丸菱製作所が「みんなの夢AWARD14」でグランプリを受賞いたしました。

「みんなの夢AWARD14」受賞概要

丸菱製作所は、2024年3月12日に開催された「みんなの夢AWARD14」において、438名にのぼる応募者の中からグランプリを獲得いたしました。

当日は7名のファイナリストのうち1名としてコンテストに参加。LINE CUBE SHIBUYA（渋谷公会堂）にて、私たちが展開するサービス「ASNARO（アスナロ）」とともに叶えたい夢についてプレゼンテーションを行いました。

審査員長の渡邉氏（みんなの夢AWARD主催団体代表理事・ワタミ株式会社 代表取締役会長）からは、日本のものづくりを盛り上げるために取り組みを進めるASNAROの姿勢を高く評価いただいています。

【みんなの夢AWARDとは】

社会起業家の発掘・育成・支援を目的としたビジネスプランコンテスト。みんなをワクワクさせるような素敵な夢に贈られるアワードです。2010年の初開催から今回で14回目を数え、ファイナリストへは経営面・資金面での支援やビジネスマッチングの機会創出などのサポートが提供されます。

（開催概要）

コンテスト名：みんなの夢AWARD14

主催：公益財団法人みんなの夢をかなえる会

コンテスト開催日：2024年3月12日(火)

会場：LINE CUBE SHIBUYA（渋谷公会堂）

公式サイト：https://yumeaward.org/

丸菱製作所が語った夢

今回、丸菱製作所は「みんなの夢AWARD14」にて、製造技術のECサイト「ASNARO」について発表を行いました。発表概要は以下の通りです。

【発表の概要】

ASNAROは、中小企業が持つ製造技術を商品として売買することができる製造業のフリマサイトです。各業者が持つ加工技術をECの商品として掲載することで、その技術を必要とする企業が既存の多重下請け構造を通さず発注を行うことができます。

2000年から現在に至るまで、日本におけるモノづくり事業者の数が30万社から17万社まで約40%減少しています。中でも、廃業を余儀なくされた事業者のほとんどは加工を主とする中小企業で、将来性が見えないという悩みから、事業を子供に「継がせたくない」と考える経営者も少なくありません。

そうした中小企業の存続が危ぶまれるのは、高単価な生産活動の主軸が海外での現地生産に移り、日本国内において少量多品種・短納期・受注生産など生産負荷増減の対応が不可欠になったことに起因します。主要顧客に頼る一本足経営で成り立ってきた過去の枠組みでは、この機会損失ロスや負荷増への対応が難しくなっているのです。

そんな状況下では、将来に向けた事業継続は難しいと考える業者が増えているのが現実です。実際、ASNAROの開発は「この設備が壊れたら、この事業はやめようと思っている」という経営者の言葉をきっかけにスタートしました。

このような悩みを解決するため、ASNAROは町工場の技術力を取引するECサイトとして商流の壁をオープンにし、中小企業の事業を継続・成長させることを目指しています。

【プレゼンテーションの全編は動画でご視聴いただけます。】

「みんなの夢AWARD14」（2:11:22〜）：https://youtu.be/kKRZlmxevog?t=7882

「ASNARO（アスナロ）」公式サイト：https://asnaro.co.jp/about/

ASNAROと共に、丸菱製作所が目指す明日

丸菱製作所は今後、ASNAROの展開を通して商流の変革や事業継続の可能性拡大、ひいては「継がせたくない」と思う経営者の悩みをひとつでも多く解消してまいります。

現在、ASNAROの会員数は約430社（2024年3月時点）。2027年ごろに本サービスの全国展開を視野に入れ、まずは中部地方での利用を拡大し、人手不足、担い手不足、設備投資の寿命など様々な課題が深刻化する2025年度までに会員数を1,000社にすることを目指しています。

丸菱製作所・発表者コメント

ファイナリストの方々がみなさん素敵な夢を描かれた中、私の夢を評価していただき、グランプリの栄誉を与えていただいたことを大変光栄に思います。しかし、まだ夢を叶えたわけではなく、その夢を強く後押ししてもらっただけです。

事業の目標は状況によっては変わることもあります。けれど、行動の原動力となる夢は変わりません。私の中にある軸をしっかりと見失わないようにしながら、明日からまた挑戦をしていきます。

「夢を叶えるために一番重要なことはなにか？」という問いに対して渡邉氏は、「最後まであきらめずに続けることだ」とお答えいただきました。この事業はこれから壁にぶつかることもあるかと思いますが、最後まで立ち続けられるよう頑張りたいです。

株式会社丸菱製作所

専務取締役　戸松 裕登