1年でもっとも多かった結婚記念日はいつ?既婚者285人に「入籍日の決め方」についてアンケートしました

婚姻届の提出日は、夫婦にとって結婚記念日となる特別な日です。婚姻届を提出する日を、既婚者はどういった基準や考えで決めたのでしょうか?

株式会社ネクストレベル(本社所在地:神奈川県横浜市、代表取締役:田中大洋)が運営する縁結び大学(https://jsbs2012.jp/date/)では、20歳~55歳の既婚男女285人に、結婚記念日の決め方についての調査を行いました。「いつ婚姻届を出すか」を悩んだ人の割合や、「結婚記念日として良くなかった」ことなど、これから婚姻届を提出する人の参考になる情報をお伝えします。

いつ入籍すればよいか悩んだ人は23.9%

「結婚記念日(婚姻届を提出する日)をいつにするか悩みましたか?」という質問をしたところ、「あまり悩まなかった」「まったく悩まなかった」という人は76.1%でした。反対に「少し悩んだ」「けっこう悩んだ」と答えた人は23.9%で、既婚者のうち4~5組に1組がいつ婚姻届を出すか悩んだ経験がありました。

誕生日や交際を始めた日など、ふたりにとって意味のある日が希望の時期に重なっていないと決め手がなく、なかには「どうやって決めたら良いか」悩んでしまう人がいるのかもしれません。

“当日”に入籍日を決めた人が10.9%

「婚姻届を提出する日を決めたのは、どのくらい前ですか?」と聞いた結果が上のグラフです。1ヶ月〜6ヶ月前がボリュームゾーンになっていて、この間に決めた人が59.9%と、約6割に及びました。その中でも最も多いのが「3ヶ月〜6ヶ月前」で30.5%となっています。

「当日〜3週間前」の間に決めた人は22.9%で、5組に1組は届けを出す直前に予定を決めていることが分かります。直前に予定を決めた人のうち、“いつ婚姻届を出すか悩まなかった人”が86.2%を占めることから、結婚自体を急に決めて婚姻届を出した人も少なくないのではないかと推察できそうです。

また注目したいのは「当日」に決めた人が10.9%もいる点で、「今日、結婚しよう!」と思い立って届けを提出したカップルが1割以上いるということです。当日すぐに提出できたということは、事前に準備しておいたのかもしれません。

「7ヶ月以上前」は17.2%で、“ずっと前から結婚する日を決めていた”という人は、それほど多くないようです。

パートナー以外では“義理の父母”に「入籍日をいつにするか」相談した人が多い

「婚姻届をいつ提出するか、誰かに相談しましたか?」という質問では、「相談した」という人が51.2%と半数以上を占めました。

相談した人は、当事者同士である「パートナー」が最も多く46%です。しかし、相談なしで「パートナーが決めた」という人も4.2%いることがわかりました。「パートナーが決めた」という人の男女の内訳は、男性の回答が2.7%なのに対し、女性の回答は4.7%です。「パートナーが決めた」場合、女性より男性のほうが決定権を持つことが多かったといえます。

パートナー以外に相談した人の中では「パートナーの母」「パートナーの父」があわせて5.7%、「自分の母」「自分の父」が3.6%でした。自分の両親よりもこれから義理の父母となるパートナーの両親に相談した人の方が多いのは、今後の関係を良好にしたいという意識の表れかもしれません。
また、「既婚の友人」(1.8%)や「親友(未婚既婚を問わず)」(1.4%)に相談する人はごく少数でした。

やめたほうが良いといわれた日で、多かったのは「どちらかの誕生日」

「人から、この日はやめたほうが良いと言われた日はありましたか?」と聞いたところ、「言われた日はない」が85.6%と多数を占めました。

「やめたほうが良い」と言われた日で、最も多かったのは「どちらかの誕生日」(4.2%)です。「クリスマス」(3.5%)や「バレンタインデー」(3.2%)など、イベントの日を避けるようにアドバイスされた人もいました。

意外なのは「よい夫婦になれそうな日」(2.8%)が4番目に入っている点です。むしろ「この日が良い」と勧められそうに思いますが、一体どんな理由から「やめたほうが良い」と言われたのでしょうか?

やめたほうが良いと言われた理由は?

