ジール、ストーリーをAIで分析する「NOVEL AI」において、講談社『メフィスト』編集長小泉直子さん&作家潮谷験さんへのインタビュー記事を公開!
プレスリリース要約
「NOVEL AI」は、講談社文芸第三出版部が運営する会員制読書クラブ「Mephisto Readers Club(以下、「MRC」)」の有料会員向けの、小説などのストーリーをAIによって分析するサービスです。このNOVEL AIは、ジールが開発・提供している「StoryAI」を、MRC向けにリデザインしたもので、対象となるストーリーのテキスト情報をNOVEL AIにアップロードすると瞬時にAIが感情を分析し、より訴求力を高めるための改善提案を行います。
講談社文芸第三出版部は、見たことのない才能や作品を読者に届けるために1994年に文芸誌『メフィスト』を出版し、また、公募文学新人賞「メフィスト賞」を主催してきました。さらには「謎を愛する本好きのための会員制読書クラブ」としてMRCを立ちあげ、読者へ新たな読書体験を提供しています。
文芸というジャンルのなかで高い注目を集めるMRCと、「メフィスト賞」は、なぜ「NOVEL AI」を導入したのか。そして、そのAIは実際の執筆においてどれほど役立っているのかなどについて、メフィスト編集長の小泉直子さんとメフィスト賞受賞小説家の潮谷験さんにインタビューを実施しました。
■ 講談社『メフィスト』編集長小泉直子さん&作家潮谷験さんへの「NOVEL AI」に関するインタビュー記事全文
URL:https://www.zdh.co.jp/customer/kodansha/
<以下、インタビューより抜粋>
――これまで多くの小説家を輩出してきた『メフィスト』が、なぜNOVEL AIを導入したのですか。
小泉さん:『メフィスト』は、紙から電子書籍、そして現在はMRCという会員制のコミュニティへと形を変えてきました。そのなかで、メフィスト賞はミステリー小説の新人賞として高い知名度があり、私たち編集者にとっても新しい書き手に目を向けるものとして、大切な仕事として取り組んで来ました。
メフィスト賞は、その選考過程そのものも「メフィスト賞座談会」という形で、『メフィスト』誌面に掲載してきました。この座談会では、受賞した作品のことはもちろん、惜しくも受賞できなかった作品についても、ここが良かった、あそこをこうしたらいい、といった編集者のコメントがあります。この座談会の記事が、新しい書き手と編集者との大切な接点になっていたんです。
MRCという新しい形になってから、座談会以外にも新たな書き手との接点を作れないか、とずっと考えていました。だから、NOVEL AIの元になったStoryAIを知ったとき、「これだ!」と直観的に思ったんです。
編集部員も同じような感覚を持ってくれましたので、導入することが決まったときは、自然に「探していたものがはまった」という感じでした。「NOVEL AI」が2023年5月にスタートしたばかりなので、実際に書き手の方がどんな風に感じているのか、どのくらいメフィスト賞への投稿の際に使われているのかなどは、これからアンケートを取るなどで調べていきたいですね。
――潮谷さんは、すでにNOVEL AIを試してみたそうですが、いかがでしたか。
潮谷さん:第一印象は、内容の盛り上がりを感情値という形で可視化してくれて、さらにその起伏による全体のリズムを重視していることに驚きました。実際にNOVEL AIを使うまでは、ストーリーの筋や文章の構造だけを評価すると思っていたので、文字からストーリーを読み取るだけでなく、その盛り上がりまでわかるのかと。
編集者だと「この辺りはちょっと中だるみするから」「ここでワンクッション置いた方が印象に残る」といったようなアドバイスをしていただくことがありますが、NOVEL AIも同じように全体の流れというか、リズム感を大事にしているように感じました。
今年の9月にMRCのトークライブイベントで、デビュー作の『スイッチ 悪意の実験』で、投稿したバージョンと、その後に編集者のアドバイスを元に書き直して書籍として出版したバージョンを、NOVEL AIで分析して比較してみたのです。そうしたら、やっぱり書き直したバージョンの方が、メリハリがついているという分析になりました。自分が感覚的にやっていたことが可視化できたので、すごく納得感がありましたね。
<インタビュー全文は以下URLよりお読みいただけます>
URL:https://www.zdh.co.jp/customer/kodansha/
今後もジールは、データ活用領域における30年以上の実績と知見を生かし、企業のDX実現を伴走するパートナーとしてお客様の企業価値向上に貢献するとともに、すべての人々がデータを活用でき、そのデータから恩恵を受けられる社会の実現を目指してまいります。
【小泉直子さんプロフィール 】
