源氏物語にも登場する京都三大祭のひとつ「葵祭」全国LIVE配信を通じ、文化を未来へつなげる。本日よりクラウドファンディングを開始

プレスリリース要約

株式会社京都放送と株式会社80&Companyは、京都の伝統文化である「祭」の保存継承を目的に、京都三大祭のひとつ「葵祭」をインターネットでLIVE配信するためのクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げた。プロジェクトは3月28日に開始され、目標金額は380万円。LIVE配信は2024年5月15日に行われ、支援者には葵祭の模様を視聴できるチケットや限定のリターン品が用意されている。また、プロジェクトには京都市観光協会も後援している。
株式会社京都放送(本社:京都府京都市、代表取締役社長:細井俊介、以下「KBS京都」)と株式会社80&Company(本社:京都市左京区、代表取締役:堀池 広樹)は、京都の伝統文化である「祭」の保存継承のため、放送局が制作する映像コンテンツを活かした支援を行うことを目的に、このたび京都三大祭のひとつ「葵祭」をインターネットでLIVE配信するためのクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げ、3月28日より開始したことをお知らせします。

■プロジェクト発足の背景

現代に受け継がれている日本の伝統文化である「祭」、 特に京都の祭は全国・世界からも人気・注目度が高いのですが、日程を優先する京都の祭は平日に開催されることも多く、京都の祭を観たいが日程や場所の制約により観覧できない人も多いという現実があります。 私たちは地元放送局、地元企業として、京都の伝統文化を伝え支える責任があると考え、LIVE配信を通じ、京都の祭という伝統文化を全国に向けて発信していくためプロジェクトを発足しました。

■葵祭LIVE配信プロジェクトについて

路頭の儀(牛車上下成り行き)
路頭の儀(命婦)

「葵祭」は今から約1400年前に始まったとされる賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)の例祭で、京都三大祭のひとつに数えられています。日本三大勅祭(天皇の勅使が派遣される祭り)のひとつでもあり、平安時代以来、国家の安泰や国民の安寧を祈る国家的な行事として行われてきました。5月初旬からさまざまな行事(前儀)が行われますが、日本の祭のなかでも数少ない王朝風俗の伝統が残されているのが特徴で、特に5月15日に行われる「路頭の儀」(行列)は、平安装束を身に着けた人約500名・馬約36頭・牛4頭・牛車2台・輿1丁が京都御所から下鴨神社・上賀茂神社までおよそ8キロもの距離を練り歩きます。その様子は煌びやかで風情があります。「葵祭」は紫式部の記した源氏物語の”葵の巻”にもその様子が描かれていることで知られています。このように、葵祭は歴史的な全国、世界からも注目度が高い祭ではありますが、更なる未来への保存と継承のため、今回プロジェクトを発足しました。開催日が平日ということもあり実際に足を運ぶことができない方へも、私たちは葵祭の模様をLIVE配信し、魅力を余す所なく伝えることで、支援をしていきたいと考えています。また当日京都に来られない方にはもちろんですが、京都に来て「葵祭」をご覧になる方にも喜んでいただき、更に葵祭を楽しんでいただけるように、本プロジェクト限定の返礼品も多数ご用意しています。

■クラウドファンディング概要

タイトル: 京都三大祭「葵祭」全国LIVE配信を通じ、文化を未来へつなぎたい

URL   : https://readyfor.jp/projects/aoimatsuri

目標金額: 380万円

募集期間: 2024年3月28日(木)〜2024年4月30日(火)

形式  : 通常型/All or Nothing形式

※All or Nothing形式は、期間内に集まった支援総額が目標金額に到達した場合にのみ、実行者が支援金を受け取れる仕組みです。

後援  : 京都市観光協会

<資金の使い道>

目標金額380万円のうち120万円をインターネットLIVE配信番組制作費に使わせていただきます。葵祭行列協賛会への協賛は、クラウドファンディング手数料・制作運営費用・リターン費用など掛かる経費を差し引いた分で行います。