結婚記念日として「やめたほうが良い」と言われた理由について、詳しく教えてもらいました。

【どちらかの誕生日】

お祝いごとが被るのはイヤだと、夫に言われました。(岡山県/32歳女性)
●万が一別れたときに、結婚記念日が誕生日だとイヤな思いをすると両親に言われました。(岐阜県/37歳女性)
●どちらかの誕生日にすると、結婚記念日と誕生日を一緒に祝わないといけなくなるよと言われました。(京都府/39歳男性)

【クリスマス・バレンタインデー】

●誕生日やクリスマスなどと同じ日にすると、結婚記念日の大切さが薄れそうと言われたので。(広島県/34歳女性)
●「一般的なイベントの日と重なると、お祝いをしたくても予約が取れないことが多いよ」と友人から聞いたからです。(香川県/38歳女性)

【良い夫婦になれそうな日】

●ありきたり過ぎて人と被るのは面白くない、というのが夫の意見でした。(東京都/34歳女性)
●“良い夫婦”のフレーズが、逆にストレスに感じるようになる危険があるから。(沖縄県/42歳男性)

【その他の日】

●覚えやすい日にしないと忘れてしまうと友人に言われました。(東京都/31歳女性)
●結婚式の日を考えていたが、その日は忙しくて、名義変更などをする暇がないと言われた。(神奈川県/35歳女性)
●有名人と同じ結婚記念日にすると、有名人が離婚したときに気まずいよと、友人から言われました。(神奈川県/45歳女性)

「やめたほうが良い」という理由で多かったのは、誕生日やイベントの日は結婚記念日とお祝いが重なってしまうので避けたほうが良いという意見でした。
また、結婚前から“夫婦の関係の悪化や離婚”を想定して、誕生日や良い夫婦になれそうな日を避けたほうが良いと考える人がいることもわかりました。

結婚記念日は、“縁起”や“ふたりの特別な日”を理由に決める人が多い

上のグラフは、「結婚記念日をその日にした理由で、当てはまるものを全て選んでください」という質問への回答です。

大安などの「六輝(六曜)」(14.7%)や、その他の「縁起の良い日」(5.6%)、「一粒万倍日」(1.8%)、「天赦日」(1.4%)など、結婚記念日を決めるのに縁起が良いとされる日を選んだ人が比較的多い結果です。

「付き合い始めた日」(14%)や、「ふたりだけの記念日」(4.6%)、「ふたりが出会った日」(1.1%)など、ふたりにとっての特別な日を選んだという意見も一定数ありました。「覚えやすい日」(11.2%)の他、「どちらかの誕生日」(10.9%)や「ゾロ目の日」(6.7%)など、いつまでも忘れずにいられる日というのもポイントのようです。

しかし、最も多くなったのは「その他」で20.4%でした。想定した回答に当てはまらなかった、結婚記念日を決めた理由とは、一体どのようなことなのでしょうか?

■型にハマらない結婚記念日の決め方、詳しく教えて!
「その他」の理由で結婚記念日を決めた人に、その理由を聞いてみました。

【提出できる最短の日に】

●早く結婚したかったので、親に結婚の挨拶をした日にしました。日にちに特別な理由はなく、たまたまその日になりました。(埼玉県/26歳女性)
●授かり婚で、仕事の都合上その日しか婚姻届の提出に行けなかったから。今思えば妻に相談もせず自分の都合で決めてしまい、申し訳なく思っています。(埼玉県/34歳男性)
●ふたりで婚姻届を出しに行ける最短の日だったから。せっかくなので、ふたりで提出したかったため。(島根県/36歳女性)

【手続きの都合で】

●パートナーが7月末付けで仕事を退職するので、役所関係や退職後の手続きがスムーズに行えるようにということで、翌日の8月1日にしました。(長崎県/34歳男性)
●勤務先で結婚祝いの受け取り申請を、結婚の1ヶ月前までにする必要があったから。1月11日に申請したので、ちょうど1ヶ月後に届けを出しました。(大阪府/34歳女性)

【新しい記念日を作りたくて】

●既にある記念日ではなく新しい記念日を作るのも良いと考え、同居を始めた最初の日曜日に決めました。(兵庫県/35歳男性)
●自分と妻の誕生日の間がちょうど8ヶ月空いているので、自分の誕生日の4ヶ月後を結婚記念日にし、特別な日が4ヶ月おきに来るようにしました。(愛知県/31歳男性)

【語呂合わせや意味のある数字にちなんで】

●付き合った記念日が2月9日だったので、その逆の9月2日にしてみました。(神奈川県/35歳女性)
●夫が好きな野球選手の背番号が55だったので、5月5日になりました。(兵庫県/40歳女性)
●名字が「ごとう」なので、5月10日にしました。(兵庫県/38歳女性)

手続きや最短の日などスケジュールの都合で決めた人もいれば、語呂合わせや新しい記念日などインスピレーションで決めた人もいて、結婚記念日の決め方にもカップルの個性が表れていますね。
既婚者の人たちの決め方を聞くと、結婚記念日はふたりらしい発想で決めて良いと、勇気づけられます。

【参考】回答者の結婚記念日で多かったのは、11月22日

ちなみに、今回調査した285人に結婚記念日を聞いたところ、11月22日に結婚した人が最も多く、16人でした。その他は、8月8日(7人)や12月24日(6人)が比較的多く、3月3日、5月1日、6月1日、7月7日、12月25日が5人ずつという結果でした。

11月は結婚式シーズンということもあり、11月22日の「いい夫婦の日」は結婚記念日として最も人気があるようです。
他にはキリが良い朔日(1日)にしたり、覚えやすいゾロ目の日やロマンチックなクリスマスを選んだりする人が多いようです。

結婚記念日を“その日”にして「良くなかった」ことは?

