「祈りの場のシンボル、ヴォーリズ建築の鐘楼『平和塔』を修復し、次世代に伝えたい」クラウドファンディング挑戦中
プレスリリース要約
京都復活教会の礼拝堂は、1936年に完成したウィリアム・メレル・ヴォーリズ建築です。京都市北区の北大路堀川の角に建ち、通りから見える鐘楼はランドマークにもなってきました。しかし、築約90年を経て老朽化が激しく、大地震などが発生すれば倒壊の危機もあり、鐘楼の修繕が急がれる状況です。先人の祈りが重ねられた歴史的建造物を次世代に残すことを目指します。
「祈りの場のシンボル、ヴォーリズ建築の鐘楼『平和塔』を修復し、次世代に伝えたい」
THE KYOTO Crowdfundingサイト
URL : https://the-kyoto.en-jine.com/projects/kyoto-fukkatsu
【クラウドファンディング概要】
■日本聖公会京都復活教会について
京都復活教会は1914年、英国国教会の流れをくむ教会として京都・西陣の大宮通元誓願寺上ルの地で「弘道館」として始まり、1921年に「京都復活教会」と改称して今日に至ります。1932年に北大路堀川角の現在地に移転し、1930年から西陣地区で始めていた幼児園を復活幼稚園として改めて開園しました。現在の建物が完成したのは1936年で、日本各地で教会や学校などの西洋建築を手がけたアメリカ出身の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計しました。2023年に京都市の「京都を彩る建物や庭園」に認定された教会建築で、毎週日曜の礼拝をはじめ、イースター(復活祭)やクリスマスの礼拝が行なわれています。復活幼稚園の礼拝堂としても、毎日子どもたちがお祈りを奉げています。
■今回のチャレンジ
教会入り口の鐘楼は「平和塔」と名付けられ、礼拝時に平和を祈りながら鐘を鳴らしています。築後90年近くを経て老朽化が著しく、目に見える破損はその都度補修してきましたが、今まで手をつけることができなかった鐘楼は内側のコンクリート壁が剝落するなど破損が深刻さを増しています。その影響は建物全体にも及び、一刻も早い修繕が必要となっています。修繕にかかる費用は鐘楼の内壁修繕と屋根の防水工事などで、およそ150万円です。そのほかにも修理が必要な部分が多くあり、教会員による献金や寄付だけではまかないきれない状況にあります。クラウドファンディングで広く支援を募り、祈りの場を守るとともに、見学会やフリーマーケットなどの行事を通じて地域に開かれた場所となることを目指します。
・実施期間:2024年3月31日(日)00:00~2024年6月30日(日)23:59
・目標金額:1,500,000円
・起案者:日本聖公会京都復活教会
【注目のリターン】※すべてのリターンにお礼状が付きます。支援者の名前は芳名帳に記載し教会内に納めます
・ヴォーリズ制作の京都復活教会設計図の複製図面
京都復活教会が所蔵しているヴォーリズによる図面から、礼拝堂の青写真2枚・白黒図面7枚と、京都復活教会北小松研修所キャンプロッジ建物図面の青写真1枚をお送りします。建具など詳細な設計を見ることができます。またヴォーリズによるロッジの設計は珍しく、興味深い資料です。
・【1点のみ】ヴォーリズデザインのドアノブ クリスタル 鍵付き
近江セールズ株式会社製のOSC硝子玉堀込箱錠です(近江セールズ株式会社とは、ヴォーリズによって設立され、建材や設備の輸入や金物製作を行っていた会社です)。京都復活教会の扉に設置されていたものですが、ドアの取り換えによって取り外され、保管されていました。1点限定の返礼品です。
・京都復活教会 隅の隅まで見学ツアー
教会スタッフによる解説とともに教会内の普段見ていただけない地下室、塔上部、屋根裏や、調度品などもゆっくり見学できます。ヴォーリズの細やかな気遣いを感じられるツアーです。
塔上部・屋根裏の見学では、はしごを登る必要があるため動きやすい服装でお越しください。
日時:8月24日 午前10時/午後1時 1時間半程度
集合場所:京都復活教会(京都市北区紫野西御所田町63)
その他のリターンや詳しい内容はクラウドファンディングサイトをご確認ください。
THE KYOTO Crowdfunding について
THE KYOTO Crowdfundingは、株式会社京都新聞社が運営しています。
運営団体:株式会社京都新聞社
責任者:代表取締役社長 大西祐資
所在地:京都市中京区烏丸通夷川上ル 京都新聞社
電話:075-241-6185
<本件に関する報道関係者の皆様からのお問合せ先>
THE KYOTOクラウドファンディング事務局
引用元:PR TIMES