ヨシ刈り活動による炭素回収量についての研究論文が「四手井綱英記念賞」を受賞しました！

プレスリリース要約

「四手井綱英記念賞」は、関西自然保護機構が発行している学術雑誌に掲載された優秀な論文に贈られる賞であり、2021年には琵琶湖周辺のヨシ刈り活動に関する論文が受賞しました。この研究では、参加型刈り取り調査と群落高法を用いて冬季の地上部現存量を推定し、その結果を元に炭素回収量の簡易推定手法が開発されました。この成果に基づき、滋賀県ではヨシ刈り活動による炭素回収量の認定制度がつくられ、研究成果を活用したヨシ刈り効果の「見える化」が進められています。詳細は関連HPで確認できます。
  • 「四手井綱英記念賞」について

　本賞は、関西地方を中心とする自然の保護・保全に関する学術団体「関西自然保護機構」が発行している学術雑誌「地域自然史と保全」に掲載された論文の中から、特に優秀な論文に贈られるものです。今回は、林専門学芸員らが2021年に公表した、琵琶湖周辺のヨシ刈り活動で回収される冬季の地上部現存量を推定した論文に対して、「四手井綱英記念賞」が授与されました。

  • 受賞論文について

　本論文では、琵琶湖周辺のヨシ刈り活動で回収される炭素量を推定するために、西の湖のヨシ原において参加型刈り取り調査を実施し、群落高法を応用した簡易的な現存量推定法の開発を行っています。滋賀県では、本研究で提案した簡易的なヨシ群落の現存量推定法を用いて、ヨシ刈り活動による炭素回収量の認定制度がつくられており、研究成果に基づくヨシ刈り効果の「見える化」が進められています。

＜受賞論文＞

林　竜馬（琵琶湖博物館）・山田直明（滋賀県琵琶湖環境部）・竹田勝博（葭留）・太田俊浩（コクヨ工業滋賀）（2021）『参加型刈り取り調査と群落高法による琵琶湖ヨシ群落の冬季地上部現存量の推定 -「ヨシ刈り活動」における炭素回収量の簡易推定手法の開発 –』 地域自然史と保全 43, 141-158.

論文の詳細は下記HPを確認ください

引用元:PR TIMES

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