ヤマザキマリの世界展 ―世界で生きて、世界を描く―

プレスリリース要約

ヤマザキマリの広範な創作活動を振り返る回顧展が開催される。彼女は漫画家、画家、著述家の顔を持ち、14歳で一人でヨーロッパ旅行を経験し、様々な文化を吸収してきた。作品は多様で、『テルマエ・ロマエ』などの作品が人々を魅了し、幅広い表現力と技術を持ち合わせている。展示では、手描き原稿や油彩画、著作活動までを網羅し、2022年に制作した肖像画も公開される。展覧会は2024年4月13日から6月30日まで開催され、関連イベントも多数予定されている。

幼少期の作品から最新作までを公開!「漫画家・画家・著述家」ヤマザキマリのインスピレーションの源泉を探る展覧会

ヤマザキマリ(1967-)は、14歳で初めて一人でヨーロッパを旅して以来、国境のない生き方を続けています。イタリアで学び、その後、世界各地で暮らしながら培ってきた知識と経験は、古代ローマと現代日本の入浴文化をクロスオーバーさせた代表作『テルマエ・ロマエ』などの漫画や、多くのエッセイのなかにさまざまな形であらわれています。幅広い好奇心と旺盛な創作エネルギーによって生み出される作品群は常に多くの人々を魅了し、また確かな技術に支えられたその創作活動は、現役のアーティストや芸術の道を志す多くの人々を刺激し続けます。

この度、そのインスピレーションの源泉がどこにあるのかを探ることを目的として、「漫画家・画家・著述家」という三つの側面から、その広大な世界を俯瞰できる回顧展を開催。幼少期から最新作『続テルマエ・ロマエ』の作品までを公開します。あなたのまだ知らないヤマザキマリの世界をぜひ、お楽しみください。

©ヤマザキマリ
『続テルマエ・ロマエ』  ©ヤマザキマリ/集英社

漫画家として―

ファン垂涎!手描き原稿や、オールカラー漫画の下書きから着彩までの制作過程を間近でじっくり鑑賞できます。最新作「続テルマエ・ロマエ」の作品も初公開。

画家として―

幼少期に描いた絵や10代後半の油彩画など、回顧展ならではの貴重な作品を展示。現在に至るまでの創作活動の原点に迫ります。

2022年に制作した油彩による肖像画3点も公開します。

山下達郎の肖像 ©ヤマザキマリ
『扉の向う側』  🄫ヤマザキマリ/マガジンハウス

著述家として―

単著本から共著本や雑誌記事まで、著作活動を網羅!

世界各地での暮らしや旅で得た思索を記した『国境のない生き方』、 家族について綴ったエッセイ『ヴィオラ母さん』など言葉の海の数々を紹介します。

ヤマザキマリ

漫画家・文筆家・画家。東京造形大学客員教授。1967年東京生まれ。84年にイタリアに渡り、フィレンツェの国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を専攻。比較文学研究者のイタリア人との結婚を機にエジプト、シリア、ポルトガル、アメリカなどの国々に暮らす。2010年『テルマエ・ロマエ』でマンガ大賞2010受賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞受賞。2015年度芸術選奨文部科学大臣賞新人賞受賞。2017年イタリア共和国星勲章コメンダトーレ綬章。著書に『プリニウス』(とり・みきと共著)『オリンピア・キュクロス』『国境のない生き方』『ヴィオラ母さん』『猫がいれば、そこが我が家』『扉の向う側』など。現在、『続テルマエ・ロマエ』を集英社「少年ジャンプ+」で連載中。

🄫ヤマザキマリ/スマイルカンパニー撮影/ノザワヒロミチ

関連イベント

  • ヤマザキマリによる講演会「ヤマザキマリの世界」 4/28(日)
  • 学芸員によるギャラリートーク 4/20(土)・5/26(日)・6/8(土)
  • お菓子で建てる!古代ローマに学ぶ理想のお風呂屋さん 5/5(日)・5/6(月・休)
    (講師:Edible Arch.) 
  • ブックカバー作り!世界に出会う扉を彩る 5/18(土)
    (講師:クラフトマリス)
  • やきもの体験!私の幸せの招き猫 6/15(土)・6/22(土)
    (講師:株式会社陶房杉)
  • 併設レストランOmi  コラボランチメニュー 展覧会会期中
  • 中世ルネサンスブックカフェTür(テューア)  コラボスイーツ  展覧会会期中

詳しくは公式サイトをご覧ください

企画展「ヤマザキマリの世界展 ―世界で生きて、世界を描く―」

会期

2024/4/13(土)~6/30(日)

※会期中、一部展示替えがあります

【前期】4/13(土)~ 5/19(日) 【後期】5/22(水)~ 6/30(日)

休館日

月曜日、火曜日、5/8(水)

※ただし4/29(月・祝)、5/6(月・休)は開館

観覧時間

10:00~17:00(観覧券の販売は16:30まで)

観覧料

高校生以上900円(720円)、中学生以下無料

※( )内は、前売り、高浜市内居住者、20名以上の団体料金

※75歳以上の方、各種障がい者手帳をお持ちの方ほか、割引あり

※前売りは、当館にて販売(期間:3/13(水)~4/12(金))

会場

高浜市やきものの里かわら美術館・図書館(本館)

愛知県高浜市青木町九丁目6-18

公式サイト

https://www.takahama-kawara-museum.com/

主催

高浜市やきものの里かわら美術館・図書館

後援

愛知県教育委員会、高浜市、高浜市教育委員会、高浜市観光協会

学術協力

東京造形大学

協力

株式会社スマイルカンパニー

企画

株式会社広済堂ネクスト

高浜市やきものの里かわら美術館・図書館

高浜市やきものの里かわら美術館・図書館

生産量日本一を誇る三州瓦の中心的な産地・愛知県高浜市にある、かわら美術館と市立図書館が一緒になって「高浜市やきものの里かわら美術館・図書館」となりました。
美術館は、瓦をはじめとした幅広い分野の展覧会や地域連携に重点をおく多様な事業を通して、「みんなで美術館」をキャッチフレーズに、さまざまなひとやコトが集まる場をつくっています。

引用元:PR TIMES

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