「Project Humanity」をSXSW2024にて披露。「ALL PLAYERS WELCOME/EYE VDJ MASA」が3月9日(土)英国政府主催のステージに出演。

プレスリリース要約

「Project Humanity」は、ALS患者を含む多様な背景の人々と協力し、誰もが表現できるツールや環境を作ることを目的とするプロジェクト。SXSWで、Vulva Voceとのコラボレーションによるパフォーマンスや、イノベーション・アワードのファイナリストに選出されたことを発表。また、Dentsu Lab Tokyoがセミナーでプロジェクトについて話す予定。プロジェクトはALS共生者でアーティストの武藤将胤と共同で、筋電を利用しデジタル空間上のアバター操作を実現する取り組み。SXSWは音楽、映画、インタラクティブをテーマにしたビジネスカンファレンス&フェスティバル。Dentsu Lab Tokyoは、デジタルテクノロジーとアイデアを活用して社会課題解決に取り組むR&D組織。

■Project Humanity詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000088502.html
※1 ALS(筋委縮性側索硬化症)は、運動神経が損傷し、脳から筋肉への指令が伝わらなくなることで、全身の筋肉が少しずつ動かしにくくなる病気です。患者数は世界で推計40万人と言われています。
※2 身体に障がいを持つ人を含め、さまざまなバックグラウンドを持った人とともに、その視点やクリエイティビティの力を借りて、誰でも表現ができるためのツールや環境をつくることを目的として、2022年6月に始動したプロジェクトです。

  • UK Houseにて「Project Humanity」をお披露目

UK Houseは英国政府主催の元、毎年SXSWにて開催され、英国の広告、アート、イマーシブ・テクノロジー(没入型技術)、音楽、イノベーションなどの分野から、英国の団体、クリエイター、イノベーターが一堂に集結する場です。ファーストアクトとして招待され、今回は初めて「Project Humanity」を領域を自在に超えるストリングカルテット、Vulva Voceとのコラボレーションで披露します。
当日は東京で演奏する武藤さんとオースティンのSXSW会場をオンラインで繋ぎ、オリジナルで開発した視線入力を活用したライブパフォーマンスと、NTTの技術である筋電を活用したバーチャルDJを実施。テクノロジーによって制限を取り払い、誰もがクリエイティビティを発露できる事、その結果としての音楽パフォーマンスがあらゆる人を繋げていくという、強いメッセージを発信します。今回の音楽産業への参加をきっかけに、ALL PLAYERS WELCOMEは、健常者、障がい者、あらゆる違いを超えテクノロジーとクリエイティブの力で誰もが自分を表現できる世界の実現を目指していきます。

【概要】
場所:BME – BRITISH MUSIC EMBASSY
East 10th St & Red River St, Austin, TX, 78701
日時:3月9日(土)8:00~
Webサイト:https://www.thebritishmusicembassy.com/

  • イノベーション・アワードのファイナリストにも選出中

「Project Humanity」は、2024年で7回目を迎えるイノベーション・アワードのファイナリストに選出されています。イノベーション・アワードは革新的なプロジェクトや製品に贈られる名誉あるアワードであり、インターフェースデザイン部門のファイナリストは日本初選出となります。
11のカテゴリーから各5組ずつファイナリストが選出され、プロジェクトが展示されます。受賞については 3 月 11 日(月)にオースティン コンベンション センターで開催される第 26 回SXSW イノベーション アワード授賞式で発表される予定です。
■詳細プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000088502.html

  • SXSWセミナーでもプロジェクトを発信

「Project Humanity」については、Dentsu Lab Tokyoが登壇する「Beyond Boundaries: Tech and Humanity Converge」と題したセッションにおいてもお話します。
・日時:3月12日14:30~15:30(現地時間)
・登壇者:佐々木康晴(Dentsu Lab Tokyo)、田中直基(Dentsu Lab Tokyo)、中村真理子氏(NTT)
■詳細:https://schedule.sxsw.com/2024/events/PP145589

