環境課題に挑むU35向け事業支援プログラム「BEE」を開始
プレスリリース要約
WWFジャパンが掲げる「2030年 生物多様性回復」と「2050年 脱炭素社会実現」という二大目標の達成には、さらなる社会の変革が必要です。本プログラムは、環境課題及び関連する社会課題に既に取り組んでいる、あるいは解決策のアイディアを持っている若者を応援し、ソーシャルインパクト(社会的波及効果)のさらなる創出にむけた事業の実装・推進を後押しする目的で展開しており、社会起業家を支援するNPO法人ETIC.(エティック、東京都渋谷区)と、社会貢献活動の一環としてサステナビリティ人材育成に取り組むアクセンチュア株式会社(東京都港区)が支援しています。
プログラムは、参加者がアクションを最大化させる6か月間の実践型プログラムです。
社会課題解決に挑むWWFやソーシャルビジネスの最前線で活躍する先輩起業家とのネットワーキングやメンタリング、システム転換のシナリオ作成支援等のサポートを受けながら、参加者それぞれの事業・活動のブラッシュアップを行ないます。
また、WWFをはじめとする専門家の取り組みを対話を通じて学ぶインプットセッション、WWFジャパンが地域主体の保全活動を支援してきた石垣島・白保地区のフィールドワークなども行なわれます。
また、今後説明会を予定しております。日程など詳細については、プレエントリーいただいた方にご案内いたします。
- プログラム概要
プログラム名: 「Base for Environmental Entrepreneurs: BEE(読み方:ビー)」 (以下、BEE)
主催: WWFジャパン
共催: NPO法人ETIC.、アクセンチュア株式会社
実施期間: 2024年8月~2025年2月
初回募集人数:15名程度
参加費: 原則無料
- 応募条件
●2024年4月時点で18~35歳であること(高校生不可)
●環境課題及び関連する社会課題に対する課題感・危機感があり、自身が使命感や情熱をもって課題解決を推進したい方 ※法人化の有無および形態(営利法人/非営利法人)は問いません
●既に上記に対する企画を構想または実践している方
●全てのプログラムに参加すること
- 募集テーマ
A:「プラスチックをめぐるサーキュラーデザインと実装」
プラスチックの大量生産・消費・廃棄に起因する問題が、脱炭素社会の実現、生物多様性の回復を阻害し、人の健康をも脅かしています。2040年までに世界のプラスチックの生産量は2倍に増加し、海洋への流出量も3倍になると推定されています。
このイシューに対し、様々なステークホルダーを巻き込み、仕組みから変えていこうというビジネスモデルのブラッシュアップとその実装を目指します。
B:「自然と調和した地域づくり」
森、海、川、里山、草原、湿地など豊かな自然を基盤として私たちの社会・経済は築かれています。そういった自然資本と密接に結び付く農業・漁業・林業・観光業などを通し、自然と調和した持続可能な地域づくりが求められています。
「自然が豊かになればなるほど地域社会も豊かになる」といったモデルを目指し、環境に低負荷な、あるいは再生に導く事業・活動をブラッシュアップします。
C:サステナブルビジネスとイノベーション
サステナブルな社会を築くために、食・住まい・衣料・へルスケア・エネルギー・インフラ・ファイナンス・スポーツ・娯楽など 、私たちの暮らしに関わるあらゆる領域において、システム転換が求められています。
既存の発想や枠組みに囚われることなく、環境・社会・経済のトレードオンを目指す事業・活動のブラッシュアップを加速させます。
- メンター(敬称略) ※一部紹介
坂野 晶
一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパン 代表理事
一般社団法人Green innovation 理事/共同代表 など
牧 大介
株式会社エーゼログループ 代表取締役CEO
上村 崇
epIST株式会社 代表取締役
原 大祐
Co.Lab 代表取締役、NPO法人西湘をあそぶ会 代表理事
湘南定置水産加工 代表取締役 など
海老原 城一
アクセンチュア株式会社 ビジネスコンサルティング本部
サステナビリティグループ統括 マネジング・ディレクター
東梅 貞義
公益財団法人世界自然保護基金ジャパン 事務局長
山岸 尚之
公益財団法人世界自然保護基金ジャパン 自然保護室長
三沢 行弘
公益財団法人世界自然保護基金ジャパン
サーキュラーエコノミー・マネージャー 兼 プラスチック政策マネージャー
※ この他にも、最前線で活躍する経営者、先輩起業家、環境保全オフィサー、研究者、コンサルタントなど様々な知見や専門性をもつメンター陣がバックアップします。
- 募集スケジュール
エントリー〆切:2024年5月12日(日)
合格通知時期: 7月上旬頃
※詳細な選考スケジュールおよび本エントリーフォームはプレエントリーされた方にご案内します。
応募方法: 詳細は特設WEBサイトをご覧ください。https://www.wwf.or.jp/campaign/bee
- 本プログラムの特長
1. 生物多様性回復と脱炭素社会実現のための実践的な「環境課題解決型プログラム」
環境保全・ソーシャルビジネスの第一線で活躍する先駆者が、メンターやゲストとして参加者と対話し、事業をビジネスモデルとして一定の水準まで自走できるようサポートしていきます。また、フィールドワークで訪れる石垣島・白保地区は、WWFジャパンが保全支援を実施してきたフィールド。実際の活動現場を訪れることで、課題解決の実務を体感し、事業をより実践的なものに組み立てることに寄与します。
2.ETIC.、アクセンチュアとの共催プログラム
WWFジャパンがもつフィールドプログラム・政策提言・企業対話等を通じた社会変容の実践力に加え、ETIC.の社会起業家支援のノウハウと、世界最大規模のコンサルティング企業として、ビジネス創出・変革を支援してきたアクセンチュアの知見・経験によって、参加者のソーシャルインパクト(社会的波及効果)創出にむけた事業の実装・推進を後押しします。
【WWFについて】
WWFは100カ国以上で活動している環境保全団体で、1961年にスイスで設立されました。人と自然が調和して生きられる未来をめざして、サステナブルな社会の実現を推し進めています。特に、失われつつある生物多様性の豊かさの回復や、地球温暖化防止のための脱炭素社会の実現に向けた活動を行なっています。https://www.wwf.or.jp
【ETIC.について】
ETIC.は、1993年の団体設立以来、「起業家型リーダーの育成支援」と、意志ある挑戦を応援する「エコシステムづくり」を行ってきた認定NPO法人です。12,000名以上にプログラムを提供し、1900名以上の起業家を輩出しています。https://etic.or.jp/
【アクセンチュアの社会貢献活動について】
アクセンチュアは、より持続可能で責任ある世界経済の実現に向け、クライアントやパートナー、地域コミュニティと協力しながら社会的課題の解決に取り組んでいます。なかでも事業活動を通じて培った「人材のスキル発揮を高めるノウハウ」を活かし、企業市民活動において全世界でSkills to Succeed(スキルによる発展)と呼ぶ統一テーマに取り組んでいます。高い実行力を持ったNPO団体等と協力して、 各国・地域固有の実情に合わせて選択した“人材スキル向上”に関わる諸テーマを推進し、2023年度は世界各地の約430万人に対してスキル向上の機会を提供しました。アクセンチュアの社会貢献活動については www.accenture.com/jp-ja/about/corporate-citizenship/skills-succeedをご覧ください。
引用元:PR TIMES