テラ・ラボ 滑走路不要な長距離無人航空機 航続距離1000kmに向けて飛行試験を開始

プレスリリース要約

株式会社テラ・ラボは長距離無人航空機の飛行試験を開始しました。滑走路不要な特性を持つ航続距離1000kmの「テラ・ドルフィンVTOL」は、災害時の迅速飛行や長時間飛行に適しています。同社は2024年に実装化を目指しており、機体のグレードアップを行いました。詳細はURLにて。
 株式会社テラ・ラボ(本社:愛知県春日井市、代表取締役 松浦孝英)は、滑走路不要な長距離無人航空機 航続距離1000kmに向けて飛行試験を開始しました。

 災害時には滑走路を必要とすることなく迅速に飛行でき、洋上の長時間飛行にも耐えられるよう剛性が高く設計され、世界でも類を見ない10時間以上、1000km以上の飛行を実現するモデルとして開発し、この度、2024年1月29日(愛知県)と2月14日(静岡県)に飛行試験を実施しました。

航続距離1000kmの実現を目指す「テラ・ドルフィンVTOL」

 テラ・ラボが開発を進める固定翼型無人航空機「テラ・ドルフィン(翼長4m)」はMPPモデル(Multi Purpose Platforms、多目的プラットフォーム型無人航空機)として開発されており、レシプロエンジンやジェットエンジンなど推進装置や観測装置を選べるなど多様な用途に対応ができます。
 固定翼機はこれまで、長距離飛行ができる特性があることで着目はされていたものの、離発着に滑走路が必要とされ、運用上に課題となっていました。
 そこで、長距離飛行ができる特性を活かし、滑走路不要な垂直離発着を可能とする「新型テラ・ドルフィンVTOL」を実装化を目指してきました。
 テラ・ドルフィンは、「2019-2021度、地域復興実用化開発等促進事業補助金(福島県)」を活用し、プロトタイプによる飛行試験を実施。「2023年度、新あいち創造研究開発補助金(愛知県)」を活用し、垂直離発着可能な固定翼機として機体のグレードアップを行いました。 

 今後の実装化に向けて、2024年度中には実装化を目指す予定です。

飛行試験(垂直離発着モード)を行うテラ・ドルフィンVTOL
飛行試験(固定翼モード)を行うテラ・ドルフィンVTOL

■機体スペック

全長:2900mm
全幅:4300mm
全高:975mm
機体重量:40kg
巡航速度:70-150km/h

■飛行試験(垂直離発着モード)
日時:2024年1月29日(月)10時~12時
場所:名古屋港南5区(愛知県知多市)

■飛行試験(垂直離発着モードから固定翼モードへの切り替え試験)

日時:2024年2月14日(水)10時~12時

場所:富士川滑空場(静岡県静岡市)

■会社情報

株式会社テラ・ラボ

業種:情報通信

本社:愛知県春日井市不二ガ丘3-28

電話:050-3138-1612

代表:松浦 孝英

設立:2014年03月

URL:https://terra-labo.jp

引用元:PR TIMES

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