疾患児・障がい児家族の相談QAアプリ「ファミケア」を公式リリース、育児やケアの悩みを相談・解決

障がい児育児×IT領域でサービスを提供する株式会社NEWSTA（東京都渋谷区 鈴木碩子）は、疾患・障がい児の毎日を楽しく！をコンセプトにしたブランド「ファミケア（famicare）」から障がいや疾患のある子どもを育てる家族のための相談QAアプリを公開しました。App storeおよびGoogle Playより無料ダウンロードが可能です。

ファミケアアプリ紹介ページ：https://lp.famicare.jp

本アプリの公開により、2023年9月より実施してきたサイトコンテンツでの情報提供に加え、より個別性の高い育児の課題や悩みの解決へとアプローチします。ファミケアアプリは、障がい児を育てる家族のためのプラットフォームを目指します。

ファミケアアプリ概要

ファミケアアプリは障がいや疾患のある子どもを育てる家族のみが参加できる会員制の相談QAアプリです。質問や回答機能で「息抜きの方法は？」「お出かけ先をおしえて！」「休み方や家事分担をどうされてますか？」「育児やケアと両立しながらお仕事どうしてる？」など疾患や障がいのある子どもを育てる家族が気になる事を気軽に質問したり、発見した事を情報共有できます。

育児・ケア中のご家族の年齢や障がいや疾患の種別、診断の有無は関係なく利用が可能です。アプリ内の機能では、疾患や障がい、地域、子どもの年齢等の近い境遇の情報をキャッチしやすくなっており、経験した人や知っている人に出会う事ができます。

 公開前β版では、全国の約30名に期間限定で先行モニターとしてご利用いただき、投稿および回答を合わせて400件の交流が生まれ、利用後アンケート回答では、半数以上の方が「友人や他の疾患・障がい児家族におすすめしたい」※1 と回答いただいています。

また、質問投稿を経験したユーザーの8割が回答を得られ、さらに回答を得られたユーザーのうち6割以上が「回答を得て、疑問や悩みが解消できた」と回答しています。回答で直接悩みや疑問が解決しなかったケースでも「ヒントやひとりじゃない安心感」を感じていただいているとお答えいただきました。

また、アプリのメリットに関して、他の人の質問や回答で学べることや疾患・障がい児家族『のみ』が利用できること同じ境遇の人に直接質問ができることなどを感じていただいているとお答えいただきました。

その他アプリをご利用いただいた方のコメント紹介 

• 他のSNSにはない「あたたかさ」がある。似たような境遇の方と想いを共感し合え、心の支えになる。
• 質問や回答を通して、同じ障害を持った子供を持ったママ達が、同じような悩みを抱えているということに安心できるのはかなり救いになると思った。皆が同じような方法を取っていると知った時に、自分の不甲斐なさなども肯定してくれるような気持ちになれた。
• 障がい児子育てだからこその悩み、困り事は検索しても出てこなかったり地域のクリニックでも聞きにくかったりしますが、みなさんの質問などを見て、こう思ってしまったり悩んでいるのは自分だけじゃないんだ！と思えたことが一番の励みになりました！

※1 10段階中7以上と回答した方

ファミケアアプリの特徴

ファミケアアプリは匿名かつ電話番号認証やパトロールなどでご家族の安全性・心理的安全性を機能担保しながら、当事者家族による企画・開発ならではの特徴をご用意しています。

知ってる人に聞くことができる

 直接のつながりでは解決できない悩みや相談事も、オンラインで全国の方々と繋がることで知っている人に出会い、経験を聞くことができます。質問や回答は蓄積されていくため、同じような境遇の疾患・障がい児を育てる家族の知見が溜まる貴重な情報データベースとなります。

同じ疾患・障がいのある子を育てる家族と繋がれる

 ファミケアアプリではマッチしたい疾患や障がいの条件を登録しておくことで、同じ疾患や障がいのある子どもの家族の投稿を見て繋がることができます。近い状況や経験のある人に出会いやすくなっています。

