【株式会社シーディーアイ】×【静岡県】ケアマネジメント業務AI導入支援事業 事業報告会の実施および業務実施報告書の提出
プレスリリース要約
[概要]
◆実証事業の期間
2023年9月から2024年2月までの6ヶ月間
◆参加事業所数及び利用アカウント数
30事業所。40アカウント(ケアマネジャー38名、市職員2名)
◆実証事業の目的
静岡県により選定された牧之原・伊豆の国両市内の居宅介護支援事業所を対象として実施。居宅介護支援事業所等におけるケアプラン作成支援のためのAI(人工知能)システムの導入及び活用を促進し、より質の高いケアプランを作成できる介護支援専門員を育成するとともに、ケアマネジメント業務の効率化を図ることを目的として行われました。
◆実証事業の内容
参加したケアマネジャーは担当しているご利用者に対して、SOINのアウトプットを参考に各種ケアマネジメント業務を行いました。
SOIN利用開始から約2ヶ月後に、外部講師を招いた「利活用セミナー」を両市で開催し、実際の事例も交えた具体的なAI活用方法を講師から学んでいただきました。
検証期間の前後でアンケートを行い、SOINを利用することによるケアマネジメントの変化(ケアマネジャーの意識や実際の業務時間など)について確認しました。
◆事業参加ケアマネジャーのアンケート結果(主な回答)
①28.9%は訪問回数が減り、34.2%はアセスメントに要する時間の削減につながった。
②97.4%がケアマネジャーの知識補完に有効と認識した。
③アセスメントの確認不足・視点不足を感じているケアマネジャーの48.4%が確認不足・視点不足の削減に有効であると認識した。
◆実証事業の結果の概要
今回の事業参加者に対して、事業実施前後にアンケート調査を行った結果、介護現場においてAIを活用することにより、①業務品質の向上と業務効率化への貢献、②適切なケアマネジメント手法の実践に効果的、③自立支援・重度化防止に有効、といった結果を得ることができました。
一方で、AI活用の必要性を感じつつも、具体的な活用方法などのイメージが持てないとの意見があり、ここがAIに対する評価の分岐点と捉えられる傾向が見られました。
AIの活用にあたって重要なポイントは、ケアマネジャーがAIやICTに「委ねる」という姿勢ではなく、「使いこなす」立場に立ちつつ、AIやICTとの正しい関わり方を理解することであることも確認することができました。
CDIは、介護保険制度の理念である「自立支援・重度化防止」へ向けた取組みを今まで以上に推進するとともに、結果として介護給付費の適正化の一助となることで、より良い介護が実現し、介護に関わる全ての人たちが笑顔になることを目指しております。
なお、今回の有償ユーザー数3万5000人突破を記念して、キャンペーンを実施中です。
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引用元:PR TIMES