディ・リトル(ADL)
調査の結果、女性役員比率は、日系ファームにおいてはシグマクシスの17%が最大でした。ただし、各社絶対数で見ると女性役員は数名にとどまりますので、企業による大きな差はありませんでした。
また、外資系コンサルティングファームにおけるリーダーシップの女性比率は、グローバルでは8位までのすべてのファームで20%を超えていますが、国内では20%を超える企業は1社となっており、グローバルと比較して国内の比率が低くなっています。日本のコンサルティング業界における女性活躍にはまだ改善の余地があるといえそうです。
内閣府男女共同参画局の「諸外国における企業役員の女性登用について」によると、「日本の女性役員割合は、上昇しているものの諸外国と比べて低い」としており、コンサルティング業界においても同様の結果が得られました。なお、2023年7月時点で日本のプライム市場上場企業役員に占める女性の割合は13.4%です。
さらに、昨年のランキングと比較すると、日系ファームには変化が見られなかった一方で、外資ファームでは、アクセンチュアとデロイトがランクを上げています。厳密な相関は不明ですが、当メディアが調査を行っている「世界の主要なコンサルファーム、グローバル売上ランキング」の2023年度版においても、両社は売上を伸ばしており、興味深い結果となりました。
【調査概要】===========================================
■調査期間 2023年4月14日~2024年3月7日
■調査機関 自社調査
■調査対象 「コンサルファームの業界地図2023」に掲載の主要コンサルティングファームの内、IR資料や公式HPで役員・管理職内訳を発表する企業
■調査方法(集計方法、算出方法)
調査対象となるコンサルティングファームが発表するIR資料や公式HPから役員・管理職における女性比率を算出。その上で、女性活躍推進に対する現在の取り組み内容や将来の目標値・前回調査時からの増減値、当メディア運営会社のネットワークによるヒアリングをもとに当社コンサルタントが評価
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コンサルティングファームにおける女性役員・管理職比率の数値や各社の取り組み内容に関するさらに詳しい情報は、以下の記事をご参照ください。
「大手コンサルファームの女性役員・管理職比率ランキング|女性活躍推進の取り組みも解説」
【本件に関する報道関係者様からのお問合せ先】
コダワリ・ビジネス・コンサルティング内「コンサルのあんなこと、こんなこと」 編集部
TEL:03-5843-9070 / FAX:03-6779-5382 / E-MAIL: [email protected]
【コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社について】
所在地:東京都中央区銀座7-16-15 清月堂本店ビル
代表取締役社長: 大谷内隆輔
URL:https://codawari.co.jp/
設立:2009年
事業内容:コンサルティング全般(経営・戦略・業務・組織人事・IT)・人材紹介事業
TEL:03-5843-9070
引用元:PR TIMES