<実施内容&スケジュール>

インターネットLIVE配信:2024年5月15日(水)※路頭の儀当日

葵祭行列協賛会への協賛:2024年8月末予定

リターンの配送:2024年10月末完了予定

インターネットLIVE配信について

2024年5月15日(水)に行われる葵祭のハイライト「路頭の儀」行列をLIVE配信することを中心にVTR・テロップ・解説を交え葵祭の模様をお届けします。

配信予定:京都御所(出発 10時30分)→ 下鴨神社(到着 11時40分 出発 14時20分)→ 上賀茂神社(到着 15時30分)

【進行】KBS京都アナウンサー1名

【解説】久禮 旦雄(くれ・あさお)京都産業大学法学部准教授(日本古代史、日本法制史)

※葵祭の実施、順延について  

5月15日(順延された場合は16日)、祭前日の午後6時30分頃に京都市観光協会ウェブサイト(京都観光Navi、京都市観光協会Facebook・X)にてご確認ください。

リターンについて

今回のプロジェクトは、葵祭のLIVE配信チケットに加えて、本プロジェクト限定のリターンも多数用意をしています。頂戴した支援の一部は、葵祭の保存継承のため、葵祭行列協賛会へ協賛いたします。

葵祭LIVE配信視聴チケット&サンクスカード ※すべてのリタ―ンに付きます

ハンドタオル(双葉葵)/下鴨神社

下鴨神社の御神紋である双葉葵の刺繡をあしらった綿100%のハンドタオル。

通気性があり、肌に優しく、敏感な肌の方にも安心してお使いいただけます。

葵祭行列協賛会招待券(非売品)/京都市観光協会

京都御苑内の協賛会招待席でご覧いただけます。

葵祭パンフレット&色紙セット/下鴨神社

下鴨神社が発行する本年度の葵祭パンフレットと日本画家が描く葵祭の色紙をお届けします。

京都の銘菓店による葵祭にちなんだお菓子3種セット/下鴨神社

①葵之菓(きのか)※下鴨神社限定

②賀茂葵

③葵もなか

上賀茂神社特別参拝招待券(神職案内)

上賀茂神社の神職が案内する特別参拝券です。

葵祭LIVE配信企画限定 京友禅スマホ拭き「おふきmini」(葵祭ver.)/SOO -ソマル-

京友禅ブランド「SOO-ソマル-」が手掛ける、絹にこだわり作った京友禅のスマホ拭きです。今回のプロジェクトのために作った限定デザインです。

葵祭LIVE配信企画限定 ひとたき香炉こづつSARA(フタバアオイロゴ入り)/松栄堂

香りの老舗「松栄堂」が2024年4月に発売する新商品「ひとたき香炉こづつSARA(充電式電気香炉)」。米粒程度のお香(香木や印香)を温めることで手元の小さな空間に香りをくゆらせます。平安時代に貴族が好んだお香文化を楽しんでいただくために、「フタバアオイ」のロゴを入れた今回のプロジェクト限定商品です。 

葵祭行列保存会会長 猪熊兼樹氏による特別レクチャー&有料観覧席付きディナープラン or アフタヌーンティープラン/ダーワ・悠洛 京都

鴨川のほとりに佇むバンヤンツリーグループのブティックホテル「ダーワ・悠洛 京都」の葵祭特別プランです。葵祭行列保存会会長 猪熊兼樹氏による特別レクチャーと有料観覧席チケットが付いたディナープランとアフタヌーンティープランをそれぞれ用意しています。

葵祭LIVE配信企画限定デザイングッズ

今回のプロジェクト限定デザインのエコバッグ、ステンレスボトル、Tシャツ、しおりをご用意しています。

葵プロジェクト監修本「京都 上賀茂神社と水のご縁 葵」

葵祭になくてはならない二葉葵の保護・育成をはかり、上賀茂神社に「葵の森」を再生させる活動を続ける葵プロジェクトが監修し、「上賀茂神社と葵」についてまとめました。プロジェクトに関わる多彩な著者が、歴史的、食文化的、民俗学的、環境学的、それぞれの視点から「葵」を語ります。

■プロジェクト関係者について

▽下鴨神社

平安期以前の創祀で、正式名称を賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といい、鴨川の下流に祀られている神社。本殿は東西の2つで、東殿は「玉依媛命(たまよりひめのみこと)」、西殿は「賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)」をご祭神としています。平成6年(1994)には「古都京都の文化財」のひとつとして、境内全域が世界文化遺産に認定されました。

