自動運転EV開発のチューリング、経済産業省/NEDO「競争力ある生成AI基盤モデルの開発」の事業者に採択

プレスリリース要約

Turing株式会社は、助成事業を通じて、AI基盤モデルの研究開発を進め、完全自動運転EVの開発を目指しており、大規模計算リソースを活用して国際競争力のあるAIを開発する。その一環として、大規模基盤モデルの学習に対する経済産業省、NEDOの助成を受け、約7.4億円相当の計算資源を使用する予定。また、会社は完全自動運転に向けたマルチモーダルモデルの開発に取り組んでおり、LLMなどのAI技術を活用している。代表取締役は、助成事業により開発を加速させ、完全自動運転EVの量産を目指すことが可能になると述べている。Turingは、完全自動運転EVの開発・製造を行うスタートアップであり、採用情報も積極的に募集している。

  • 助成事業の概要

 本プロジェクトは、「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/ポスト5G情報通信システムの開発/完全自動運転に向けたマルチモーダル基盤モデルの開発」の一環として実施されるもので、生成AI基盤モデルの研究開発を対象としています。大規模な計算リソースを事業者に提供することで、国際的に競争力のあるAIの開発を目指しています。

 チューリングは完全自動運転EVの開発にむけた大規模基盤モデルを学習するため、2024年2月から同年8月にかけて経済産業省、NEDOの助成を受け、総額約7.4億円相当の計算資源を用いて開発を進めていく予定です。

  • LLMと完全自動運転の関係性

 近年、AI技術の進化に伴い、大規模言語モデル(LLM)が注目を集めています。LLMは、大量のテキストデータから学習し、人間のような自然な文章を生成したり、質問に答えたりすることができるAIモデルです。チューリングは、完全自動運転の実現には人間と同等以上にこの世界を理解した自動運転AIが必要であると考え、言語を通じて極めて高いレベルでこの世界を認知・理解している、LLMを含むマルチモーダルモデルの開発を進めています。

< 参考プレスリリース >

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000098132.html

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000098132.html

代表取締役 山本一成のコメント

 チューリングはこれまで、2030年の完全自動運転EV量産に向け、マルチモーダル学習ライブラリ「Heron」の公開や大規模GPUクラスタ「Gaggle Cluster」の構築など、高度なマルチモーダルAIモデルの開発に取り組んできました。今回の助成事業採択により、開発をさらに加速することが可能になります。私たちは今後も『We Overtake Tesla』のミッションのもと、安全で持続可能な移動手段の提供を通じて人々の生活をより豊かにするため、全力を尽くしてまいります。

  • チューリングについて

 チューリングは、「We Overtake Tesla」をミッションにかかげ、完全⾃動運転EVの量産を⽬指すスタートアップです。世界で初めて名人を倒した将棋AI「Ponanza」の開発者である⼭本⼀成と、カーネギーメロン⼤学で自動運転を研究し、Ph.D.を取得した⻘⽊俊介によって2021年に共同創業され、AI深層学習技術を⽤いた限定領域に留まらない「完全自動運転」の実現を目指しています。

会社名 :Turing株式会社(読み:チューリング、英語表記:Turing Inc.)

所在地 :東京都品川区大崎1丁目11−2 ゲートシティ大崎 イーストタワー4階

代表者 :代表取締役 ⼭本⼀成

設⽴  :2021年8⽉

事業内容:完全自動運転EVの開発・製造

URL  :https://www.turing-motors.com

  • 採⽤情報

完全⾃動運転システム・EV⾞両を⼀緒につくる仲間を積極的に募集しています。

採⽤ページ:https://www.turing-motors.com/jobs

  • 報道機関からのお問い合わせ先

広報担当(阿部):[email protected]

引用元:PR TIMES

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