【開催報告】サカナバッカ、磯焼けを起こすアイゴとチヌ、低利用魚テングハギを活用した3種の新スープをテスト販売。海の課題改善につなげたい
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プレスリリース要約
「生鮮流通に新しい循環を」をビジョンに掲げる株式会社フーディソン(本社:東京都中央区、代表取締役CEO山本徹、証券コード:7114、以下当社)が運営する魚屋sakana bacca(以下、サカナバッカ)は、有人離島専門のメディア運営および地域事業を展開する特定非営利活動法人 離島経済新聞社(以下、NPOリトケイ)と、豊かな海と日本の魚食文化を未来につなぐことをミッションに活動する一般社団法人Chefs for the Blue(以下、シェフス フォー ザ ブルー)と共同し、2024年2月23日(金)〜25日(日)の3日間「おいしく食べて海もよろこぶお魚スープ」のテスト販売を実施しました。
今回テスト販売した商品は、藻場を荒らし磯焼けの一因とされている「長崎・対馬島(つしまじま)のアイゴ」と「愛媛・弓削島(ゆげじま)のチヌ」、低利用魚の「鹿児島・与論島(よろんじま)のテングハギ」を活用した3島3種のスープ。リトケイとシェフス フォー ザ ブルーが商品企画・開発を手がけ、サカナバッカ3店舗(中目黒・都立大学・中延)にて試食販売を行いました。今後、テスト販売の結果をもとに本格的な販売の検討を進めてまいります。
テスト販売実施の背景
磯焼けを起こす魚や低利用魚をおいしく食べて、海の課題改善につなげたい
日本の漁業・養殖業の生産量は1990年頃から減少し続けています。その減少要因には、海水温や海流などの海洋環境の変化、外国漁船による漁獲の影響を含むさまざまなものが考えられています。そこで今、磯焼けを起こす魚や低利用魚を食べることは、海の課題を改善するアクションのひとつとして注目されています。しかし、こういった魚の活用は少しずつ進んでいるものの、消費者の認知不足のため購買に至りづらいという課題があると当社は考えています。サカナバッカは魚を売るだけではなく、来店客への情報発信を通じて魚への興味関心をもっと惹くようなお店づくりを目指しています。今回NPOリトケイからいただいた本企画に賛同し、サカナバッカの来店客に「おいしい」を通じて「様々な魚を食べる」アクションへのきっかけにしたい想いで販売に至っております。
参考:水産庁HP 漁業・養殖業の国内生産の動向
https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/r03_h/trend/1/t1_2_1.html
店頭試食イベントの様子
販売当日は、NPOリトケイのスタッフ2名がサカナバッカの店頭に立ち、来店客に温めたスープの試食を促しました。来店客の9割近くは、スープの原料となっている「アイゴ」「チヌ」「テングハギ」を認知しておらず、商品開発ストーリーや海の課題を熱心に伝えるスタッフの話を真剣に聞き入っている様子でした。店頭ではフライヤーも配布し、子供から高齢者まで幅広い層の方が手に取っていらっしゃいました。今回、テスト販売3日間で約200パックの商品を購入いただきました。
試食した来店客の感想
アンケートより抜粋
- 低利用魚とは思えないほど臭みなどなく美味しかったです。今後もぜひ買いたいと思いました。(50代男性)
- アイゴのスープはスパイスが効いていて美味しかったです。具沢山なのも良かった。(40代女性)
- 与論島のテングハギのフィッシュボールが特に美味しかったです!(30代男性)
- パッケージのデザインがかわいくて目を引きました。3種とも口にあいましたが家庭では作れないような味わいで、とても特別に感じました。(40代女性)
- 3種類とも違う食感が楽しめ美味しかった。珍しいお魚が食べられて良かったです。(40代女性)
『おいしく食べて海もよろこぶお魚スープ』
テスト販売概要
■販売日:2024年2月23日(金)〜2月25日(日)
■販売場所:
・sakana bacca中目黒(試食販売 23日・25日 11:00 〜 19:00)