2014年9月 講談社入社。文芸第三出版部配属
会員制読書倶楽部Mephisto Readers Club 発行の小説誌『メフィスト』編集長
1978年京都生まれ。
龍谷大学文学部史学科東洋史学専攻卒業。
2020年、『スイッチ』で第63回メフィスト賞を受賞。
2021年、同作品を改稿した『スイッチ悪意の実験』でデビュー。
同年、第二長編『時空犯』がリアルサウンド認定2021年度国内ミステリーベスト10の一位に選出。
変格ミステリ作家クラブ・日本推理作家協会・日本文芸作家協会・本格ミステリ作家クラブ会員。
■NOVEL AIについて
「NOVEL AI」は、ジールの「StoryAI」を講談社文芸第三出版部向けにOEMで提供しているサービスで、2023年4月20日の正式リリース後、MRC有料会員向けに提供されています。OEMの元となったStoryAIは2020年8⽉14⽇にリリースされた「Storyを機械学習で感情分析し、改善点を提案する」サービスです。これまで延べ4600万⽂字以上を対象に分析・改善提案を行っており、改善提案によるアップデートは110万⽂字以上におよびます。最近では日本国外からの登録が伸びており、新規サインアップの約75%が国外ユーザーです。利用プランは、コンシューマー向けにFree、Starter、Proを、エンタープライズ向けにBusiness、Enterpriseをご⽤意しています。
NOVEL AIは以下のURLからMRCにアクセスし、「NOVEL AI」をクリックしてください
URL:https://mephisto-readers.com/
StoryAIは以下URLよりアクセスしてください
【株式会社講談社について】
Inspire Impossible Storiesを掲げる、さまざまなジャンルの本や雑誌を手掛ける出版社です。性別、国籍、年代の枠を超えて、世界中のすべての人に「物語」を届けます。
社名:株式会社講談社 住所:東京都文京区音羽2-12-21
URL:https://www.kodansha.com/jp/
講談社文芸第三出版部について
Mephisto Readers Clubと「メフィスト賞」を運営する、文芸出版部門です。
URL:https://tree-novel.com/author/mephisto/
【株式会社ジールについて】
株式会社ジールは、社内外のデータを整理・統合するデータプラットフォームやデータを分析・予測・可視化するAI・BIソリューション等を、コンサルティング・システム開発を通じて提供し、企業のデジタルトランスフォーメーションやデータドリブン経営の推進を支援しています。自社開発のクラウド型データ分析基盤「ZEUSCloud」、DX人材育成を支援するeラーニングサービス「ZEAL DX-Learning Room」なども展開しています。東証プライム市場上場の株式会社アバントグループの 100%子会社です。
社 名: 株式会社ジール
設 立: 2012 年 7 月
代表者: 代表取締役社長 沼田 善之
主要業務: ビジネスソリューションパッケージの開発・ライセンス販売・コンサルティングサービス・サポートサービス など
本社所在地: 東京都品川区上大崎 2 丁目 13 番 17 号 目黒東急ビル 6 階
大阪支社: 大阪府大阪市中央区伏見町二丁目 1 番 1 号 三井住友銀行高麗橋ビル 7F
【アバントグループについて】
株式会社アバントグループ(本社:東京都港区、代表取締役社長:森川 徹治、東証プライム市場上場、証券コード:3836)を持株会社として展開するアバントグループは、「企業価値向上に役立つソフトウエア会社になる」とのマテリアリティの実現に向けて、2022年10月1日に新たなガバナンス体制とグループ体制でスタートしました。
アバントグループでは、財務情報・非財務情報を問わず様々な情報に基づき、お客様が適時・適切な経営判断を行い、経営改革を推進するためのソフトウエア開発・販売・保守や、ソフトウエアベースのコンサルティング・BPOサービスをご提供し、「経営のDX」に貢献してまいります。
株式会社アバントグループURL:https://www.avantgroup.com/ja/index.html
主要なグループ事業子会社(いずれも100%所有)は以下の通りです。
<アバントグループ>
○株式会社アバント:https://www.avantcorp.com/
○株式会社インターネットディスクロージャー :https://internet-disclosure.com/
○株式会社ジール:https://www.zdh.co.jp/
○株式会社ディーバ:https://www.diva.co.jp/
※本リリースに掲載する社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。
以上
引用元:PR TIMES