【ヤマタノオロチの正体は「川」だった?】『ビジュアル版 一冊でつかむ古事記・日本書紀』を2月27日に発売。
プレスリリース要約
今から1300年以上も前に編纂された『古事記』と『日本書紀』。ここには私たちが暮らしている日本という国の起源や古代の歴史が綴られています(『古事記』と『日本書紀』は、合わせて「記紀(きき)」と呼びます)。記紀に記された日本誕生の物語には、「アマテラスの天石屋(あまのいわや)ごもり」「オオクニヌシの稲羽(いなば)の素兎(しろうさぎ)と国づくり」「スサノオのヤマタノオロチ退治」「ヤマトタケルの東西遠征」などのエンターテインメント性の高いエピソードや、皇位継承問題から「蘇我氏と物部氏の衝突」「蘇我氏打倒のクーデター」などの権力争い、親子関係の悩みや恋愛、嫉妬など、現代にも通じる普遍的なテーマも多く含まれています。
本書は、この日本誕生の物語――『古事記』と『日本書紀』の世界を、網羅的に重要ポイントをしっかり押さえた上で1冊にまとめました。記紀のあらすじをイッキ読みすることも可能。ヤマタノオロチは島根県の斐伊川の象徴だとする説を紹介するなど、豆知識も満載。この一冊で、『古事記』と『日本書紀』の世界をつかむことができます。
■本書の構成
序章では、まず「記紀」の基礎知識を押さえ、それぞれがどのようなものかを解説します。本編である第1章から第6章では、「記紀」の内容に沿って天地のはじまりから「国産み」、ヤマト政権、そして「日本」という国家の成立までをポイントとなるエピソードを交えながら紹介。各エピソードには冒頭に100文字の要約文を配し理解をサポート。神々や人物のプロフィールや相関関係、舞台となった土地などを多くの地図や図版、イラスト、表を用いてわかりやすく辿っていきます。そして各章の最初にはその章で紹介されるエピソードを名場面として漫画仕立てで紹介。また各章の終わりには、それぞれの時代に合わせた「記紀」にまつわる謎を紹介します。
■目次
序章 「記紀」の基礎知識
日本の起源を記す『古事記』と『日本書紀』 まずはその基本事項を押さえる
第1章 天地のはじまりと神々の登場
天地が分かれ、男女の神が登場。そこに次々に神々が生まれ、日本列島ができていく
第2章 日本列島の誕生
地上世界で国づくりに邁進したオオクニヌシ。しかし、その国を支配したのは……
第3章 神の世から人の世へ
天孫ニニギの子孫が地上を支配するようになり、初代神武天皇が登場する
第4章 英雄たちの伝説
大和で成立し、支配地域を広げるヤマト政権。その背景には英雄たちの活躍があった
第5章 王権での権力闘争
皇位をめぐって繰り返される争い。その争いに終止符を打ったのは誰か?
第6章 国家・日本の確立
理想に燃える皇子たちが「日本」という国家の形をつくり上げる
*ほか、「神々の系譜」「天皇の系譜」「古事記・日本書紀 概略年表」などが入ります。
■本文より
■内容紹介
学生もビジネスパーソンも、ひととおり知っておきたい基礎教養である記紀神話。天地のはじまり、神々の物語、ヤマト政権……重要ポイントがグイッとつかめるビジュアル入門。
■監修者紹介
三橋健(みつはし・たけし)
1939年石川県生まれ。神道学者。國學院大學文学部日本文学科を卒業後、同大學大学院文学研究科神道学専攻博士課程を修了。ポルトガル留学を経て、國學院大學神道文化学部及び同大学院で教鞭をとる。2010年に定年退職。現在は國學院大學博物館客員教授、「日本の神道文化研究会」の代表として活躍。主な著書に『図説 神道の聖地を訪ねる! 日本の神々と神社』(青春出版社)、『神社の由来がわかる小事典』(PHP研究所)、『古事記に秘められた聖地・神社の謎 八百万の神々と日本誕生の舞台裏』(ウェッジ)、『図説 神道』(河出書房新社)などがある。
■書誌情報
シリーズ名:ビジュアル版 一冊でつかむシリーズ
書名:ビジュアル版 一冊でつかむ古事記・日本書紀
監修:三橋健
仕様:A5判/並製/128ページ(オールカラー)
初版発売日:2024年2月27日
定価:1793円(本体1630円) ISBN:978-4-309-62956-8
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309629568/
□好評既刊「ビジュアル版 一冊でつかむシリーズ」
『ビジュアル版 一冊でつかむ西洋絵画』(岡部昌幸監修)
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309629537/
『ビジュアル版 一冊でつかむ源氏物語』(竹内正彦監修)
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309629544/
『ビジュアル版 一冊でつかむ世界の神話』(東ゆみこ監修)
引用元:PR TIMES