【Yahoo!ニュース】新しい気づきや行動につながる情報を発信した14名のエキスパートを称える Yahoo!ニュース「ベスト エキスパート 2024」授賞式イベントレポート
プレスリリース要約
「ベスト エキスパート 2024」受賞者に関するプレスリリースはこちら:
https://www.lycorp.co.jp/ja/news/release/007849/
「Yahoo!ニュース エキスパート」は、ニュース解説から生活趣味情報まで、ユーザーの多様なニーズに応える才知と情熱をもった約2,600名の「エキスパート」が情報発信者として、その専門性に基づいてコンテンツを制作・発信するサービスです。各エキスパートの持つ独自の視点による記事やコメントなどのコンテンツを提供し、利用者に新たな発見や気づきを与え、社会やユーザーの日々の課題解決につなげることを目的としています。「Yahoo!ニュース エキスパート」をより多くの方に認知いただき、ユーザー一人ひとりの生活や世の中の事象に対する視点を常にアップデートし続ける場を提供したいと考え、今年より「ベスト エキスパート 2024」授賞式を開催しました。
当日の会場では、2023年に自らの知見をもとに、情報発信で社会に貢献した合計14名のエキスパートを表彰しました。表彰後には2つのパネルディスカッションを実施し、芥川賞作家・九段理江さん、医療ジャーナリストの市川衛さんと戦場カメラマンの渡部陽一さんが「With AI時代 発信者はAIにどう向き合うか」をテーマに議論しました。 16歳の野菜ソムリエプロ・緒方湊さん、名古屋グルメを愛する土庄雄平さん、カレー研究家のスパイシー丸山さんが「極めた”好き”から生まれる令和の発信〜2024年、”食”のネクストトレンドを予測する〜」というテーマのもと、食トピックを中心にこれから注目すべきネクストトレンドについて語りました。
新たなトレンドの火種が見つかったパネルディスカッションの様子
■パネルディスカッション①「With AI時代 発信者はAIにどう向き合うか」
パネルディスカッション①では、「With AI時代 発信者はAIにどう向き合うか」と題したオーサー・コメンテーター領域のパネルディスカッションを実施しました。執筆の過程で一部生成AIを活用した『東京都同情塔』で芥川賞を受賞した九段理江さん、自身のエキスパート記事発信でも生成AIを活用している市川衛さん、戦地・紛争地に入り込み、AIには代替できないような取材・発信活動を行う渡部陽一さんが登壇しました。生成AIが急速に普及しつつある現代において、どのように生成AIに向き合い情報発信をしていくべきか、さまざまな立場から意見が飛び交いました。
●急速に進化する生成AIの有効性を確認
会場内で実際の生成AIの画面を掲示し、活用方法について議論。市川さんは「編集者として活用できそうと考え、実際に記事のどこに違和感があるか、と投げかけたらきちんと編集者目線の返答がありました。この使い方は実用レベルまで来ていると思います」と生成AIの有効性をコメント。一方、九段さんは「今回の作品では生成AIのことを取材するような感覚で利用していたのですが、続けると返答がパターン化されて予想できるようになってしまう。そこから学べることもありますが、人間がどう使っていくのかが大事」と作家ならではの生成AIの個性について言及。登壇者の使用方法を議論する中では、現段階の生成AIは思考を深めるための壁打ちのサポーターとして、時間を有効活用できるツールであるという考察で締めくくられました。
●生成AIと向き合う上での注意点も議論
今後ますます発展していくと考えられる生成AIの注意点を考えるトークパートでは、今後生成AIとどう向き合っていくべきかを議論。九段さんは、「AIは人間のサポートとして使うには優秀だが、人間の意識でどこまで使うか考えることが重要」と使用者がその利便性を受容するだけではなく、その情報に向き合い、考えていくことが重要だと発言。市川さんは、生成AIを使ったフェイクニュースなどの情報が今後出てくる可能性も含め、プラットフォーム側も一緒にアップデートしていくことが重要だとコメントしました。
●生成AIを使用していなかった渡部陽一さんが「決断しました。AIやります!」と決意表明
生成AIを使用したことがなかったと話す渡部さんは、その印象について、フィルムカメラからデジタルカメラへの変革期と通ずるものがあると感じたと話しました。32年間カメラマンとして活動する中で最も大きな変化だったと明かし、わずか半年程度で世界中のカメラマンがデジタルに移行、フィルムを印刷する場所がなくなったことを振り返りました。不安もあったが新しい世界が広がる喜びもあったと語り、AI領域に関しても、まずは自分が踏み込んでいきたいと笑顔を浮かべました。今後、自身の取材領域の中で生成AIを使用していきたいとコメント。パネルディスカッションの最後には、「僕は決断しました。僕はAIやります」と強く決意表明を行い、会場は大いに沸きました。
■パネルディスカッション②「極めた”好き”から生まれる令和の発信〜2024年、”食”のネクストトレンドを予測する〜」
パネルディスカッション②では、「極めた”好き”から生まれる令和の発信〜2024年、”食”のネクストトレンドを予測する〜」というテーマのもと、野菜ソムリエプロとして、 TV 番組等でも活躍している緒方湊さん、名古屋メシのほか名古屋の情報を毎日発信する「愛知深掘りライター」の土庄雄平さん、エキスパート(クリエイター領域)の2人が登壇。司会兼任で、カレー研究家として活躍するスパイシー丸山さんが登壇し、各分野の食を極めた専門家らが、ご自身が愛してやまない食にまつわるトピックについて語りました。
最初のトークテーマ「2024年ネクストトレンド」では、緒方さんが「野菜の価格が高騰としている中で、家計にも優しく、無駄をなくし地球にも優しくできるのではないか」として2つのポイントを発信。1つ目には、「使い切り」の例として一般的にえのきの可食部を無駄にしてしまっている方が多いことを明かし、会場内でも多くの驚きの声があがりました。2つ目には、自作の干し野菜を紹介。買いだめしてしまう傾向にある野菜をストックすることができ、お味噌汁の作りおきに使えるだけでなく、防災などにも使えると野菜にまつわる生活のネクストトレンドを語りました。
2つ目のトークテーマ「人生を変えた1枚」ではクリエイターの土庄さんが自身の下積み時代を支えてくれた一品として、名古屋ならではの味噌煮込み風うどんの写真を紹介。「このお店はお客さんの表情が皆さん笑顔で、地域に根づくお店だなと感じてます。こういったお店をもっと発信していきたいですね」と改めて自分の極めた好きを発信することの魅力を発信しました。
最後のトークテーマ「〇〇オタクになって得したこと3つ」では、3人が自身の領域で得したことを3つずつ紹介。スパイシー丸山さんは活動をする中で「とにかくカレーが僕に吸い寄せられてくる!」と明かし、日々様々な方面から新しいカレー商品をいただくことが嬉しいと話しました。家にはカレー商品が溢れてしまう状況で、「毎回妻と喧嘩してしまう」とカレーオタクならではの悩みに、会場は笑いに包まれました。約20分間のパネルディスカッションは、緒方湊さん、土庄雄平さん、スパイシー丸山さんそれぞれの極めた好きの発信から次なるトレンドへ迫り、終了しました。
「ベスト エキスパート 2024」授賞式
・名称:「ベスト エキスパート 2024」授賞式
・日時:2024 年3月29日(金) 15:00~17:30
・公式サイト:https://news.yahoo.co.jp/expert
・「ベスト エキスパート 2024」受賞者に関するプレスリリース:
https://www.lycorp.co.jp/ja/news/release/007849/
・受賞特設ページURL:
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/925485739d08fea004def303ddc849e391b8df57
引用元:PR TIMES