リスキリング前に必須の基礎学習やシニア特有の課題を解決。80歳現役へ、金融・IT・商社・メーカーなど各業界が参加

プレスリリース要約

高齢化や人手不足、VUCA社会の変化に伴い、学び直しの重要性が増している。日本で唯一ミドル・シニア層のライフシフトに特化した民間発のキャンパス「ライフシフト大学」は、第9期生の卒業式を開催し、第10期(2024年4月入学)の申し込みを3月15日まで受け付けている。これまでの卒業生は、新たな挑戦やキャリア変革を経験し、80歳まで現役で活躍するためのスキルを身につけている。また、ライフシフト大学では多摩大学大学院と提携し、MBA進学時の単位認定も可能。現在も学び続ける理事長と学長が在籍し、受講生は様々な業界から集まっている。
高齢化と人手不足、VUCAと呼ばれる社会の変化が急速に進む中、学び直しの重要性が増しています。日本で唯一ミドル・シニア層のライフシフトに特化した民間発のキャンパス「ライフシフト大学」は、第9期生の卒業式を開催いたしました。

現在、第10期(2024年4月入学)の申し込みを3月15日(金)まで受付中です。

◆リカレント教育・シニア層特有の課題

人生100年時代に向けた”学び直し”が注目され、厚生労働省によるリスキリング関連の助成額や支援対象数も増加しています。しかし、個別スキルの習得を目指したリカレント教育やリスキリングの導入が広がる一方で、大企業を中心としたミドル・シニア層では世代特有の意識課題が残ったまま、スキルの学び直しが活かされない事例が増えています。

具体的には、時代的な背景から終身雇用を前提として、転職・生きがいなどを想定せずに就業しているケースが多く「新たな環境に飛び出す発想・勇気が持てない」「自分のやりたいことが見つからない」といったシニア世代独自の課題が残されたままの状況です。

◆80歳現役を目指す、人生100年時代に特化したキャンパス

「ライフシフト大学(LSU)」は、人生100年時代を見据え、ミドル・シニア層が80歳まで現役で活躍するために、ビジネスの最前線とアカデミック両分野の知見・キャリアを持つ講師陣のもと独自カリキュラムを提供する日本唯一のライフシフトに特化した民間発のキャンパスです。時代の変化や一人ひとりの生きがいに沿った働き方実現のために2019年に開校。これまで140名以上の大企業を中心としたミドル・シニア層が100 年時代の必要なマインドセットを学び、未経験分野への転職や移住、起業などセカンドキャリアや第2の人生をスタートさせています。

◆金融・IT・商社・メーカーなど各業界から13名が卒業!受講生の卒業式を開催

今回の第9期受講生の卒業式では、様々な業界で活躍するミドル・シニア層が品川の会場に集結。全国からリモート受講していた30代~60代の13名が、キャンパスでの学びや将来の展望などを発表。当日は、卒業に際して下記主旨のコメントがありました。(一部・要約)

石川 修さん(東京海上日動火災保険株式会社)
「ライフシフト大学では、未来のワクワクだけでなく、不安も一緒にさらけ出して共有できた。これまで自分らしく生きたいと思っていたが、実は‟だれかの夢を応援する”という事が、自分が本当にやりたい事なのではないかと思えた。」
横山 圭子さん(パナソニックホールディングス株式会社)
「ネクストステージへのライフシフトを考える際に多忙に紛れて遭難に近い迷い道を歩く事に。本大学で学びを得て実践を重ねるうちに夢を職業で考えるのではなく、やりたい事をまずやってみて、その結果夢が変わっても良いし、夢の形はひとつではないと柔軟になれた。」
髙橋 正視さん(コンサルティング業界)
「大企業で働くことが人生そのものという時代に入社し、今まで勤め上げた。日々学びが多くチャレンジしやすい今の職場環境のよさに改めて気付く事ができたので、今の会社をもう少し続けてみようと思えた。」

その他にも、起業や国家資格取得など未経験分野への新たな挑戦目標を見つけた方や、自己や今の環境への理解が深まり、現在の職場で新たなやりがいを見い出した方、家族との時間の優先順位が高まった卒業生もいました。

下記のコメントがありました。

  • 「社外の人と交流する中で、これほどまでに濃密で有意義な時間を過ごせたのは、初めてだった。自分の自信もついた。」
  • 「様々な学びがあったがLSUで出会えた方々とのご縁が一番大きな収穫。一緒に起業を検討したい。」
  • 「元々MBAで大学院入学を検討していたが、取得が目的になっていた。LSUを通じて自分の人生という、より重要な視点で学べた。」
  • 「自分の強みを理解しているつもりになっていた。」「定年を機に入学した。今後も80歳現役に向けて学び続けたい。」

