ブラウン、パナソニックが利用したいシェーバーの想起を独占!
プレスリリース要約
ネオマーケティングのカテゴリーパーセプション調査では、当該カテゴリーのエボークトセット※、パーセプションを確認することで現状を俯瞰することができます。
そこで、シェーバーの現状を知るために、ネガティブ・ポジティブなイメージ、利用シーン、利用する際に想起するシェーバーのブランドを調査しました。
是非今後のマーケティング活動の一資料としてご活用ください。
※エボークトセットとは、利用や購入時に思い浮かぶブランド想起のことを指します。
主な結果
- ブランド想起:ブラウン、パナソニック、フィリップス
- 現在の認識:手間がかからない、手軽・気軽、剃り残しがある・きれいに剃れない、充電が面倒
- パーセプションチェンジの種:肌がつるつるになる、爽快感に欠ける、長い髭が剃れない・絡まる、不衛生・臭い
【調査概要】
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:全国の20歳以上69歳以下の電動シェーバーを利用する男性
有効回答数:1,000名
調査実施日:2024年1月9日(火)~2024年1月10日(水)
※以下の数表は、回答を自由記述形式で取得した後、アフターコーディング集計を行った結果となります。
ポジティブイメージ
シェーバーは「手間がかからない」「手軽」という好ましいイメージを持たれているので、
それは大きな利点です。
また、「時短」「肌に優しい」といった点も、少数派かもしれませんが、利用者がシェーバーを使う一つの要因になっていると考えられます。
シェーバーは「手間抜き」が基本的な価値(POP)なので、
時間帯効果だけではなく、肌ケアの価値提案を強化することで、新しい顧客層に訴求できます。
ネガティブイメージ
「剃り残しがある」「きれいに剃れない」が利用をためらわせる大きな要因ですが、一部では
「長い髭が剃れない」「爽快感に欠ける」「不衛生」といった点が利用の妨げになっています。
一部の意見ではありますが、「確かに言われてみたら」という潜在しているネガティブの可能
性があります。
さらに、「各メーカーのアイテムが多すぎ」という選びにくさ、も見受けられます。
これらの課題に対しては、「髭の長さごとに選べる」、「衛生的で爽快」を切り口に訴求できる
と、独自の価値として選ばれる理由づくり及びシェーバーの認識を変えことに繋がるのではな
いでしょうか。
ブランド想起
ブラウンやパナソニック、フィリップスがブランド想起で上位に来ていることは、明確なブランド
ポジショニングと効果的なマーケティング戦略の成果です。これらのブランドは、毛の処理に対
する明確な解決策を提供し、強い印象を残しています。
しかし、一方で機能的には大きな差がなくなってきているのも事実。
未顧客の獲得と新たな価値訴求が課題。
本人用ではなく、「プレゼント用」という目的訴求もよいのではないでしょうか。
これまでの剃り心地や深剃りといった機能的訴求だけではなく、下記のようなポジションはい
かがでしょうか。
・プレゼント用のシェーバーといったら、
・衛生的なシェーバーといったら、
・爽快感の得られるシェーバーといったら、
総括
シェーバーの市場でブランドの想起率を高めるには、単に製品を売り出すだけでは不十分です。
ネオマーケティングの調査から得られた教訓をもとに、シェーバーに新しい価値を持たせ、消費者の印象を一新する戦略が必要です。
成功のカギは次の三点にあります:
・ポジティブイメージの拡散:シェーバーが「手間がかからない」「手軽」というポジティブなイメー ジをより多くの人に伝えることで、製品の魅力を広げます。
・ネガティブイメージの解消:「剃り残し」「きれいに剃れない」といったネガティブな印象を払拭し、新たなシェーバーの品質と効果を強化することで、消費者の信頼を勝ち取ります。
・利用シーンの示唆:「時短」「肌に優しい」といったシェーバーの利点を強調し、ストレス解消やリフレッシュのためのアイテムとしての利用シーンを提案することで、製品の新たな使用価値を提供します。
このように、シェーバーのポジティブな側面を強調し、ネガティブなイメージを解消することで、消費者に新しい視点を提供します。例えば、「チョコザップ」が時間の有効活用や手軽さを強みとして成功したように、消費者に新しい価値を見出してもらうことが大切です。
剃り心地や深剃り等の機能競争による差別化ではなく、プレゼントやリフレッシュ訴求等独自の価値を創造することで、ブランド想起につながりやすくなります。
ネオマーケティングではさまざまなカテゴリーパーセプションを独自で調査研究しております。一部情報を無償で公開しております。
カテゴリーパーセプション調査結果一覧
https://column.neo-m.jp/data/perception
【調査結果】※一部記載
引用元:PR TIMES