トルビズオン、西伊豆町にてグリーンサービスと医薬品の配送実験を実施

プレスリリース要約

2023年12月10日(日)に、東京の神田公民館で行われた実証実験では、DJI製Matrice 300RTKドローンを使用し、約100gの医薬品を約2.4km運搬しました。この実験は、CO2排出の削減や労働力不足、物流の維持、防災などの課題解決を目指したものでした。実験では、オンライン診療後、医薬品をひまわり薬局から神田公民館までドローンで配達し、専用ボックスで安全に保管しました。また、グリーンサービスはドローンを活用したラストワンマイル物流や脱炭素物流の構築を目指し、ドローン物流の事業化を進めています。また、トルビズオンのS:ROADは、ドローンの飛行空域を可視化し、ドローン産業の社会実装を推進するためのサービスです。
  • 実証実験概要

日時:2023年12月10日(日)12:00~

場所:神田公民館

使用機体 :DJI製 Matrice 300RTK

配送品  :医薬品

搬送重量 :約100g

搬送距離 :約2.4km

今回の実証実験は、ドローン活用によりCO2排出量を削減するとともに人口減少・高齢化に伴う労働力不足、地域の物流網維持、防災・減災等の課題解決を図るために実施されました。

グリーンサービスは過去にも2021年に同地区において災害時における物資輸送の実証実験を、2023年2月には愛知県新城市にてドローンと自動車のハイブリッド方式による医薬品配送の実証実験を行なっています。

今回の実証実験ではオンライン診療ののち、薬局から患者が待つ公民館へのドローンによる医薬品配送を行いました。

西伊豆町にある池田医院の池田医師が同地区の患者にオンライン診療を行い、ひまわり薬局にて医薬品を調剤・オンライン服薬指導、ドローンの医薬品専用ボックスに格納したのち、グリーンサービスがドローンにて宇久須川上空を空輸し、患者の待つ神田公民館駐車場まで届けました。

輸送に使用したボックスは専用のアプリを用いて開錠されるため、医薬品の受取人以外が開錠することを防ぐことができます。

また、医薬品は遮熱材を利用したボックスに格納されるため、医薬品は適切に温度管理されます。

医薬品配送ボックス医薬品配送ボックス

着陸地点にて医薬品の受け取り着陸地点にて医薬品の受け取り

  • 飛行ルート

下記2拠点を往復飛行

①ひまわり薬局

②神田公民館

飛行ルート飛行ルート

実証実験動画URL

https://youtu.be/Uw5lFJOd58Q

  • 参加団体

株式会社グリーンサービス

中北薬品株式会社

池田医院

ひまわり薬局

西伊豆町

株式会社トルビズオン

  • グリーンサービス 榊原代表取締役社長コメント

株式会社グリーンサービスは、昨今の運送業に関する労働力(ドライバー)不足や2024年問題と言われる課題に対処し、且つ持続可能な社会に貢献する為、今回ドローンを活用したラストワンマイル物流と脱炭素物流の構築を目指し実証実験を実施致しました。

2021年3月に静岡県西伊豆エリアにおいて、災害時における物流体制の構築に向けた実証実験を行っており、当時も自治体、関係団体から「災害時に国からの援助を期待しているが、必ずしもこの地域までヘリコプターがくる保証がないので一般、もしくは自治体でドローンを飛ばせることが出来るようになれば助かる」とコメントをいただきました。

今後弊社は、新たな事業としてトラック物流に代わる新たな物流サービスとして、ドローン物流によるラストワンマイルの事業化を目指していきたいと考えています。

また昨今、各業界のDX化推進については医療業界も同様でオンライン診療・オンライン服薬指導等のDX化が推進しており、医療品及び日用品などをドローンで配達することで、医療・健康増進のラストワンマイルを実現することを目指しています。

グリーンサービス 榊原代表取締役社長グリーンサービス 榊原代表取締役社長

  • トルビズオンの提供するS:ROADについて

「S:ROAD」は、定期航路となるドローンの飛行空域を可視化し、ドローン産業の社会実装を推進します。ドローン事業者はS:ROADを利用し、地域の代理店であるスカイディベロッパーが開拓した、リスクアセスメントや地域の合意の取れた空路を利用することができます。

S:ROADには、空に「住所」を作り、空域に関する情報データベースと紐づける特許技術「スカイドメイン®︎」が用いられています。

トルビズオン公式ホームページ(お問い合わせフォームあり)

https://www.truebizon.com/

サービス概要ページ

https://www.truebizon.com/sroad

引用元:PR TIMES

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