大阪府・大阪市・兵庫県「空飛ぶクルマ社会実証補助事業」の実証実験を実施しました

プレスリリース要約

2023年度のエアモビリティ統合運航管理プラットフォームの実証は、航空気象ネットワークや航空機管理システムを追加し、2つのシナリオで相互連携を行いました。デモンストレーションでは、飛行計画や飛行実績の登録、V-portの予約などをNASTを使用して行い、その有効性を検証しました。今後は、情報共有や相互利用を重視し、安全な運航に貢献していく方針です。
■   実証の概要

2021年度及び2022年度に実施した運航管理のデモンストレーションに続き、2023年度は新たに航空気象ネットワークや航空機管理システムを追加して、以下2つのシナリオに基づき「エアモビリティ統合運航管理プラットフォーム」上で相互連携する実証を行いました。

ο大阪ヘリポートから森ノ宮V-port※3までの通常運航

ο森ノ宮V-portから夢洲V-portへの運航中に、緊急地震速報による大阪ヘリポートへの経路変更というイレギュラー運航

当日は、「空飛ぶクルマ」の飛行計画や飛行実績の登録、及びV-portの予約や利用状況の確認など、当社サービスの航空機運航・整備管理システム「NAST」注2を使用したデモンストレーションを行い、その有効性を検証しました。

■   今後について

「空飛ぶクルマ」の飛行には、事故や渋滞を防ぐための安全な運航に向けた情報共有や相互利用が非常に重要です。当社は、これまで培ってきた知識と今回の実証実験の成果を活かし、「空の安全」への更なる貢献を目指します。

                     <システム全体像>

                <公開実証向けシステム画面(一部)>

              <公開実証実験会場の様子(大阪府咲洲庁舎)>

 用語解説

※1 エアモビリティ総合運航プラットフォーム
空飛ぶクルマ・ヘリコプター・ドローンなどの多種多様な機体の運航計画や位置情報、気象情報、航空機情報、離着陸情報等の運航に必要な情報を集約するシステム

※2 空飛ぶクルマ
電動垂直離着陸機の一般名。電動モータで複数の回転翼を回転させ、垂直離着陸できる小型航空機

※3 V-port
空飛ぶクルマが離着陸を行い、運航の拠点となる駅のような場所

注1)        空飛ぶクルマ社会実証補助事業

大阪府HP https://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=48813

大阪市HP https://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenryaku/page/0000599923.html

兵庫県HP https://web.pref.hyogo.lg.jp/sr10/sorakuru.html

注2)        NAST(Network of Aviation Safety Technology)は航空機の運航、整備に関する情報を一元管理する総合管理システムです。
https://www.qsolcorp.co.jp/solutions/nast/

                                               以 上

引用元:PR TIMES

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