”専門学生の採用” 40.3%の企業が2月以前に応募受付を開始と早期化。大学生に比べ内定辞退率は低く安定

プレスリリース要約

2024年卒の採用は微増しており、多くの企業が採用充足率が8割未満で学生側に優位な状況。採用予算の増加や活動の早期化、初任給の引き上げが見られ、2025年卒でも同様の傾向が予想される。大学生の内定辞退率が増加している一方、専門学生の内定辞退率は低い。採用活動が早期化し、企業は早めの行動を取る傾向が見られる。初任給の引き上げも見られ、特に飲食や美容業界では強い傾向がある。専門学生の採用活動は大学生と異なるアプローチが必要であり、学校に求人情報を提供するだけでなく、学生に実習や見学会を通じてリアルな情報を提示することが重要とされる。
2024卒の採用では、採用目標人数が全体的に微増している中で、採用充足率8割未満の企業が大半を占め、学生側に優位な状況であったことがわかった。業界を問わず採用予算をとる企業の増加、採用活動の早期化、初任給の引き上げの傾向があり、この傾向は2025卒も続くことが見込まれる。学生へのリーチ数拡大や条件面の改善だけでは他社との差別化が難しくなり、本質的な自社の魅力を学生に伝えることが必要になってくる。

  • 採用目標人数増加も、企業は応募者数の確保に苦戦

採用目標人数は、1〜2名という少人数の目標が22卒から24卒にかけて5.6pt減少。一方で、目標人数3〜29名は22卒から24卒で46.6%から53.7%と7.1pt増加している。

採用充足率は8割未満が65.4%と大半を占めており、売り手市場が続いている。売り手市場の中で、企業側は応募者を集めるところから苦戦している状況がみられ、いかに自社への志望意欲が高い学生を集められるかが重要となってくると考えられる。

  • 大学生の内定辞退は19.5%と3.2pt増加。一方、専門学生の内定辞退は6.4%と低い水準で安定

専門学生の特徴として、学校求人を中心に就職活動を行い、エントリー数も平均3〜4社と大学生と比較すると少ない傾向にある。その結果、内定も平均1.19社となっており、内定辞退者数は大学生に比べて低く安定している。例年通り、専門学生の採用の安心感は継続して担保されているといえる。

内定承諾者数は「少し減りそう」と「大幅に減りそう」が7.4pt増加した。内定辞退者数は、大学生は昨年より3.2pt増加したが、専門学生は0.6pt増にとどまった。応募者が増えない中で内定辞退を食い止めることは必須であり、企業側では従来通り職場見学の取り組みに加え、SNS含め内定者との交流をはかっている。採用が早期化した分、長期化しているので内定後のコミュニケーションを密にとるなど内定後のフォローやケアが課題となるだろう。

  • 採用活動は年々早期化。卒業年次前年の2月以前に採用を開始する企業が増加

広報活動開始の時期として卒業年次の前々年8月以前と卒業年次前年3月に山があるという大きな傾向は変わりがない。だが、2月以前に学校訪問を実施する企業は23卒と比べて、60.6%と5.5pt増加、説明会も51.4%と7.8pt増加した。また、従業員数が多い企業よりも少ない企業の方が早めに広報活動を開始する傾向がある。
応募受付開始に関しても、40.3%の企業が2月以前に応募受付を開始するなど早期から採用活動が行われている。

専門学生の就職活動の開始時期は大学生よりも遅い傾向にあるものの、12月から意識する学生も増加しており、遅くとも3月や4月には採用活動を開始することが推奨される。

  • 25卒も企業は積極的な採用予定。採用難により早めの行動をとる傾向

24卒に続き25卒も積極的な新卒採用が見込まれる。2023年7月の25卒の採用計画アンケート結果と比較すると、「予算を増やす予定」が7.7pt増加した。24卒の採用充足率の状況を受け、予算を充てて採用を行う企業が増えていることが考えられる。

広報活動の開始時期などのトレンドは24卒とほぼ同様だが、2月以前に応募受付を開始する企業が4.9pt増加しており、採用活動のさらなる早期化が予測される。

  • 24卒は初任給引き上げ傾向が強く半数以上。25卒は据え置きが目立つ結果に

23卒の調査と比較して、初任給を引き上げた企業が14.7pt増加し、半数以上の企業が初任給を引き上げた。前年に引き続き、特に飲食、美容で引き上げの傾向が強く、これらの業界では70%以上の企業が初任給の引き上げを行っている。

多くの企業で初任給の引き上げが行われた24卒を受け、25卒は半数以上が据え置き予定であるものの、それでもまだ45%の企業が引き上げを検討している。24卒に引き続き飲食、美容、服飾では半数以上が賃上げを予定しており、人材確保に苦戦する業界・企業で初任給を引き上げる傾向が続くとみ

られる。

  • 調査結果まとめ

専門学生の就職活動は、学校の先生の就職指導を受けながら、慎重に就職先を選ぶ傾向が強い。そのため、学校求人をじっくり見て検討した上で、企業実習や見学会を経てから応募するスタイルが主流となっている。また、学校は学生に寄り添った就職指導を行っている。それを踏まえると、大学生と同様に採用活動の早期化を進めるだけでは志望度の高い学生を獲得することが難しい。学校に届ける求人情報は、単なる募集事項だけでなく、”自社や店舗のリアルな情報をどれだけ学生に届けられるか”という入り口の強化と、”職場実習や企業見学などを通じて学生にオープンに情報を提示すること”が学生からの信頼を得る策となるだろう。売り手市場の今、どう採用戦線を戦っていくのか知恵を絞る必要がある。一方で、専門学生は応募段階で志望を固めているため、内定辞退率は非常に低い傾向にある。これは採用担当者にとって採用目標を達成する上で重要なファクターとなるだろう。専門学生の採用活動の成功には大学生とは異なるアプローチや手法が必要であるため、専門的な知識を身につけることが不可欠である。

※今回発表した調査結果の詳細レポートは以下のURLにて公開しています。

「2024年1月 採用活動の実態調査」(CareerMap)

https://docs.careermap.jp/SSA_Trendsurvey202401.pdf

【本調査について】

「調査概要 I」

■実施時期  :2024年1月9日〜2月9日

◉調査名 :2024年1月度 業界動向調査

◉調査対象:新卒採用をCareerMapで実施している企業

◉回答状況:回答のあった2982社について集計

◉回答者 :企業の人事・採用責任者

◉調査方法:アンケートフォームへのご回答


今回は上記内容に加え、新卒初任給に関する実態調査も合わせて実施しました。


「調査概要 II」

■実施期間  :2024年1月

◉調査名 :新卒初任給(※)の実態調査

◉調査対象:CareerMapに登録のある2023年卒/2024年卒向け募集情報データ

※初任給とは、月給額(所定内給与)を示しています。

【報道関係者様へのお願い】

本リリースの引用・転載は、必ずクレジット「2024年1月 採用活動の実態調査」(CareerMap)を明記していただきますようお願い申し上げます。

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◾️CareerMap(キャリアマップ)とは

専門職に特化した職業教育・就職指導プラットフォーム 「CareerMap」

企業へは採用DXツールとして、学校へは就職指導DXツールとして、サービスを提供。

学生は、業界に特化した職業学習コンテンツの閲覧・視聴、学校求人の検索や応募が可能な”産学連携”のプラットフォーム。

企業様向けHP:https://biz.careermap.jp/for-business/

学校様向けHP:https://biz.careermap.jp/for-school/

《CareerMap 開発・運営》

株式会社グッドニュース:https://www.goodnews.biz/

引用元:PR TIMES

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