新たな事業(系統用蓄電池事業)の開始に関するお知らせ
プレスリリース要約
2023年12月21日
各位 株式会社アジアゲートホールディング
代表取締役社長 田野大地
(コード:1783 東証スタンダード)
新たな事業(系統用蓄電池事業)の開始に関するお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において、以下の通り新たな事業として系統用蓄電池事業(以下、「本事業」という。)を開始することについて決議いたしましたので、お知らせいたします。
記
1.事業の目的
当社は、2023年3月16日付、PR情報「绿能慧充数字技术有限公司が製造するEV用急速充電設備の日本での独占販売契約の締結に関する知らせ」及び、2023年12月6日付、PR情報「(経過開示)EV 用 DC 急速充電規格「CHAdeMO」(チャデモ)認証取得のお知らせ」にて公表しておりましたとおり、EV関連事業を通じて脱炭素社会の実現を目的に、EV関連事業の事業化に向けた取り組みを推進しておりました。
この度、当社は、さらなる脱炭素社会の実現を目的に、系統用蓄電池事業を新たな事業として開始することといたしました。当社は本事業を通じて、天候の影響や時間帯で発電量が変動する再生可能エネルギーを無駄なく消費する調整機能を担うとともに、系統電力網の安定化や更なる再生可能エネルギーの導入拡大に貢献いたします。
2.事業の概要
(1)事業の内容
本事業は、案件ごとに合同会社(SPC)を設立し、当該合同会社がアグリゲーター(※)とのあいだで運用委託契約を締結し、また、電設工事業者とのあいだでEPC業務(※)に係る委託契約を締結いたします。アグリゲーターは各電力市場での電力取引及び畜放電の指示・コントロールを行い、電設工事業者が蓄電池の調達及び付帯設備を含む設置業務を行います。
当社は、本事業にて蓄電所運営事業によるインカムゲイン、または、蓄電所の売却によるキャピタルゲインを得ることを目指し、この度、本事業の第一号案件となる「(仮称)群馬蓄電所」を開始することといたしました。当社は、合同会社fantasista battery 1を設立し、群馬県下の蓄電所事業用地を取得、当該事業用地に系統用蓄電池(定格出力2MW、蓄電容量8MWh)を設置・運用するもので、2024 年4月に建設を開始し、2024年12月の運転開始を目指します。
(1)名称
(仮称)群馬蓄電所
(2)事業主体
合同会社fantasista battery 1
(3)出資者・出資比率
(株)アジアゲートホールディングス100%
(4)所在地
群馬県下
(5)事業用地面積
766㎡(231.71坪)
(6)設備諸元
リチウムイオン電池
(7)蓄電システム出力
2MW
(8)蓄電容量
8MWh
(9)事業用地取得日(予定)
2023年12月22日
(10)着工(予定)
2024年4月
(11)事業開始(予定)
2024年12月
なお、アグリゲーターと電設工事業者は現在選定中であります。
(本事業のビジネススキーム)
(2)新たな事業を開始する時期
2024年12月21日
(3)新たな事業のために特別に支出する予定額の合計額
本事業において、土地及び権利の取得並びに蓄電池とその付帯する設備費用として670百万円を予定して
おります。
当社は本件を含む系統用蓄電池事業を複数案件進めて参ります。
※EPC業務とは、設計(Engineering)、調達(Procurement)、建設・試運転(Construction)の3つのフェー ズからなる本事業に係る蓄電設備の据え付け・建設に関する業務です。
※アグリゲーターとは、アグリゲート(aggregate)する者という意味で、「集める」「合計する」と直訳することができます。主な役割は、電力の需要と供給のバランスコントロールや、各需要家のエネルギーリソースを効率的に活用することです。また、「特定卸供給事業者」と呼ばれることもあります。
3.今後の見通し
本事業が2024年9月期の通期業績予想数値に与える影響は軽微ですが、今後重要な影響を認識した場合には、速やかに公表いたします。
<本件に関するお問い合わせ>
株式会社アジアゲートホールディングス 社長室 IR担当
TEL:03-5572-7848 E-mail:[email protected]
営業時間:平日9:00~18:00
以上
引用元:PR TIMES