<9期生の所属先>

グロービス、産業能率大学総合研究所、住友商事、ソニーベンチャーズ、東京海上日動火災保険、日産自動車、長谷工コーポレーション、パナソニックホールディングス、富士通、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、株式会社Conovate Square、株式会社構造計画研究所、中野教会付属上ノ原幼稚園

現在ライフシフト大学では、第9期(2024年4月入学)の申し込みを3月15日(金)まで受付中です。また多摩大学大学院と提携しており、各期10名の枠まで大学院の講座から一つ選択受講できます。(修了者は単位認定されMBAへの進学時に単位の持ち込みが可能)

多摩大大学院単科講座履修希望の場合は、2月29日(木)締切となります。以下、詳細と募集要項です。

◆当日の様子

<徳岡 晃一郎 理事長>

当日は、ライフシフト大学の創始者・理事長の徳岡からの挨拶と「学びとは何か?」という問いから卒業式がスタートしました。会場からは「人生を豊かにすること」「自分を知る、成長し続けること」「生きる、発見する、新しい自分に出会うこと」「変化に適用し続けるための営み、自分の心を豊かにすること」など、卒業生がそれぞれの言葉で表現しました。

また、LSU学長で電機・電子・情報通信産業経営者連盟(電経連) の元専務理事で現アドバイザーの藤田からの祝辞講演の他、外務省入省後にロシア・中国の日本大使館などで公使を歴任し、現在は立教大学大学院で国際関係論の講師を務めながら複数の大学で修士・博士課程に在籍するなど、現在も学び直しを続けている井出 敬二氏をゲストに迎え、ライフシフトをテーマにした講演を実施しました。

<藤田 英樹学長>
<井出 敬二 氏>

井出氏の特別講演では、内的キャリア・外的キャリアについて説明した他、自ら著書を出版した経験や退任後もイベント参加や文献で語学学習するなどアクティブな活動を紹介。中央アジアなど一部の回族でのみ使用され、中国語とロシア語の理解がなければ研究が難しいドゥンガン語の研究をしたいなど、自身のキャリア・スキルを活かした新たな夢や展望についても語りました。学び直しの意義は「新しい生き方に役立つ。学びを通じて、世界に対して何からの貢献が果たせる」ことであり「一人で学んでもよく分からないことが、相互交流しながら分かるようになる。」と、学ぶ環境の重要性についても自身の経験を基に語りました。

◆ライフシフト大学について

日本唯一のライフシフトに特化したキャンパス。ミドル・シニア層が80歳まで現役で活躍し、人生設計・キャリアデザインをできるようにライフシフト社が独自で開発した「変身資産コンセプト」に基づく5つの能力を伸ばすプログラム構成でカリキュラムを提供しています。

受講生プロファイル・過去参加者所属企業(抜粋)

味の素、東京海上、住友商事、サントリー、ソニー、富士通、オリエンタルモーター、三菱重工、豊田通商、朝日新聞社、キリンホールディングス、JFEスチール、三菱ケミカル、花王、ウシオ電機、マイナビ、田辺三菱製薬、参天製薬、アストラゼネカ、エーザイ、三井住友信託銀行、トヨタファイナンス、城北信用金庫、ベネッセコーポレーション、全日本空輸、ソラシドエア、 バンダイナムコ、TOYO TIRE など多数

徳岡 晃一郎 ライフシフト大学理事長/創始者 CEO

多摩大学大学院名誉教授、知識リーダーシップ研究所所長

東京大学教育学部卒業 。東京大学教養学部卒業。オックスフォード大学経営学修士。

日産自動車人事部、欧州日産、フライシュマン・ヒラード・ジャパンを経て、2006年より多摩大学大学院教授を兼務。2017年に還暦を機に(株)ライフシフトを創業。

人事および社内コミュニケーション、企業カルチャー、リーダーシップ分野を専門とし、MBBやイノベーターシップを一橋大学 野中郁次郎名誉教授とともに提唱している。

藤田 英樹 ライフシフト大学学長

 ㈱ ライフシフト SVP / 電機・電子・情報通信産業経営者連盟 アドバイザー

パナソニックにて、主に営業、グローバルマーケティング、経営企画、渉外と多様な分野に携わり、MIT マサチューセッツ工科大学 経営大学院への留学や駐在員として合計3回、10年間滞米 。その後、電機・電子・情報通信産業経営者連盟の専務理事、産業雇用安定センターの理事、中央職業能力開発協会の理事、中央災害防止協会の幹事として5年に渡り活動後、現在に至る。 東京大学教育学部卒業。

引用元:PR TIMES

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