物流現場における事故や作業品質の異常を未然に防ぐデータマイニングシステムを導入

プレスリリース要約

鈴与株式会社は、ビジネスエンジニアリング株式会社のデータマイニングシステムを導入し、物流現場の安全・品質向上を図る。これにより、事故や品質の異常を未然に防ぎ、安全・品質対策を的確かつ迅速に立案し、現場教育に生かすことができる。また、鈴与株式会社は、清水港を中心に国内140拠点・世界140カ国以上のネットワークを持ち、持続可能な物流の構築に取り組んでいる総合物流企業である。ビジネスエンジニアリング株式会社は、ERPやSCM、IoTなどを活用したデジタル変革の支援を行う企業であり、海外子会社も持っている。
 鈴与株式会社(本社:静岡県静岡市、代表取締役社長:鈴木 健一郎)は、物流現場における安全・品質の向上を図るため、ビジネスエンジニアリング株式会社(東京都千代田区、取締役社長:羽田 雅一氏)の自然言語解析技術を活用したデータマイニングシステムを導入しました。データマイニングシステムを活用することで、安全品質管理や現場教育に生かし、物流サービスの質を向上させていきます。

 当社は2018年より、ビジネスエンジニアリング社が提供するiPad利用ソフトウェア「mcframe RAKU-PAD」を導入し、「ヒヤリハット」「事故報告」「リスクアセスメント」「巡視活動」をデジタル化し、全国にある当社の物流拠点に対し共有を図ってきました。全国から集まるデータを蓄積していく中で、類似する「ヒヤリハット」や「事故」が各拠点で発生していることや、現場管理者が立案する事故対策の精度に差が生じることで、それが事故発生率にも影響していることが分かりました。
 現場作業における事故や品質の異常を未然に防ぐことを目的に、ビジネスエンジニアリング社のデータマイニングシステムを活用することで、これまで蓄積した大量のデータから有効な対策案を導き出し、安全・品質対策を的確かつスピーディーに立案、現場教育に生かしていきます。

 当社は、今後も安全・品質向上への取り組みを通じて高品質な物流サービスを提供し、お客様に信頼いただける企業を目指していきます。

  • データマイニングシステムによって実施される事項
  1. 内容が類似している「ヒヤリハット」「事故報告」の帳票を検出・再発事象を確認し、予防策を提案する
  2. 「ヒヤリハット」「事故報告」への有効な対策事例を検出・他物流センターへ展開する
  3. 各帳票の内容や対策に頻出するキーワードから、その危険度を示唆する
  4. ヒヤリハットや事故の発生件数・割合について、事故予防~事故発生~事故対策の時系列に沿って把握する。また、作業者の経験年数別に把握する

■鈴与株式会社について

総合物流企業として、清水港を中心に、国内140拠点・世界140カ国以上のさまざまなネットワークのもと、当社の強みである現場力、課題解決力、卓越専門性を駆使し、お客様のサプライチェーン全体を最適化する物流戦略の立案、システムの構築、運営まで一貫して提案しています。「持続可能な物流」の構築にも積極的に取り組んでおり、環境負荷を低減する輸送サービスを提供しています。
詳細は https://www.suzuyo.co.jp/ をご覧ください。

■ビジネスエンジニアリング株式会社(B-EN-G)について

1990年代初頭に日本で初めてSAP ERPの導入を手掛けて以来、製造業を中心としたお客様のデジタル変革をITで支援しています。IT企画からシステムの構築、導入、運用にわたるコンサルティングおよび支援サービス、ならびに自社開発のパッケージソフトウェア「mcframe」の販売、導入で豊富な実績を有しています。また、基幹業務システム(ERP)やサプライチェーン(SCM)、IoT等で蓄積されたデータを活用して、システムの高度化やカイゼン活動をお手伝いしています。中国(上海)、タイ(バンコク)、シンガポール、インドネシア(ジャカルタ)、アメリカ(シカゴ)の5ヶ所に海外子会社を有し、決しています。
詳細は https://www.b-en-g.co.jp/ をご覧ください。

                                                                                                                                             以上

引用元:PR TIMES

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