▽上賀茂神社

下鴨神社と共に京都最古級に歴史を誇る神社で、正式名称は「賀茂別雷(かもわけいかづち)神社」。いまから2600年以上前、ご祭神である「賀茂別雷大神(かもわけいかづちおおかみ)」が、本殿から北北西の方角2キロほどのところにある神山(こうやま)に降臨されたことを起源としています。現在のような社殿が整えられたのは677年のこと。平成6年(1994)には「古都京都の文化財」のひとつとして、境内全域が世界文化遺産に認定されました。
上賀茂神社の御祭神は、「賀茂別雷神」。その「賀茂別雷神」の母にあたる「玉依媛命」と、祖父にあたる「賀茂建角身命」が下鴨神社の御祭神です。御祭神が血縁関係にあたり、葵祭(賀茂祭)も両社合同で執り行われます。  

▽葵祭行列保存会

路頭の儀(行列)の保存・執行に関する全般の運営を行っています。

葵祭行列保存会長 猪熊兼樹さんメッセージ

かつて平安京とよばれた京都には、長らく宮廷があり、そこでは優美で華麗な文化が育まれました。葵祭(賀茂祭)はその在りし日を偲ぶことができる希少な機会です。

市内が新緑に包まれる初夏のころ、葵祭の行列が都大路を通り抜けて、下鴨神社、上賀茂神社へと参向します。厳めしい束帯を着こなした近衛使や、晴れやかな十二単を装った斎王代を中心とし、風流傘や牛車によって彩りが添えられた美麗な行列は、王朝時代の美意識を現在に伝えています。いつの時代にも、宮廷文化を代表する祭礼として親しまれてきた葵祭の行列をご覧ください。

▽一般財団法人 葵プロジェクト

京都三大祭の「葵祭」で使用されるフタバアオイが激減する中、上賀茂神社に「葵の森」を再生すべく、小学校を中心とした教育機関や企業・団体・個人など共にフタバアオイの育成プログラムを行っています。 

一般財団法人 葵プロジェクト 理事(事務局) 大江 薫子さんメッセージ

葵プロジェクトはKBS京都の葵祭ライブ配信を熱く応援しています。

静岡の小学生たちが愛情を込めて育てた葵を含め、全国各地から集まる葵たちは、日本の伝統と自然愛の象徴です。それぞれの葵が、文化の多様性と絆を織り成し、私たちのメッセージを世界へ届けます。共に、葵祭りの色鮮やかな美しさと意義を次世代に伝え、葵の絆を世界の絆へ!

▽京都市観光協会(DMO KYOTO)

行政をはじめ各事業者との連携のもと、京都の観光振興を積極的に推進しています。葵祭では、京都御苑と下鴨神社参道に行列を安心安全にゆっくりとご覧いただける有料観覧席を設置しており、売上の一部を祭の保存・継承に充てています。

■会社概要

株式会社京都放送

昭和26年にラジオ放送、昭和44年にテレビ放送をスタート。テレビは今年開局55周年を迎えます。地域の皆様に向けたニュース・スポーツ・情報番組のみならず、全国へ向けた京都コンテンツも制作しています(BS放送局共同制作)。本プロジェクトは、テレビ番組としてではなく、インターネットLIVE配信という形で、京都の“祭”という伝統文化を全国に向けて発信するものです。

代表取締役  :細井 俊介
所在地      :京都市上京区烏丸通一条下ル龍前町600番地の1
事業内容    :放送(テレビ・ラジオ)
URL        :https://www.kbs-kyoto.co.jp/

株式会社80&Company

”ゼロから無限大をつくる”

株式会社80&Companyは、人や事業のポテンシャルが発揮された活気あふれる世の中をつくることを目指し、多様な人の心に火を点け、巻き込み、価値を共創することをミッションとしています。エンジニア・デザイナー・マーケターなど各領域のプロフェッショナルが多数在籍し、一気通貫でパートナー企業と描く大義の実現に向けて事業共創を行なっています。

代表取締役 : 堀池 広樹

所在地    : 京都府京都市左京区吉田牛ノ宮町6-1 TECH STUDIO KYOTO

事業内容  : 新規事業開発/WEBシステム/AI・アプリ開発/ブランディング/マーケティング

URL       : https://80and.co




引用元:PR TIMES

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