  • 「Project Humanity」とは

「Project Humanity」は、NTT と Dentsu Lab Tokyo が共同で技術開発を行い、ALS共生者でありアーティストとして活躍する武藤将胤さんが代表を務めるWITH ALSと共に、筋肉を動かした時に発せられる電気信号(筋電)を利用してデジタル空間上のアバター操作を実現する取り組みです。
身体に生体情報を取得する筋電センサを装着し、自身の微細な筋活動によって得られる生体情報を操作情報に変換し、デジタル世界でのアバターの自由な操作を実現します。
■Project Humanity詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000088502.html

  • アーティスト情報

Vulva Voce
身体的な動きや即興、実験的なパフォーマンスなどを組み合わせることで、ダイナミックで先進的な音楽体験を生み出すストリングカルテット。フォーク、ジャズ、クラシックなどを組み合わせて、弦楽四重奏団のサウンドの可能性を拡げています。2023 年には初のヨーロッパツアーを開催し、スカンジナビアとドイツの会場が満員となりました。昨年リリースされた最初シングル「Smeòrach Chlann Domhnaill」は複数のストリーミング プラットフォームで注目を集め、最新シングル「Weaver’s Key」は 2024年3月初旬にリリース予定です。
Spotify  https://open.spotify.com/intl-ja/artist/7ttzajTTeFLYMCfoB7m6oL
Apple Music https://music.apple.com/gb/artist/vulva-voce/1696606147

武藤将胤 / EYE VDJ MASA
37歳、ALS患者。2021年、東京パラリンピックの開会式に出演。
視線入力や脳波などテクノロジーを使ってALSの課題解決を起点に、クリエイティブの力でBORDERLESSな社会を創造することをミッションに活動。全ての人が自分らしく挑戦出来るBORDERLESSな社会を目指して、エンターテイメント、テクノロジー、介護の3つの領域で、課題解決に取り組んでいる。
https://withals.com/post/?id=511

ALL PLAYERS WELCOME
「すべての人をプレイヤーに」というメッセージを掲げ、身体に障がいを持つ方、そうでない方、すべての人の表現力を引き出すことを目的として2022年にDentsu Lab Tokyoが発足したプロジェクト。これまで、オリジナル操作UIで誰もが表現ができるためのツールの無償提供を行うプラットフォーム「ALL PLAYERS TOOL LAB」の開発や、ALSアーティストの武藤将胤氏、NTT
といった企業と協業し、「Project Humanity」を立ち上げている。これまで
カンヌライオンズ、英国のテートモダンはじめ、世界的なアート、テクノロジ
ーの祭典などでパフォーマンスを披露し世界中にメッセージを発信している。

  • SXSWとは

SXSWは、毎年3月に米国・テキサス州オースティンで開催される音楽、映画、インタラクティブをテーマにした巨大ビジネスカンファレンス&フェスティバルです。
1987年にインディーズの音楽祭としてはじまり、のちに映画とインタラクティブを加えて、現在は10日間で数十万人を集める世界最大級のイベントになっています。10日間で開催地オースティンにもたらす経済効果は約380億円。行政・民間・市民ボランティアが連携して行なわれる、30年間続くイベントです。
これまでにTwitter、Pinterest、Spotifyなどのネット系サービスや、The White Stripes、Norah Jones、Franz Ferdinandといったアーティストが「SXSW」での受賞や出演を機に世界的なブレイクを果たすなど、スタートアップやカルチャーシーンにおいて、重要な役割を果たしてきました。
https://www.sxsw.com/

  • Dentsu Lab Tokyoについて

Dentsu Lab Tokyo(デンツウラボトウキョー)は、研究・企画・開発が一体となったクリエイティブのR&D組織です。「PLAYFUL SOLUTION」「おもいもよらない」をフィロソフィーとしながら、デジタルテクノロジーとアイデアによって、人の心を動かす表現開発や、いま世の中が求める社会の課題解決を実践しています。
・公式サイト:https://dentsulab.tokyo/

引用元:PR TIMES

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