全国に2,600店舗のドラッグストアを展開するツルハホールディングスが、CO2排出量見える化・削減クラウド「アスエネ」を導入

プレスリリース要約

ツルハホールディングスは、ESG経営を推進し、CO2排出量の見える化と削減を目指しており、そのために「アスエネ」を導入。この決め手は、1人で多店舗のCO2排出量算定が可能な伴走支援と、他社との知識共有ができる「Net Zero Community」。将来的にはCO2排出削減目標の設定やサプライチェーン企業との連携を目指す。アスエネはCO2排出量の見える化・削減・報告を支援するクラウドサービスであり、ESG評価プラットフォーム「アスエネESG」も提供している。

  • 「アスエネ」導入の背景と目的

ツルハホールディングスは、医薬品や食料品などの日用品・食品をはじめ、一部店舗では電化製品まで取り扱うドラッグストアを運営している、東証プライム上場企業です。7つの事業会社から構成されており、ツルハドラッグ、くすりの福太郎などの8つの屋号を持ち、40都道府県とタイに2,615店舗(2023年11月15日現在)を展開しています。

ESG経営の大きな流れが生まれてきているなかで、ツルハホールディングスは5つのマテリアリティを策定しました。その一つとして「次世代への地球環境を考える」を掲げ、CO2排出量の削減の取り組みを進め、ステークホルダーへの情報開示を行っていきます。
ツルハホールディングスは先陣を切って、排出量の算定と開示に取り組むことに意味があると考えました。しかし、自社だけでは、CO2の排出量を正確に把握し、CDPやTCFDの報告に対応できないという課題があり、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスエネ」の導入を決めました。

  • 導入の決め手

ツルハホールディングスにおける「アスエネ(旧:アスゼロ)」導入の選定の決め手は、2つありました。

1.伴走支援により、担当者1名で2,600店舗のCO2排出量の見える化に取り組める
「アスエネ」は、システムだけでなくコンサルティング担当の丁寧かつ迅速な支援により、脱炭素の専門的な知識がなくてもScope1-3までの算定に取り組めます。温室効果ガス排出量算定の国際規格ISO14064-3を取得していることによる正確なCO2排出量の開示やTCFDなどへの報告をワンストップで行えるため、現在ツルハホールディングスでは全2,600店舗の算定に担当1名で取り組めています。

2.「Net Zero Community」ではネットゼロ経営実現のための最新情報を得られる
「アスエネ」導入企業が集まる「Net Zero Community」では、ネットゼロ経営を実現に向けて取り組んでいる他社と、知識やナレッジを相互共有することができています。また、定期的なウェビナーでも、脱炭素や環境問題に関する最新の情報を得られるため、それをもとにどのような取り組みをするべきかを検討できます。

  • 今後の展望

ツルハホールディングスはSBTで求められるCO2排出削減レベルを考慮し、Scope1-2について「2030年度に、一店舗当たりのCO2排出量を46%削減(2013年度比)」の目標を設定しています。2024年5月の決算にScope3を開示するために、社内各部署とも連携をとりながら算定に取り組んでいます。2年後にはサプライチェーン企業とも連携し、一次データの回収により算定値を精緻化していくことを目指しています。

全国的に店舗を持つツルハホールディングスは、小売業界において率先してCO2排出量の見える化・削減に向き合うことで地球温暖化の抑制に貢献し、将来的にはお客さまの生活に豊かさと余裕を提供できると確信しています。小売業界の先陣を切って脱炭素経営に本気で取り組み、 企業としての責任を果たします。

<ツルハホールディングスについて>
会社名:株式会社ツルハホールディングス
資本金:11,433 百万円
代表取締役:鶴羽 順
設立:1963年6月
本社:北海道札幌市東区北24条東20丁目1-21
WEBサイト:https://www.tsuruha-hd.com/

  • 「アスエネ」導入事例詳細

株式会社ツルハホールディングス「2,600店舗のCO2排出量を1人で算定。小売業として脱炭素経営に取り組む」
https://earthene.com/asuzero/case/tsuruha-hd
「アスエネ」導入事例はこちらからご覧ください。
https://earthene.com/asuzero/case

  • 「アスエネ」について

「アスエネ(旧:アスゼロ)」は、複雑だったCO2排出量算出業務をカンタンにサポートする、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3*のサプライチェーン排出量の報告・情報開示を支援します。

<主な特長>
・請求書などをAI-OCRでスキャン、お客さまの業務工数を削減、カンタンにCO2見える化
・CDP認定の気候変動スコアリングパートナーとしての豊富な実績によるSX*コンサルティング
・GHGプロトコル*に基づいた、各種イニシアチブ(CDP・TCFD・SBTなど)の報告支援
・製品別CFP*機能により、製品・サービス単位のライフサイクル全体のCO2e排出量の算定が可能
・CO2クレジットオフセット、クリーン電力調達などの脱炭素ワンストップソリューションを提供
・GHG排出量算定の国際規格ISO14064-3の第三者検証により、システムの妥当性を保証済み
アスエネサービスサイト:https://earthene.com/asuzero

  • 「アスエネESG」について

「アスエネESG(旧:ESGクラウドレーティング)」は、企業のサプライチェーンのESG(E:環境、S:社会、G:ガバナンス)経営の取り組みを可視化できるESG評価プラットフォームです。

<主な特長>
・サプライチェーン企業に対し、信頼性の高いESG評価が可能
・サプライチェーン調達におけるESG評価の工数削減
・有価証券報告書の開示に対応したコンサルティング
・表彰・PRで認知と集客の最大化
アスエネESGサービスサイト:https://earthene.com/rating

  • アスエネ 会社概要

会社名:アスエネ株式会社
事業:CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスエネ」
   ESG評価クラウドサービス「アスエネESG」
   カーボンクレジット・排出権取引所 「Carbon EX」の運営
資本金:25億2,681万円(資本剰余金含む)
代表者:代表取締役CEO 西和田 浩平
株主:経営陣、インキュベイトファンド、環境エネルギー投資、STRIVE、
   パビリオンキャピタル(シンガポール政府/テマセク傘下ファンド)、
   Salesforce Ventures、SBIインベストメント、GMO VenturePartners、
   Sony Innovation Fund、GLIN Impact Capital、Axiom Asia Private Capital等
創業:2019年10月
住所:東京都港区虎ノ門1丁目17−1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階 CIC TOKYO
URL:https://earthene.com/corporate/

【採用について】
ミッションである「次世代によりよい世界を」を実現するため、全方位で採用を強化しています。
採用サイト:https://earthene.com/corporate/recruitment

【アライアンスについて】
当社サービスの展開を共にお取り組みいただけるパートナーを募集しています。
協業例:金融機関・地域金融機関、総合・専門商社、コンサル、製造業、投資ファンドなど
問い合わせ先:https://earthene.com/corporate/form/contact

<注釈補足>
* GHGプロトコル:Greenhouse Gas(温室効果ガス)の排出量算定と報告の国際・世界基準
* Scope1-3:以下のとおり、事業者によるCO2排出量の算定・報告対象範囲を区分
  Scope1:自社の事業活動において直接排出したCO2排出量
  Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用により発生する間接的なCO2排出量
  Scope3:上記以外の事業活動に関わる上流・下流のサプライチェーンのCO2排出量
* SX:サステナビリティ・トランスフォーメーション。企業が持続可能性を重視した経営方針へと切り替える

引用元:PR TIMES

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