訪問看護がプラス改定 W報酬改定の重要ポイント

プレスリリース要約

株式会社eWeLLは、2024年度の診療報酬改定および介護報酬改定により、在宅医療の重要性が認められ、訪問看護にプラスの影響があることを発信しました。改定のポイントや影響をまとめ、特定の取り組みでマイナスを回避できるよう支援しています。また、同社は在宅医療を支えるITサービスを提供し、全国で4万4千人以上の看護師、20万人以上の在宅患者の療養を支えています。さらに、同社は経済産業大臣賞やEYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2023ジャパンを受賞しています。
在宅医療のDX支援サービス「iBow(アイボウ)」シリーズを開発・提供する株式会社eWeLL(証券コード:5038 本社:大阪市中央区 以下eWeLL)は、2024年度(令和6年度)の診療報酬改定および介護報酬改定で在宅医療の重要な役割を担う訪問看護についてまとめ、総じてプラスとなることを発信しました。

■背景
今年度は2年に一度改定される診療報酬と3年に一度改定される介護報酬の両方が改定されるいわゆるダブル報酬改定の年度となります。
医療保険と介護保険の両方を取り扱う訪問看護事業者は、これらの法改定による影響を受ける業種となります。
2024年3月18日時点で、厚生労働省(※1)から公表されている情報によると、今年度の両報酬改定ではサービスの提供時に訪問看護事業者へ支払われる報酬について、加算される項目と減算される項目がありますが、総じてプラスとなります。少子高齢化と政府が推進する地域包括ケアシステムの拡充に伴いニーズの高まる在宅医療において、訪問看護が国から評価され重要性を認められていることが伺えます。

※1 診療報酬については中央社会保険医療協議会、介護報酬については社会保障審議会(介護給付費分科会)の公表資料より。

■訪問看護における2024年度診療報酬・介護報酬 改定のポイント
総論としては、リハビリや精神科など特定の診療科目や疾患に特化した事業者や特定施設を中心にサービスを提供する事業者にとっては、マイナス影響を受けやすい項目がある一方で、訪問看護全体としてはプラスの改定となります。

<加算/プラスとなる主な項目>
・訪問看護ベースアップ評価料(Ⅰ)   [診療報酬] 780円/月プラス
・訪問看護医療DX情報活用加算       [診療報酬] 5点/月プラス
・乳幼児加算              [診療報酬] 1,300円~1,800円/日プラス
・機能に応じた訪問看護管理療養費の見直し[診療報酬] 月の初日最大400円/月プラス
・時間区分毎の単位数          [介護報酬] 1~7単位プラス
・専門管理加算             [介護報酬] 250単位/月プラス
・初回加算               [介護報酬] 最大50単位/月プラス
・遠隔死亡診断補助加算         [介護報酬] 150単位/回プラス
・口腔連携強化加算           [介護報酬] 50単位/回プラス
・緊急時訪問看護加算          [介護報酬] 最大26単位/月プラス ※指定訪問看護ステーションの場合

<取り組むことでマイナスにならない項目>
・業務継続計画未実施減算        [介護報酬]
    施設・居住系サービス  (未実施の場合、所定単位数の3%相当マイナス)
    その他のサービス    (未実施の場合、所定単位数の1%相当マイナス)
・高齢者虐待防止措置未実施減算     [介護報酬]
                (未実施の場合、所定単位数の1%相当マイナス)
・身体拘束廃止未実施減算        [介護報酬]
                (未実施の場合、所定単位数の1%相当マイナス)

<減算/マイナスとなる主な項目>
・同一建物居住者等に係る訪問看護管理療養費の見直し   [診療報酬]
    月の2日目以降                500円/日マイナス
・理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士による訪問の減算 [介護報酬]
    リハビリ職員数が看護職員数より多い場合など  8~23単位/回マイナス

eWeLLは、訪問看護事業者が<取り組むことでマイナスにならない項目>の要件を実施しマイナスを回避できるよう、法定研修サービスを提供し支援しています。
また、訪問看護専用電子カルテ「iBow」および完全連動した「iBowレセプト」、BPOサービス「iBow事務管理代行」は報酬改定に完全対応します。

■eWeLLについて
ITを活用した在宅医療の業務支援を推進。主な事業は、在宅医療を支える訪問看護ステーション向けに電子カルテ「iBow」等をサブスクリプションで提供するクラウドソフトウェア事業で、全国47都道府県で4万4千人以上の看護師等(※2)の日々の業務で活用され、20万人以上の在宅患者(※3)の療養を支えています。

Mission ひとを幸せにする
Vision   私たちは在宅療養に新しい価値の創造を行い、すべての人が安心して暮らせる
      社会を実現します

社名  :株式会社eWeLL
上場市場:東京証券取引所グロース市場(証券コード:5038)
代表者 :代表取締役社長 中野 剛人(ナカノ ノリト)
本社  :大阪市中央区久太郎町4-1-3 大阪御堂筋ビル13F
設立  :2012年6月11日
事業内容:在宅医療分野における業務支援事業(訪問看護ステーション向けSaaS型業務支援ツール(電子カルテシステム「iBow」)等を提供する事業、診療報酬請求業務を代行する「iBow 事務管理代行サービス」など)
URL  :eWeLL公式サイト https://ewell.co.jp
     eWeLL IR情報  https://ewell.co.jp/ir
     iBow公式サイト  https://ewellibow.jp
受賞歴 :『経済産業大臣賞』 最優秀賞(第16回ニッポン新事業創出大賞)
     『中小機構理事長賞』(第21回Japan Venture Awards)
     『EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2023ジャパン』

※2 2023年12月末時点におけるiBow上で稼働中職員の看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、精神保健福祉士の総数。
※3 2023年12月末時点における発行されたiBow上の訪問看護指示書の内、有効なものの対象患者数。

引用元:PR TIMES

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