・sakana bacca都立大学(試食販売 23日・24日 11:00 〜 19:00)
・sakana bacca中延(試食販売 24日・25日 11:00 〜 19:00)
■商品:おいしく食べて海もよろこぶお魚スープ3種
① 対馬島のアイゴと野菜の具沢山スープ(税込734円)
② 弓削島ごろっとチヌとさつまいものクラムチャウダー(税込518円)
③ 与論島テングハギボールときのこのオニオンスープ(税込626円)
※本商品はレトルト食品です
■レシピ開発:アムール 後藤祐輔(ごとう・ゆうすけ)
1979年5月25日 東京都出身。『ミシュランガイド東京 2013』にて一つ星を獲得。以後7年連続で一つ星を獲得。2016年11月 シャンパーニュ騎士団より「シュバリエ・ドヌール」の称号を叙任。フランス料理の技術、精神をベースに日本の食材を活かした『日本人でしか表現できないフランス料理』に取り組んでいます。
※本企画は、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる “日本財団「海と日本プロジェクト」” の一環です。
参考
【リトケイ海の商品開発】弓削島・対馬島・与論島の未利用魚・低利用魚を活用。「おいしく食べて海もよろこぶお魚スープ」が完成しました!
https://ritokei.com/forum/products
【リトケイ海の商品開発】海と消費者をつなぐ立場でありたい。3島3種の魚のおいしさを引き出す、後藤祐輔シェフ
https://ritokei.com/forum/c_blue_goto_chef
【リトケイ海の商品開発】「ほんとうにおいしい!」おどろき舌鼓。リトケイ編集長の3島3種のお魚スープ実食レポ
https://ritokei.com/forum/jissyoku_report
離島経済新聞社(NPOリトケイ)について
416島の有人離島の総人口は約100万人。そのうち本土と橋のかからない305島に約57万人が暮らしています。離島地域にある価値と課題、その間にある可能性に注目するNPOリトケイは、全国の「島」を専門に、地元住民やファン、関係人口、行政、企業などと連携し、「メディア運営」と「地域事業」の両輪で、地域を支える担い手の確保・育成、産業振興サポート、環境保全活動の拡大を支援しています。
Chefs for the Blue(シェフス フォー ザ ブルー)について
URL:https://chefsfortheblue.jp/
日本の豊かな海を守り食文化を未来につなぐため、フードジャーナリストと東京・京都のトップシェフ達が共に立ち上げたチーム。持続可能な海を目指し、自治体・企業との協働プロジェクトやイベントなどを行っています。
サカナバッカについて
サカナバッカは都内に8店舗(中目黒、都立大学、中延、エキュート品川店、五反田、新橋、グランスタ東京店、グランスタ丸の内店)を展開する魚屋です。日本の豊かな「魚食」の文化を一般の方にも広く伝えたいという想いから、日本の風景から減りつつある街の魚屋をモダンにアップデートし、食べて美味しいだけではなく、魚を知り、体験できるお店作りを目指して、東京ではあまり流通していない魚種や高鮮度の鮮魚を産地や市場から仕入れています。SNSやECなども活用し、オンラインとオフラインを掛け合わせた新しい購買体験を提供することで魚離れの進む若い世代も含め幅広い世代にご利用いただいています。
株式会社フーディソンについて
URL:https://foodison.jp/
note:https://note.com/foodison/
創業メンバーとして上場まで果たした医療介護系の会社を辞めた山本徹が、ある三陸のサンマ漁師から「船のガソリン代も稼げない」「息子には漁師を継がせたくない」という話を聞いたのをきっかけに水産業に問題意識をもち、2013年4月に当社を設立しました。現在は「生鮮流通に新しい循環を」というビジョンを掲げ、飲食店向け生鮮品EC『魚ポチ』、いつも新しい発見のある街の魚屋『sakana bacca』、フード業界に特化した人材紹介サービス『フード人材バンク』を展開しています。
引用元:PR TIMES