宮原嵩広 個展「Syncretic Object」のおしらせ
プレスリリース要約
【Artist Comment】
Syncretismとは、別々の信仰、文化、思想などを混ぜ合わせること。日本において、古くから
神仏習合や文明開化によって多様な思想が流入、日本の思想と混濁してきました。昨今の人工
知能による画像生成は既存のイメージからアトランダムに抽出され、まさにシンクレティズム
的に生成されています。イメージが痙攣したかのようなヴィジュアルでオリジナルを曖昧にし
ながらユニークさをまとってます。
本作では2013年の「物質と彫刻」展で発表された「Liquid stone」を下敷きに近年制作してい
る「ぬるぽ」シリーズの展開をします。「Liquid stone」は数億年をかけて生成される大理石の
模様をシリコンで制作することによって流動させ、石が生成される途方もない時間を人類の時
間軸で可視化する試みでした。「Liquid stone」で試みた不可逆的な遅効性を暴露するのではな
く、人工知能によって加速するイメージのエントロピーを人間の時間軸でとらえる試みです 。
【展覧会概要】
タイトル:Syncretic Object – 肉とアスファルト-
作家名:宮原嵩広
日程:2024.3.29 fri. – 2024.4.21 sun.
Open:13:00-19:00 Thu-Sun Closed on Mon, Tue, and Wed
Opening Reception: 29th March 18:00-20:00
会場:HARUKAITO by ISLAND
住所:東京都渋谷区神宮前6-12-9 BLOCK HOUSE 2F
主催:アイランドジャパン株式会社
【Artist Profile】
1982年 埼玉県生まれ
2003年 バンタン映画映像学院スペシャルメイク(特殊メイク)コース 卒業
2010年 東京藝術大学美術学部彫刻科 卒業
2012年 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修士課程 修了
2016年 カリフォルニア大学バークレー校神学科 ヴィジティングスカラー
主な展示
2024年 Made in wonderland 誰も開けなかったキャビネット(伊勢丹新宿アートギャラリー/東京)
Your name here.(Bギャラリー/東京)
2023年 EASTEAST_TOKYO(ビームスブース/東京)
山梨国際芸術祭「八ヶ岳アート・エコロジー」(清春芸術村,GASBON/山梨)
missing matter (GASBON METABOLISM/山梨)
NOT A GALLERY BUT A SYNERGY (NOT A GALLERY/熱海)
2022年 Art walk dojima/nakanoshima (Nakanoshima banks / 大阪)
2021年 ATAMI ART GRANT 2021Color ATAMI (ニューアカオ/熱海)
さいたま国際芸術祭2020時のきざはし(浦和くらしの博物館/埼玉)
2020年 Sustainable Sculpture (KOMAGOME SOKO/東京)
In a grove (Leesaya gallery/東京)
2019年 Tokunsteralem (ミュンスター芸術大学ギャラリー/ ミュンスター)
2018年 そとのあそび展 〜ピクニックからスケートボードまで〜 (市原湖畔美術館/千葉)
2017年 清流の国芸術祭Art Award In the Cube(岐阜県美術館/岐阜)
Side Core street matters(原宿ブロックハウス/東京)
2015年 missing matter –sculptureʼs dogma-(川口アートファクトリー/埼玉)
2013年 物質と彫刻―近代のアポリアと形見なるもの(東京藝術大学陳列館/東京)
2012年 The Armory Show(Piers 94/ニューヨーク)
引用元:PR TIMES