あとになって、「この日は結婚記念日にはあまり良くなかった……」と思った出来事についても、聞いてみました。

【いつだったか忘れる】

●これといって思い入れもなく決めてしまったため、自分でも忘れそうになることがあります。(北海道/21歳女性)
結婚式を挙げた日と1ヶ月違いなので、たまにどちらの日が結婚記念日だったのかわからなくなるときがあります。(大阪府/34歳女性)
自分の誕生日にしたのですが、誕生日のイメージが強すぎて、いつも結婚記念日だということを忘れてしまいます。(栃木県/30歳女性)

【同じ結婚記念日の人が多い】

いい夫婦の日なので、同じ日が記念日という人が多すぎる。(広島県/35歳女性)
●同じ日に記念日の人がかなり多くいるようで、人気のあるお店の予約が取れない。(沖縄県/24歳女性)

【ゆっくり祝えない】

12月24日だと子供のイベントの日になってしまい、結婚記念日を祝う余裕がなくなりました。(東京都/31歳女性)
元旦ならばお互いに仕事が休みのため、確実に一緒に過ごせると思ったが、店も閉まっているところが多く、出かけられないのが残念。(岐阜県/32歳女性)
1月9日は夫の誕生日で覚えやすいのですが、正月明けで仕事が忙しく、お互いのスケジュールを合わせてお祝いするのに苦労します。(神奈川県/45歳女性)

【休みが取れない】

盆休み前で仕事が忙しいときが多くて、なかなか休みを取ったりゆっくりできないのが悩みです。(東京都/47歳男性)
平日に当たってしまい休みにならないことも多く、当日は何もできないことが多い。(東京都/47歳女性)

【予算がキツい】

バレンタインデーが近いので、プレゼントの時期が重なってしまいます。(福岡県/32歳男性)
クリスマスプレゼントと結婚記念日のプレゼントを2つ用意しなければいけないこと。(北海道/28歳女性)
●誕生日と結婚記念日、年に何度もお祝いするのはお金がかかるので、どちらかの誕生日にすれば良かったなと思います。(大阪府/31歳女性)

結婚前には想像していなかった理由で、「この日は結婚記念日に向いていなかった」と気づくケースが多いことがわかります。

記念日を忘れるのも困りますが、他のお祝い事と重ねるとプレゼント予算が厳しいという声も挙がりました。また、結婚記念日だけを特別な日として祝えないというジレンマもあるようです。日によっては「店の予約が取れない」ほど結婚記念日のカップルが多いという悩みも、目からウロコでした。
これから結婚する人は、参考にしたいですね。

結婚生活に「満足している」という夫婦が77.7%!

結婚記念日を決める際には「もし夫婦仲が悪くなったら」「もし離婚したら」など、うまくいかない場合を想定する人もいるようです。しかし、今回のアンケートでは「結婚生活に概ね満足・とても満足」している人は77.7%で、多くの夫婦が円満といえそうです。

どの日を結婚記念日にしたとしても、そのことが夫婦仲に影響することはなさそうですね。

まとめ|結婚記念日はどの日でも一長一短あり。ふたりで納得して決めよう

結婚記念日についての調査はいかがでしたか?
今回のアンケートからは以下のことがいえそうです。

●4~5組に1組が結婚記念日決めに悩んだ
●1~6ヶ月前に届け日を決めた人が約6割
●届け日について相談するのはパートナー
●“縁起の良い日”や“ふたりの特別な日”を結婚記念日にする人が多い
●結婚記念日として実際に回答が多かったのは、11月22日
●結婚後に「この日は良くなかった」と気づくことも

結婚記念日が「いい夫婦の日」や「誕生日」「クリスマス」だと覚えやすい反面、同じ記念日の人が多かったりお祝い事が重なったりするデメリットがあります。また、何でもない日にすると、忘れてしまうというリスクを伴います。どの日も一長一短あるので、ふたりが納得する日を選ぶのが一番といえそうです。今回のアンケート結果を参考にして、ふたりにふさわしい結婚記念日を選んでくださいね。

【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
アンケート母数:計285名(男性136人、女性149人)
実施時期:2021年3月30日~4月13日
調査実施主体:縁結び大学(https://jsbs2012.jp/date/
調査会社:株式会社ネクストレベル

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株式会社ネクストレベル
https://next-level.biz/
横浜・福岡にてWebメディア運営とシステム開発事業を展開。
『最新のマーケティング技術を用いて社会発展を目指す』をミッションとし、2008年の設立より婚活関連のマーケティングを始め、常に最新のマーケティングを取り入れ、多くの情報を発信。

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