Thinkerが考える「未来のロボットハンドの必須条件」とは?

プレスリリース要約

大阪を拠点とする株式会社Thinkerは、ロボットハンドの新技術を紹介するために、1月24日から26日に開催される第8回ロボデックス展に出展します。同社の新型ロボットハンド「Think Hand F」アルファ版のデモンストレーションや中野基輝によるプレゼンテーションが行われます。また、同社は近接覚センサーTK-01を搭載した新しい方式のセンサーを提供し、これによりロボットハンドの活用範囲が拡大されることが期待されています。展示会ではこのセンサーについての詳細な説明も行われます。
”指先で考えるロボットハンドで協働ロボットの革新を目指す株式会社Thinker(読み:シンカー、本社:大阪府大阪市、代表取締役兼CEO:藤本弘道、以下Thinker)は、「第8回ロボデックス [開発]・[活用] 展-(1月24日~26日、東京ビッグサイトにて開催)に出展いたします。会場ブースでは、ロボットマニピュレーションの長年の課題であった「ばら積みピッキング」(※注)を実現する「近接覚センサーTK-01」を搭載した新型ロボットハンド「Think Hand F」アルファ版のデモンストレーションを実施するほか、創業メンバーである取締役兼CTOの中野基輝がこれからロボットハンドに求められる条件や業界の動向について解説いたします。

   中野基輝によるプレゼンテーションの予定

   場所:東京ビッグサイト当社ブース(西1ホール W55-49)

   日時:1月24日(水) 16:00~

      1月25日(木) 10:30~

      1月26日(金) 10:30~   ※各回10分程度

<プロフィール>

中野基輝(なかの・もとき)/株式会社Thinker取締役兼CTO

1983年、北海道生まれ、北海道育ち。北海度大学大学院情報科学研究科システム制御情報学専攻博士課程修了。株式会社ATOUNでパワードスーツやパワードウェアの開発に携わったのち、2022年8月に大阪大学のスタートアップ、株式会社Thinkerの創業に参画し、CTOに就任。ヒトと一緒に働く協働ロボットの世界に革新を起こすべく、近接覚センサーの開発に取り組んでいる。

※注「ばら積みピッキング」……ランダムな状態で積まれているモノをピッキングする作業のこと。小さな部品などを扱う製造現場ではよく見られる工程であるが、カメラによる光学式センシングでは、個々のモノの姿勢や形状の認識が難しいことから、ロボットハンドによる実現が困難とされていた。

■第8回ロボデックス-ロボット[開発]・[活用]展

最新ロボットから周辺機器、ロボットに開発技術などが集まるロボット総合展。

主催:RX Japan株式会社

会期:2024年1月24日(水)・25日(木)・26日(金) 10:00~17:00

会場:東京ビッグサイト(弊社ブース番号:西1ホール W55-49)

URL:https://www.fiweek.jp/tokyo/ja-jp/about/robo.html

※当日、会場にて「近接覚センサーTK-01」に関する詳しい説明や用途相談などをご希望される方は、下記「株式会社Thinkerへのお問い合わせ」欄のお問合せページからご連絡ください。

■近接覚センサーTK-01

Thinkerが提供する新しい方式を用いたセンサー。カメラを用いることなく、赤外線とAIを組み合わせた独自の高速・高分解能なセンシングによりモノの位置と形を非接触かつ高速に把握できる。これにより、従来の産業用ロボットでは難しいとされていた鏡面・透明物質の取り扱いや、現場環境に応じた臨機応変なピックアップが可能となり、ロボットハンドによるピッキングの可能性を飛躍的に広げることができる。また、ティーチング(ロボットに作業を教え込む工程)の時間や労力を大幅に軽減できることから、これまでとは異なる領域でのロボットハンドの活用も期待されている。

○近接覚センサーTK-01の紹介動画(YouTube):

  https://youtu.be/9ngE1IxFgHw

○動く対象物をセンシングすることで把持部が追従する動画(YouTube):

  https://www.youtube.com/watch?v=MtwL4D1kWuU

■Think Hand F

独自のセンシング技法によって、死角とされてきた部分の認知をも可能にする「近接覚センサーTK-01」と、”指”の関節を柔軟に保つフローティング機構※ を搭載した次世代型のロボットハンド。

【特徴】

・”指先”によって「まさぐる」ことで、ばら積み部品のピッキングをカメラレスで実現

・フローティング機構※ を搭載することで、”つき指”による作業停止や故障などを回避

・”つかみ損ね”を瞬時に検知でき、素早いリトライで、タクト時間を削減

○Think Hand Fの紹介動画(YouTube)

https://www.youtube.com/watch?v=lMd-kz9eZHc

※フローティング機構……対象物とロボットハンドの縦方向、横方向の位置のギャップを埋めるために、ばねを介して力を吸収する機構。Think Hand Fの機構はThinkerの取締役で、大阪大学大学院基礎工学研究科の小山佳祐助教が独自に研究・開発。柔軟な関節と、3次元の変位計測が可能な近接覚センサーを組み合わせることで、カメラレスで対象物の形に合わせてつまみ上げることを可能にした。自動化システムのトータルコスト低減にも貢献。

■会社概要

 名称 :株式会社Thinker

 住所 :〒541-0056 大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目1-3 大阪センタービル 6F-188

 代表者:代表取締役兼CEO 藤本 弘道

 設立 :2022年8月

 企業説明:大阪大学大学院基礎工学研究科の小山佳祐助教(当社取締役)が開発した「近接覚センサー」の販売および、同製品を活用したソリューション提案を行っています。その場、その場に応じて、、自分で判断する”思考力”をロボットに持たせることで、ヒトと一緒に働く協働ロボットの世界に革新を起こします。

 URL :https://www.thinker-robotics.co.jp/

 備考 :社名のThinkerには「考え抜く集団」「考えるロボット」「ロボットの進化(シンカ)を加速させる」といった思いを込めています。

■関連リンク

・「手先のイノベーション」を起こせ、産業用ロボットの可能性開く赤外線型の近接覚センサー (MONOist 2023年10月19日)

https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2310/05/news002.html

・“指先で考えてつかむ”次世代型ロボットハンド開発に着手

(PRTIMES 2023年7月31日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000106143.html

・動作時の死角を補う第六感センサー、独自のハードとAIで透明物体も逃さない
(日経クロステック 2022年9月13日)

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02183/00002/

・ロボットの視覚・触覚を補う“第六感”、阪大小山助教が開発「近接覚センサー」
(日経クロステック 2022年2月28日)

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/nmc/18/00011/00158/

・小山佳祐公式サイト

https://kk-hs-sa.website/

■株式会社Thinkerへのお問い合わせ

お問い合わせページ:https://www.thinker-robotics.co.jp/contact/

Eメール:info-web[at]thinker-robotics.co.jp

※[at]を@に変えて入力ください。

件名に貴社名、本文にご担当者情報[(1)法人名、(2)部署、(3)氏名、(4)メールアドレス、(5)企業URL]とお問い合わせ内容をご記入のうえ、送信ください。

公式ウェブサイト:https://www.thinker-robotics.co.jp/ 

引用元:PR TIMES

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