【東洋建設】技術者の能力向上にAIを活用した新システムを導入

プレスリリース要約

当社建築部門では、10年教育プログラムに課題があり、自己の能力や目標設定に客観的な分析データが不足していた。そのため、能力評価システムを導入することで、能力要件を172項目に分類し、AIの分析による能力評価シートを提供することとなった。また、eラーニングプラットフォームであるLMSも導入し、学習成果が能力評価に反映される仕組みを作り上げた。これにより、従業員の成長と自己の価値向上を実感できる環境整備に注力する考えを示している。
 これまで当社建築部門では、入社から10年で作業所長を育成する「10年教育プログラム」を実施しており、若い職員に責任ある業務を任せることで自己のモチベーション向上に繋げるとともに、不均衡な年齢構成の打開策として運用していました。しかし、「10年教育プログラム」は、自己の現状レベルを把握するための客観的かつ定量的な分析データがなく、目標の到達レベルが分かりづらいという課題がありました。

 そこで、建築施工職員が「目指すべき到達レベル」「自らの能力」「同一職位の平均能力」を適切に把握し、明確なロードマップと実行性のある目標設定を行うことで、モチベーションとエンゲージメントのより一層の向上を図ることを目的として、「能力評価システム」を新たに導入しました。

 このシステムは職位ごとに設定されている能力要件について、組織運営や工事管理等における達成レベルを172項目に分類し、人材管理システム※3で評価したものをAIの分析により「能力評価シート」としてフィードバックします。自身のスコアや同一職位における偏差値と平均値、スキルの特徴を客観的に把握することができ、積み重ねてきた成長の軌跡がここに記録され、より実効性のある目標設定を行うことが可能になります。

 また「10年教育プログラム」では、工程管理や施工図の作成、予算管理などの課題を集合研修や先輩社員によるOJTにより運用していましたが、この一部をeラーニングに移行し、「いつでも」「どこでも」「何度でも」学ぶことができる教育プラットフォームとして「LMS」を導入しました。「LMS」での学習成果は「能力評価システム」のスコアに反映されるため、知識の習得やスキル向上のためのモチベーション向上に繋がることはもちろん、時間や場所の制約がなく学習することが可能になります。

 当社は、従業員が自ら成長し、自己の価値向上を実感できるとともに、誰もが高い目標を持ち、いきいきと働ける職場づくりのため、今後も教育体制や環境整備に積極的に取り組んでまいります。

※1 能力評価システム:株式会社L is B(開発協力)

※2 学習管理システム:SmartSkill Campus/株式会社レビックグローバル(提供)

※3 人材管理システム:HRBrain/株式会社HRBrain(提供)

 

引用元:PR TIMES

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