【国内初】雲仙天草国立公園に車泊(くるまはく)!天草郡苓北町「富岡海域公園」をシェアリングしてRVパークsmartを開設🌸
Table of Contents
プレスリリース要約
○苓北町について
天草郡苓北町は、熊本県の南西部に点在する天草諸島のうち、最も大きな島である天草下島の北西端に位置しており、人口は6,376人(令和6年2月末現在)、西は天草灘をのぞみ、北は千々石灘に面した美しい海に囲まれた町です。苓北随一の観光名所といえば、明治維新前に天草行政の中心地であった「富岡城」があげられます。その城郭から見下ろす、美しい海や地形は、苓北ならではの絶景です。
苓北町の産業は、江戸時代から良質な「天草陶石」の産地として知られており、日本で産出される陶石の8割を占めます。また、町内には、九州電力株式会社苓北発電所があり、熊本県内の電力需要の約3分の2をまかなっています。
○地域課題の解決に向けて(車泊モニターツアー実証実験など)
天草諸島への行路は、九州本土と天草諸島を結ぶ天草五橋を渡る陸路と、長崎・鹿児島からのカーフェリーや、大阪・福岡からのエアラインの航路など、離島としての交通アクセスは整ってはいますが、車で苓北町に訪れるには、熊本中心地から約3時間もかかるためアクセスが良いとは言えません。
天草西海岸の美しい自然景観が望める富岡半島は、「雲仙天草国立公園」に属していますが、観光地としての知名度は低く、宿泊施設も少ないため観光客が滞在しにくい課題があります。長崎・熊本・鹿児島の3県にまたがる「雲仙天草国立公園」の誘客促進策としては、周辺地域との連携による新たな広域観光周遊ルートと滞在拠点の整備が望まれています。
苓北町は、2023年7月にトラストパークの主導により発足した「天草~南島原周遊旅行活性化プロジェクト」に参画し、車泊モニターツアーとGPSスタンプラリー(実証期間:2023年8月18日~9月30日)を実施しました。当実証において周遊旅行の実態や車中泊ニーズ、滞在消費額や移動経路などのデータを検証し、実証地「富岡海域公園」での車泊サービス提供に向けて、新たな課題・ニーズ(場所が分かりにくい、街灯が少なく暗い、日曜日に営業している飲食店が少ないなど)を把握した上で、対策を検討されました。
◯地域課題の解決策(車泊・RVパークsmartを開設)
苓北町は、環境省の許可を得て、雲仙天草国立公園への車泊拠点整備・新サービス開始に向けて、国立公園内の駐車場の一部を利便性の向上と園地施設の機能性向上を目的として、オートキャンプエリア(車泊スペース)としての利用と、災害時は非常用電源を兼ねる給電制御装置(RVパークsmart機器など)を設置し、車泊利用者向け芝生サイト区画と洗い場も新設されました。また、眺望改善策として、展望デッキの新設と通景伐採が行われています。
【RVパークsmart れいほく富岡海域公園】
利用料金: 3,300円 (税込)
利用時間: 13:00~翌日11:00
≪ 参考 ≫
※① 2024年3月4日に内閣府より「天草~南島原周遊旅行活性化プロジェクト」の取り組みが、地方創生SDGs官民連携優良事例に認定されました。
≪ 優良事例および内閣府地方創生推進事務局長賞 ≫
事例資料:https://future-city.go.jp/platform/case/
≪ 地域課題解決に向けた官民連携講座 ≫
発表動画:https://future-city.go.jp/platform/information/event240220.html
トラストパーク株式会社
ソリューション部 西岡、田ノ上、山﨑
TEL:092-437-8934
引用元:PR TIMES