地域情報を収集できる

 情報収集したい地域を登録しておくことで、地域に関する質問や回答から情報収集することができます。地域ならではの制度や育児環境についても情報交換しやすくなっています。

 ファミケアアプリ開発の背景

ファミケアアプリは障がい児育児に関する以下のような課題を解決するために開発されました。

「どうにもならない」をなくす

障がい児育児は対応事項が幅広く、公的福祉やアクセスしている医療ではカバーできない悩みや課題もあります。「うまく遊ぶことができない」「便利に着られる服がない」「子どもに合わせたトイレトレーニングの方法」など、すでにアクセスしているコミュニティや支援体制で解決しなかった時に「どうにもならない」状態をファミケアアプリではなくします。

「つながれない」をなくす

 家庭では障がいのある子どもを育てていることをオープンにしていないこともあるほか、自身のコミュニティ内で同じ障がい児を育てる家族にオフラインで出会うことは難易度の高いことです。さらに、疾患や障がい、重度軽度、生活環境の違い等もあり、マッチした情報交換が難しい課題もあります。ファミケアアプリでは、オンラインおよび適切な情報で繋がる設計を重視し、誰もが「つながれる」ことを目指しています。

「知っている人は知っている」をなくす

 コミュニティを上手に形成できるご家族とそうでないご家族、疾患名がついているご家族とそうでないご家族などで活用できる支援やアクセスできる事業所が大幅に変わり、育児環境や生活環境も大きな差があります。また、情報交換は親同士で行われることが多く、そのナレッジは蓄積されていきません。ファミケアアプリでは、個人の状況や能力に関係なく、誰もが情報にアクセスできる状態を目指します。 

「あてはまらない」をなくす 

障がい児家族には病名が特定されなかったり、年齢的に診断がない方も多くいます。特にそういったケースでは制度的にも環境的にも支援を受けにくく、情報も少なくなりがちです。ファミケアアプリは子どもの年齢や診断有無、障がい種別関係なく利用できることで他のケースから課題の解決の糸口をみつけることができます。

今後は、ファミケアアプリを障がい児育児のナレッジデータベース化することを目指しつつ、社会的に見えにくいとされる障がい児育児当事者のニーズや課題を定量および定性的に顕在化し、課題解決のためのプロジェクトを自治体や民間企業、団体のみなさまとともに進めはじめております。

お取り組みやプロジェクトのご相談は以下からお気軽にお問い合わせください。

https://lp.famicare.jp/contact

本件に関する取材および広報問い合わせは広報宛にお願いします。

【広報担当】

株式会社NEWSTA 広報担当 鈴木宛

 [email protected]

ファミケアについて

ファミケアは「疾患児・障がい児の毎日を楽しく！」をコンセプトに掲げるサービスブランドです。疾患や障がいのある子どもとその家族が困っている事を解決し、楽しい！と感じる時間を一瞬でも多く生み出す事を目指して誕生しました。情報サイトやアプリの提供、法人向けのプロジェクトやニーズマッチ支援を展開しています。

疾患や障がいは人それぞれありますが、疾患や障がいによる特性上、ニーズにマッチする商品・サービスが少なく、不便を感じやすくなっています。これらの不便をIT領域をはじめとして、オンライン・オフラインで解決していくのがファミケアです。多くの企業・団体・個人の方とファミケアが繋がりながら、同領域における新しいチャネルとなっていく事を目指しています。

株式会社NEWSTAについて 

株式会社NEWSTAは「あたりまえを、あたらしく」をパーパスに掲げるスタートアップ企業です。NewStyle &NewStanderdを提案し、社会に対しても、家庭に対しても懸命に取り組む人たちが、幸せなライフスタイルを送る事を実現することを目指しています。当社は東京都女性ベンチャー促進事業APT women7期に採択されております。

企業概要

 設立：2022年11月1日

代表取締役：鈴木碩子

 コーポレートサイト：https://newsta.co.jp