小規模でも持続可能なビジネスモデルを目指して
Table of Contents
プレスリリース要約
nokNok株式会社(東京都杉並区、代表:角野賢一、水野恵輔)は、2024年度の中核的素材としてOCHA(日本茶)を選択し、事業の拡大に挑戦しております。
今年度最初の企画として、Jikonka(三重県亀山市、代表:米田恭子)と協業し、「Formosa Project(フォルモサプロジェクト)」を3月23日(土)から始動しました。このプロジェクトは「耕作放棄地の森を、美しい島に変える」をテーマにした取り組みとなります。
小規模でも持続可能なビジネスモデルとは
かつて三重県は「紅茶」の一大生産地であったことを、ご存知でしょうか。
今回のプロジェクトは、様々な過去の歴史から学び、運命的な縁で繋がった人々の想いを可視化することで、一度は作り手がいなくなり歴史から消えてしまった、かつての「紅茶の茶畑のある原風景」を復活させようとするものです。
一方で、このような問題は地域に限らず広がっています。現在、茶業や他の農業分野が様々な事情で持続困難な状況に直面しており、農業従事者の数も年々減少し、社会的な課題となっています。特に、小規模零細の農家ほど経済状況は苦しく、原料高騰などにより翌年度の肥料を購入できずにこれまでのような活動を継続することが出来ないというケースも多く聞かれます。
今回の我々の取り組みは、作り手の想いや歴史的背景の表現方法の工夫や、消費者に求められる新しいものづくりへの挑戦、直接生産者と作り手を繋げ価格と価値の双方を引き上げる仕組みなどを通して、小規模でも持続可能な農業のビジネスモデルの事例を作る挑戦でもあります。
開始4日目で目標を達成
当プロジェクトは、開始から大変多くの方の賛同と支援をいただき、4日目となる3月26日(火)に当初の目標金額を達成しました。現在、当初の3倍規模のネクストゴールを設定し、更に多くの方とのご縁を広げるべく活動を進めています。ネクストゴール達成によって、耕作放棄地となっていたスペースを、皆さんとお茶を収穫したり、お茶会をできるスペースを作るなど、元来の「農家のための畑」ではない、人と自然が交流する”森の居場所”としての機能を充実させてまいります。
無縁の土地に、縁が生まれる
nokNok株式会社は、このような協業及び新たなビジネスモデルへの挑戦を通じて、それぞれの個性を活かした他エリア、産地でのトライアルなども今後一段と進めてまいります。
それらの活動を通して、多くの人々がこれまで足を踏み入れなかった土地を訪れ、直接人や土地と繋がり、関係人口を増やしていくことが、その土地の生業を維持継続されることになるということを証明していきたいと思います。
現地視察等を募集します
現地への視察や作り手へのインタビューなど、実際に訪れていただくことを歓迎しております。関係者の皆様は、下記のお問い合わせ先までお気軽にご連絡ください。
基本情報
【nokNok】
nokNokは、大手飲料メーカーでのマーケティングに長く携わった角野賢一、水野恵輔の2名が起業したスタートアップ。飽食の時代にただのモノ売りではない新たな消費の形を。魅力あるヒト自体が目的地となる消費体験を提供するサービス「nokNok」を展開します。
【Jikonka】
Jikonka 而今禾(じこんか)は”今この瞬間”という意味の「而今」と、”なくてはならない大切なもの”という意味の「禾」という言葉に、「今、この瞬間をどう在るのか」という問いを持つブランドです。今この瞬間は、過去から続く今であり、今ここからの未来でもあります。1998年に三重県亀山市関宿(せきじゅく)で始まり、店舗・工房・ギャラリーの三箇所を拠点に、暮らしの豊かな文化を衣食住の体感を通して繋げる活動をしています。
引用元:PR TIMES