医療用ウィッグ専門店の快適性にこだわった医療用ウィッグ 第21回福岡デザインアワード金賞受賞!!

抗がん剤治療や脱毛症などによち髪を失った女性のための医療用ウィッグ専門店「ワンステップ」を運営する株式会社グローウィング(本社:大阪市北区、代表取締役:堀江貴嘉)は、2009年の9月10日の設立より、医療用ウィッグの品質はどうあるべきかと問い続け、2018年に業界初のオーガニックコットンのニット生地を使用した安全安心に使用できる医療用ウィッグ「ファイブスター®」を開発いたしました。

この快適性にこだわった医療用ウィッグ「ファイブスター®」は、2019年11月12日・13日に開催されました第21回福岡デザインアワードで応募総数157点、当日ノミネートの49点の中から金賞を受賞しました。当社の受賞はこれで6回目となります。

■医療用ウィッグの解決すべき課題

医療用ウィッグは病気や治療などで髪を失った方が使用するものでありながら、明確な定義がありません。そのため様々な品質のものが「医療用」と称され販売されています。

現在、ほとんどの医療用ウィッグのベース生地(ウィッグの裏側)には植毛にしやすさや耐久性から硬い化学繊維が使用されていますが、治療中は脱毛するだけでなく肌も敏感になると言われており、頭皮にもストレスを感じる方は少なくありません。化学繊維の刺激で頭皮がチクチクする、擦れて痛いなど、ウィッグを使う方にとっての「快適性」には程遠いものでした。

実際に購入しても自分に合わないウィッグで日常生活を送らなければならず、治療のストレスに加えて精神的ストレスを抱えてしまいます。生活の一部として必要な医療用ウィッグは見た目の自然さだけでなく、肌ストレスを改善することが課題とされていました。

■快適性にこだわった医療用ウィッグ「ファイブスター®」とは

「ファイブスター®」は、医療用ウィッグの課題と向き合い、誰もが心地よいと感じるウィッグとして開発され、人肌の値にこだわり、テクノロジーを駆使して快適性を追求しました。頭皮に触れるウィッグの内側のベース生地には幻のコットンと呼ばれる貴重な綿花「海島綿」を使用た業界初のオーガニックコットンのニット生地を採用し、ふんわりとした柔らかさを実現しました。【オーガニックコットンのニット生地を使用したウィッグでは業界初。2019年3月テフコ(株)調べ】

一般的にウィッグの調節は、アジャスターフックのゴムの締め付けによって行います。そしてウィッグを使用される方々はずれる事への不安から強く締めつける傾向があります。ウィッグを必要とする方は長時間の着用が余儀なくされますが、ゴムの締め付けによる頭痛を引き起こしたり、繰り返しの使用でゴムがよれてしまうといった悩みがありました。

「ファイブスター®」では調節するゴムを取り除き、体温に触れると材質変化する特殊フィルムを採用。ゆっくりと伸び、ゆっくりと縮む、そして体温に触れることで適切な箇所でフィットする仕組みのため、サイズ調整が不要です。ゴムのように伸びてしまう心配もありません。肌ストレスのみでなく、頭痛やヨレの悩みからも解放され、快適にウィッグを着用することができます。

■感覚的表現”やわらかい”を数値化して証明~人肌よりも柔らかいベース生地~

当社は2014年に業界に先駆けて肌当たりのいい天然素材のオーガニックコットンをべ―ス生地にしたウィッグ「witton®」の開発に成功しました。【オーガニックコットンの生地を使用したウィッグでは「業界初」2016年8月テフコ(株)調べ】

オーガニックコットンウィッグは多くのお客さまに喜ばれウィッグを選ぶ基準の中に見た目の自然さに加え、快適性たつけ心地を重視する人が増えてきました。一方で刺激の強い化学繊維を使用していても「柔らかい」「肌に優しい」との表現で医療用ウィッグとして安価に販売され、品質にバラつきが生じているのが現状です。「ファイブスター®」では海島綿を使用したニット生地の柔らかさを※1「柔さ計測システム」にて数値化して証明しました。数値は2kpa(キロパスカル)と、人肌(2~5kpa)よりも柔らかい結果が出ています。

一般的なウィッグに使用される化学繊維のベース生地は3200kpaで、新鮮なレタスと変わらない硬さであることが分かりました。その柔らかさの差は1600倍となっています。

「ファイブスター®」では感覚的表現である柔らかさを数値化したことで、医療用ウィッグを必要とする人が安全安心に使用できる基準を証明しました。※1京都工芸繊維大学調べ ※2硬さ(圧力)の単位:kpa(キロパスカル)

■第21回福岡デザインアワード 金賞受賞

「ファイブスター®」誕生秘話、安全に使用できるオーガニックコットンウィッグの開発に至った背景や、自然さ・快適性にこだわった品質のへのこだわりが評価され、使用者の気持ちを取り込んだ非常に社会貢献度の高いものであるとご講評いただきました。

今、医療用ウィッグを必要としている人、今後必要になるかもしれない人の生活を支えるのが、このような医療用ウィッグであるとコメントをいただきました。

当社は今後も安全安心に使用で出来る医療用ウィッグの品質向上に取り組み、快適性を追求してまいります。

■その他の受賞歴

・ソーシャルプロダクツアワード2016 「特別賞(ストーリー)」受賞

・第6回 国際ユニヴァーサルデザイン会議IAUDアウォード2016「医療福祉部門 銀賞」受賞

・ひょうごクリエイティブビジネスグランプリ2016「兵庫県産業労働部長賞」受賞

・第10回 キッズデザイン賞 子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン「審査委員長特別賞」受賞

・第11回 キッズデザイン賞 子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン「キッズデザイン協議会 会長賞」受賞

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